研究者情報

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研究キーワード

• 19世紀ー20世紀
• アメリカ文学
• 19th century-20th century
• American Literature

研究分野

• 人文・社会 / ヨーロッパ文学

学歴

• Indiana University, Visiting Scholar at Department of English,, 1991年01月 - 1991年03月
• インディアナ大学大学院, 英文学専攻, 1989年08月 - 1991年01月
• 同志社大学, 文学研究科, 英文学専攻, 1983年04月 - 1985年03月
• 同志社大学, 文学部, 英文学科, 1979年04月 - 1983年03月

学位

• Ｍ．Ａ．, インディアナ大学
• 文学修士, 同志社大学

所属学協会

• 日本ヘンリー・ジェイムズ協会, 2021年, 9999年
• Modern Language Association
• 日本英文学会
• 日本アメリカ文学会
• 日本アメリカ学会
• イーディス・ウォートン学会
• Edith Wharton Society

委員歴

• 役員, 2021年04月 - 現在, 日本ヘンリー・ジェイムズ協会, 学協会
• 評議員, 2011年04月 - 現在, 日本アメリカ文学会関西支部, 学協会
• 代議員, 2023年04月 - 2025年03月, 日本アメリカ文学会, 学協会
• 副支部長, 2021年04月 - 2023年03月, 日本アメリカ文学会関西支部
• 本部事務局幹事, 2015年04月 - 2021年03月, 日本アメリカ文学会, 学協会
• 代議員, 2013年04月 - 2014年03月, 日本アメリカ文学会, 学協会
• 編集委員, 2008年04月 - 2012年03月, 日本アメリカ文学会関西支部, 学協会
• 地区委員, 2007年04月 - 2010年03月, 日本アメリカ文学会関西支部, 学協会

論文

• 「モダニティに生きる女性の主体観念―ジェイムズとウォートンを読む」
  石塚 則子
  『外国語研究』, 95 97 - 116, 2024年12月, 研究論文（研究会，シンポジウム資料等）
• 「Lily Bartのvisibilityと情動」
  石塚 則子
  『英文学研究』支部統合号『関西英文学研究』, 13(14) 25 - 33, 2020年12月, 研究論文（学術雑誌）
• 「活字メディアとしての『ドメスティック・エコノミー』」
  石塚 則子
  『アメリカ研究』, (54) 45 - 66, 2020年04月, 研究論文（学術雑誌）
• 「イーディス・ウォートンの「自分だけの部屋」―『家の装飾』における個の空間」
  石塚 則子
  『同志社大学英語英文学研究』, (100号) 135 - 163, 2019年, 研究論文（大学，研究機関等紀要）
• はじめに
  石塚 則子; イシズカ ノリコ; Ishizuka Noriko
  同志社大学歴史資料館館報 = Museum Report, 同志社大学歴史資料館, (20) n , 2017年06月30日
  

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• “Cosmopolitan or ‘Home’-less?: Henry James's Transcultural and Architectural Imagination"
  石塚 則子
  The Proceedings of The 7th International Conference of the Henry James Society “Jamesian Cultural Anxiety in the East and in the West”, 219 - 225, 2017年, 研究論文（国際会議プロシーディングス）
• 「アンテべラム期の『リパブリカン・ホーム』――住宅建築の発展とドメスティシティの構築――」
  石塚 則子
  『同志社アメリカ研究』, 同志社大学アメリカ研究所, (第53号) 1 - 20, 2017年, 研究論文（大学，研究機関等紀要）
  

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• 「ジェイムズのホームカミング――expatriateから”dispatriate"へ――」
  石塚 則子
  『ヘンリー・ジェイムズ、いま――歿後百年記念論集――』, 167--185 , 2016年, 論文集(書籍)内論文
• 「ウォートンの著述業と建築ー作家としての自己形成と家づくり」
  石塚 則子
  『同志社大学英語英文学研究』, 同志社大学人文学会, (94号) 35 - 65, 2014年, 研究論文（大学，研究機関等紀要）
  

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• 1920年代の「モダンな子どもたち」―Edith WhartonのThe Children
  石塚 則子
  『同志社英語英文学研究』, 同志社大学, 90(90号) 149 - 175, 2013年, 研究論文（大学，研究機関等紀要）
  

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• 「ウォートンの過去を振り返るまなざし―最後の幽霊物語「万霊節」」
  石塚 則子
  『アメリカ文学における「老い」の政治学』, 55 - 76, 2012年, 論文集(書籍)内論文
• 「オールド・ニューヨークの亡霊―イーディス・ウォートンの「ホルバインにならって」」
  石塚 則子
  『同志社大学英語英文学研究』, 同志社大学, 86(86+87号) 27 - 52, 2010年
  

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• 「崩壊から再統合へ―モダニスト・テキストとしての『夜はやさし』」
  石塚 則子
  『同志社大学英語英文学研究』, 同志社大学, 81(81+82) 65 - 86, 2008年, 研究論文（大学，研究機関等紀要）
  

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• 「The Buccaneersの彷徨う人々――Edith Whartonのディアスポラ的視座」
  石塚 則子
  『同志社大学英語英文学研究』, 同志社大学, 79(79号) 39 - 59, 2006年, 研究論文（大学，研究機関等紀要）
  

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• "Practice of Online Chat Communication between Two Countries and across Different Curricula"
  石塚 則子; Ritsuko Saito
  独立行政法人 メディア教育開発センター 『メディア教育研究』, メディア教育開発センター, 2(1) 151 - 158, 2005年, 研究論文（学術雑誌）
• "Questing for a New Concept of Woman's Subjectivity: Comment on Juro OTSUKA, 'Democratic Promise of Social Self in Edith Wharton's House of Mirth'"
  石塚 則子
  Proceedings of The Kyoto American Studies Summer Seminar, July 24-27, 2003, 立命館大学, to be issued in April 193 - 198, 2004年, 研究論文（国際会議プロシーディングス）
• 「まなざしの客体としてのリリー・バートーーThe House of Mirthにおけるジェンダー・ポリティックス」
  石塚 則子
  『同志社大学英語英文学研究』, 同志社大学, 75(75) 45 - 65, 2003年, 研究論文（大学，研究機関等紀要）
  

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• 「『欲望の民主化のアイロニー』--Sister CarrieにおけるDreiserの視座」
  石塚 則子
  日本アメリカ文学会関西支部 『関西アメリカ文学』, (38) 5 - 18, 2002年, 研究論文（学術雑誌）
• 「『商品化される／する』女--『お国の風習』におけるアンディーン・スプラッグ」
  石塚 則子
  『同志社アメリカ研究』別冊１５「アメリカにおける消費文化の発生と展開ーー映像・文学・社会と消費ーー」, 同志社大学, 15 102 - 116, 2000年, 研究論文（大学，研究機関等紀要）
• 「自伝的テクストとしてのHudson River BracketedとThe Gods Arrive」
  石塚 則子
  『同志社大学英語英文学研究』, 同志社大学, 70(70) 137 - 162, 1998年, 研究論文（大学，研究機関等紀要）
  

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• 「世紀転換期の文学市場－－イーディス・ウォートンの場合－－」
  石塚 則子
  『同志社アメリカ研究』, 同志社大学, 34(34) 7 - 22, 1998年, 研究論文（大学，研究機関等紀要）
  

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• "Willa Cather's ‘Open Window' in The Professor's House"
  石塚 則子
  英語英文学研究, 同志社大学, 65(65) 211 - 230, 1995年12月
  

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• "The Rendering of Time and Consciousness : A Study of the Two Texts of Sanctuary"
  石塚 則子
  『関西アメリカ文学』, 28 5 - 25, 1991年, 研究論文（学術雑誌）
• "The Doubling in Edith Wharton's Postwar Fictions"
  石塚 則子
  『アメリカ文学研究』, 28 53 - 76, 1991年, 研究論文（学術雑誌）
• Whartonの『無垢の時代』論-1870年代のニューヨーク上流社会のコードとNewlandの葛藤
  石塚 則子
  『[主流』(同志社大学英文学会), 同志社大学英文学会, 50(50) 77 - 96, 1989年03月, 研究論文（学術雑誌）
  

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• "Henry James's Ironical Drama of Perception in ‘The Beast in the Jungle'"
  石塚 則子
  Doshisha Literature, 同志社大学英文学会, 33(33) 86 - 105, 1988年, 研究論文（学術雑誌）
  

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• MAGGIE AND THE FLAWED MARRIAGES IN THE 'GOLDEN BOWL'
  N KATO
  DOSHISHA LITERATURE-A JOURNAL OF ENGLISH LITERATURE AND PHILOLOGY, 32 56 - 76, 1986年03月, 研究論文（学術雑誌）

書籍等出版物

• ジェンダー事典
  ジェンダー事典編集委員会; 松本, 悠子
  丸善出版, 2024年01月, 分担執筆, 「アメリカ文学」pp. 506-507
• 『ヘンリー・ジェイムズ、いま――歿後百年記念論集』
  石塚 則子; 里見繁美; 中村善雄; 難波江仁美編著
  英宝社, 2016年, 共著, 167－185, 学術書
• 『アメリカ文学における「老い」の政治学』
  石塚 則子; 金澤 哲
  松籟社, 2012年, 共著, 300 55－76, 学術書
• 「シャーロット・パーキンス・ギルマンのメディア戦略―雑誌『フォアランナー』とユートピア小説『ハーランド』―」
  石塚 則子; 山下昇
  英宝社 『メディアと文学が表象するアメリカ』, 2009年, 共著, 394 97-120, 学術書
• "Practice of Online Chat Communication between Two Countries and across Different Curricula"
  石塚 則子; Ritsuko Saito
  Educating for a World View: Focus on Globalizing Curriculum and Instruction, UP of America, 2007年, 共著, 学術書
• 「語られぬ物語の再構築ーーイーディス・ウォートンの『歓楽の家』と『無垢の時代』」
  石塚 則子
  南雲堂『生と表象のはざまでーー葛藤する米英文学』, 2004年, 単著, 28-45, 学術書

講演・口頭発表等

• 「ドメスティシティと個の空間―Edith WhartonのThe House of Mirthの場合」
  石塚 則子
  日本英文学会第１８回関西支部大会, 2023年12月17日, 2023年12月17日, 2023年12月17日
• “The Children’s Hour in Modern Times in Edith Wharton”
  石塚 則子
  第９回ヘンリー・ジェイムズ国際学会, 2023年07月06日, 2023年07月05日, 2023年07月07日, 口頭発表（一般）
• 「女性の空間創出と文学的想像力―アンテベラム期から20世紀転換期の住空間論の変遷」
  石塚 則子
  同志社アメリカ研究所 第1部門研究 「被抑圧者たちの抵抗と再生――アメリカにおける歴史記憶と文学表象」Teamsによるオンライン開催）。論題は, 2021年06月27日, 2021年06月27日, 2021年06月27日, 口頭発表（一般）
• 「イーディス・ウォートンとドメスティック・スペース――The Decoration of Housesにおける住居論」
  石塚 則子
  日本アメリカ文学会中部支部, 2018年04月21日, シンポジウム・ワークショップパネル（指名）, 第35回日本アメリカ文学会中部支部大会 シンポジウム「イ―ディス・ウォートンの文化的視座とノンフィクション」愛知大学名古屋キャンパス
• 「アンテべラム期のふたつのドメスティシティ論――Andrew Jackson DowningとCatharine Beecherの住居観」
  日本アメリカ文学会関西支部11月例会, 2017年11月04日, 口頭発表（一般）
• “Cosmopolitan or ‘Home’-less?: Henry James's Transcultural and Architectural Imagination"
  The 7th International Conference of the Henry James Society “Jamesian Cultural Anxiety in the East and in the West”, 2017年
• 「ウォートン作品における『家』と ジェンダー・ポリッティクス」
  石塚 則子
  京都大学大学院人間・環境学研究科 大学院コロキアム, 2013年11月29日, 京都大学
• 「モダンな子どもたち」と1920年代―Edith WhartonのThe Children
  日本アメリカ文学会関西支部7月例会（ウォートン・ミニシンポ）, 2012年
• "Modern Children" and the 1920s in Edith Wharton's The Children
  Kansai Branch of the American Literature Soceity of Japan, 2012年
• “A Search for a New Subjectivity in Transcultural Contexts: Edith Wharton’s Sense of Dislocation in Her Later Years”
  ALA(American Literature Association)第22回年次大会 (ボストン） Session 8-L "American Writers Abroad: 1850-1950", 2011年
• “A Search for a New Subjectivity in Transcultural Contexts: Edith Wharton’s Sense of Dislocation in Her Later Years”
  The 22nd Conference of ALA (American Literature Association) in Boston Session 8-L "American Writers Abroad: 1850-1950", 2011年
• 「Edith Whartonの「万霊節」における過去を振り返るまなざし」
  第52回日本アメリカ文学会関西支部大会のフォーラム「アメリカ文学における老いの諸相」, 2008年
• “Edith Wharton’s Backward Glance in ‘All Souls’”
  The 52nd Annual Conference of Kansai Branch, The American Literature Society of Japan Symposium "Aging in American Literature", 2008年
• 「The BuccaneersにおけるWhartonのディアスポラ的視座」
  日本アメリカ文学会関西支部11月例会, 2005年
• "Wharton's Diasporaic View in The Buccaneers"
  Kansai, The American Literature Society of Japan (November Meeting), 2005年
• 「異文化間、異カリキュラム間におけるオンライン・コミュニケーションの実践」,“Practice of Online Chat Communication between Two Countries and across Different Curricula"（共同発表）
  第11回WCCI(World Council for Curriculum and Instruction)国際学会（オーストラリア）, 2004年, 口頭発表（一般）
• Saito, Ritsuko・Noriko Ishizuka,“Practice of Online Chat Communication between Two Countries and across Different Curricula"
  The 11th Convention of WCCI, 2004年
• “Questing for a New Concept of Woman's Subjectivity: Comment on Juro OTSUKA ‘Democratic Promise of Social Self in Edith Wharton's House of Mirth'”
  第8回京都アメリカ研究夏期セミナー 第3部門（アメリカ文学）第2ワークショップ, 2003年
• “Questing for a New Concept of Woman's Subjectivity: Comment on Juro OTSUKA ‘Democratic Promise of Social Self in Edith Wharton's House of Mirth'”
  The 8th Kyoto American Studies Summer Seminar Section III: Literature, Workshop Two, 2003年
• 「まなざしの交錯―ソーシャル・パラサイトとしてのLily Bart」
  第40回日本アメリカ文学会全国大会, 2001年
• "Lily Bart as a Social Parasite"
  The 40th Annual Convention of The American Literature Society of Japan, 2001年
• 「消費文化社会に対するDreiserのまなざし―Sister Carrieの場合」
  日本英文学会第72回大会 第６部門シンポジウム「アメリカ文学と消費文化社会」, 2000年
• "Dreiser's View of Consumer Culture
  The 6th Symposium "American Literature and Consumer Culture" The 72nd Annual Convention of The English Literary Society of Japan, 2000年
• 「The Custom of the CountryのUndine Spragg－『商品化される／する女』」
  第38回日本アメリカ文学会全国大会, 1999年
• Undine Spragg of The Custom of the Country as a "Commodified/Commodifying Woman"
  The 38th Annucal Convention of The American Literature Soceity of Japan, 1999年
• 「『気ままな素人からプロの作家へ』―イーディス・ウォートンの商業的成功」
  同志社大学アメリカ研究所第一部門研究報告, 1998年
• "'From a Drifting Amateur into a Professional": Edith Wharton's Commercial Success in Literature"
  The International Institute of American Studies, 1998年
• 「CatherのThe Professor's Housesにおける時間と空間」
  第33回日本アメリカ文学会全国大会, 1994年
• "Time and Space in Willa Cather's The Professor's Houses"
  The 33rd Annual Convention of the American Literature Society of Japan, 1994年
• ｢Edith Whartonの第一次世界大戦後の小説とその人物構成｣
  第30回日本アメリカ文学会全国大会, 1991年
• ｢分断された自己--Edith Whartonの1920年代前半の小説についての一考察｣
  日本アメリカ文学会関西支部9月例会, 1991年
• Edith Wharton's Novels and the Charactes after the World War I
  The 30th Annual Convention of the American Literature Society of Japan, 1991年
• "Divided Selves in Edith Wharton's Novels in Early 1920s"
  Kansai, The American Literature Society of Japan, 1991年

Works（作品等）

• 『クリス・ボルディック選 ゴシック短編小説集』編共訳（春風社）
  Artistic activity, 2012年

共同研究・競争的資金等の研究課題

• 20世紀転換期の新しい女性小説と住空間の関係性―ウォートンとギルマンの場合
  石塚 則子
  ウォートンの第1次世界大戦後に書かれた代表作『無垢の時代』における住空間のメタファー、およびプライベート空間と主要な登場人物の身体性の関係性について、令和2年に国際ウォートン学会で発表する予定であったが、コロナ禍のため次回は令和5年と決定された。今年の開催を想定していたが、ニューヨークでのウォートン研究家との意見交換やリサーチを中止せざるをえなくなった。ニューヨーク市でのリサーチについては、翌年令和5年度に先送りし、マテリアル・フェミニズム関連の論考や女性の主体性と空間の関連性についての資料収集を進めた。令和４年度の研究成果としては、以下の研究発表1件と『ジェンダー事典』（丸善出版、2022年12月刊行予定）の項目「アメリカ文学」の執筆である。 同志社大学アメリカ研究所 第1部門研究 「被抑圧者たちの抵抗と再生―アメリカにおける歴史記憶と文学表象」において、研究発表を行った（2021年6月27日Teamsによるオンライン開催）。論題は「女性の空間創出と文学的想像力―アンテベラム期から20世紀転換期の住空間論の変遷」である。前回の科研のテーマ（「ウォートンの創作と建築の連携―空間の創出から文学的想像力へ」）の成果を概略し、1830年代から20世紀転換期までのアメリカの住空間論の歴史的文脈にウォートンの住空間論を再定置し、今後の展開として世紀末のマテリアル・フェミニズムについても言及した。 『ジェンダー事典』では、「アメリカ文学」の項目を担当した。主にアメリカ独自の文学市場が確立する19世紀中葉から現代にいたるフェミニズム文学を概観した。 学会活動においては、日本英文学会全国大会とアメリカ文学会関西支部例会において、本研究のテーマと関連性の深い発表の司会を行い、ウォートン論や世紀末の住空間論について有益な意見交換ができた。, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 2021年04月 -2024年03月, 基盤研究(C), 同志社大学
• ウォートンの創作と建築の連携―空間の創出から文学的創造力へ
  基盤研究（Ｃ）（一般）, 2016年, 競争的資金
• アメリカ文学と「老い」の政治学
  金澤 哲; 柏原 和子; 石塚 則子; 塚田 幸光
  「老いの政治学」とは、1990年代からのアメリカにおけるフェミニズムの立場からの新たな「老い」理解を踏まえ、「老い」を文化的に構成されるものとしてとらえ、そこから可能になる種々の「老い」の姿の選択と社会的「老い」のイデオロギーとの緊張関係をいう概念である。本研究は日本で初めてこの概念を提唱し、さらに論文集『アメリカ文学における老いの政治学』の刊行によって、学会に大きな影響を与えた。, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 2010年 -2012年, 基盤研究(C), 京都府立大学
• 19^th-20^th century American Literature
  競争的資金
• 19世紀及び20世紀アメリカ小説
  競争的資金