興津 真理子
オキツ マリコ
心理学部心理学科
博士前期課程教授
Last Updated :2025/04/29

研究者情報

研究キーワード

  • カップルセラピー
  • 家族関係
  • グリーフケア
  • 家族造形法

研究分野

  • 人文・社会 / 臨床心理学

経歴

  • 同志社大学, 心理学部, 教授, 2013年04月 - 現在
  • 同志社大学, 心理学部, 准教授, 2009年04月 - 2013年03月
  • 神戸学院大学, 人文学部人間心理学科, 准教授, 2007年04月 - 2009年03月
  • 聖泉大学, 人間学部人間心理学科, 専任講師, 2003年04月 - 2007年03月
  • 福岡県立大学, 人間社会学部人間形成学科, 助手, 2000年09月 - 2003年03月

学位

  • 修士(心理学), 同志社大学

所属学協会

  • 日本精神分析学会
  • 日本発達心理学会
  • 日本感情心理学会
  • 日本心理臨床学会
  • 日本心理学会
  • 日本家族心理学会

MISC

  • 両親間葛藤認知がもたらす青年の自己表現の在り方及び結婚観への影響
    後藤美結; 山田哲子; 興津真理子
    Doshisha Clinical Psychology: Therapy and Research, 13(1) 17 - 30, 2023年12月
  • 家族造形法を用いた事例検討会 ―家族療法家のためのトレーニングとしての有用性
    堀江 幸代; 興津 真理子
    心理臨床科学, 4 53 - 61, 2014年
  • 家族造形法による空間的距離と質問紙による心理的距離との関連について
    興津 真理子
    同志社大学心理臨床科学, 心理臨床科学編集委員会, 2(1) 49 - 56, 2012年12月15日
  • 異なる現場,技法を結ぶもの ―表象・相互作用・関係性―
    興津 真理子
    神戸学院大学心理臨床カウンセリングセンター紀要, 1 15 - 21, 2008年
  • 幼児を持つ母親のサポート・ネットワーク-三世代家族と核家族との比較.
    興津 真理子
    福岡県立大学人間社会学部紀要, 福岡県立大学, 11(1) 61 - 72, 2002年
  • 母親による子どもの賞罰に及ぼす父方祖母・母方祖母の影響.
    興津 真理子; 浜 治世
    心理学研究, Japanese Psychological Association, 68(4) 281 - 289, 1997年
  • 家族造形法の深度(8)
    興津 真理子
    対人援助学会 対人援助マガジン, (8) 130 - 133

書籍等出版物

  • 健康心理学事典
    日本健康心理学会
    丸善出版, 2019年10月, 家族関係 pp.368-369
  • あなたと生きる発達心理学 : 子どもの世界を発見する保育のおもしろさを求めて
    藤崎, 亜由子; 羽野, ゆつ子; 渋谷, 郁子; 網谷, 綾香
    ナカニシヤ出版, 2019年05月, 大人も発達するの?―成人期,老年期の発達と家族支援 pp. 73-83
  • ペアレントトレーニングと家族の変化 『ペアレントトレーニング実践ガイドブック』
    あいり出版, 2011年
  • 発達障害児のペアレント・トレーニング 『子どものこころを育む発達科学 ―発達の理解・問題解決・支援のために―』
    北大路書房, 2008年

講演・口頭発表等

  • 家族介護への関わりが扶養意識に与える影響に関する検討
    杉本佳隆; 興津真理子; 伊藤大輔
    日本心理学会第 87 回大会, 2023年
  • 家族造形法における親からのサポートの程度の表現と家族理解の変化に関する検討
    鈴木田英里; 興津真理子; 山根隆宏
    日本発達心理学会第31回大会, 2020年, 2020年, 2020年
  • 家族の就寝形態と母子関係および夫婦関係との関連
    興津 真理子
    日本発達心理学会第23回大会, 2012年, 名古屋国際会議場
  • 家族造形法に関する基礎的研究 ―造形法における人物間の距離と心理尺度との関連―
    興津 真理子
    日本家族心理学会第29回大会, 2012年, 東京学芸大学
  • グループ体験における感情変動が 自他イメージに及ぼす影響 ―構成的グループ・エンカウンターを用いて―
    興津 真理子
    日本心理学会第76回大会, 2012年, 専修大学
  • 構成的グループ・エンカウンター体験による感情状態の変化 ―セッションの進行に伴う感情の変化および感情変動と自他認知の変化との関連について―
    興津 真理子
    日本心理学会第75回大会, 2011年, 日本大学
  • 夫婦間の呼称表現の変化と夫婦関係満足度との関連
    興津 真理子
    日本発達心理学会第20回大会, 2009年, 日本女子大学
  • 反抗期経験が青年の親子関係の認識に与える影響
    興津 真理子
    日本心理学会第72回大会, 2008年, 北海道大学

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 感情表出性の祖父母-父母-孫における世代間伝達に関する研究
    興津 真理子
    本研究では,祖父母-父母-孫における感情表出性の世代間伝達について検討したものである.まず、家族の感情表出性を測定する質問紙(Family Expressiveness Questionnaire ; Halberstadt,1986)の日本語版(日本語版FEQ)を作成した.これを用い,母親の感情表出性と,幼稚園での自由遊び場面における,幼児の感情表出についての観察データ関連について検討した結果,母親の感情表出性の影響の仕方は子どもの感情表出チャンネル(発話・行動・表情)によって異なっていた.しかし,母親のネガティブな表出性のみが高い場合には,いずれにおいても子どもの感情表出はネガティブなものとなっていた.このことから,ネガティブ表出性だけが高い場合は次世代へとこの傾向が伝達されやすいことが示唆された. また,「家族における感情表出質問紙」を独自に作成し,予備調査とそれに基づく尺度の改良を行った.31の感情について,それぞれ(1)家族の中で感じる程度,(2)家族の中でどの程度表現してきたか,(3)家族の中で表現することを抑えてきた程度,(4)家族同士で表現し合う程度を尋ねる質問紙を作成,大学生に実施した.併せてFamily Assesment Test(FAST)も実施した。家族の感情表出について家族形態(三世代家族・核家族)による違いを検討を行ったところ,核家族では喜びの感情を抑制し,三世代家族では,落胆,苦しみ,罪悪感,敵意,恐れ,憎しみ,嫌悪,軽蔑といったネガティブ感情を抑制し,幸せ,愛情といったポジティブ感情を核家族よりも家族同士で表現していた。一方FASTについて検討したところ,現実の家族における親密性と階層性から判断される家族構造タイプについて,核家族は調和型,非調和型,中間型がほぼ同数見られたが,三世代家族では中間型が多く,調和型,非調和型が少ないという結果が得られた。 以上の結果から,三世代家族はネガティブ感情を抑制し,家族同士でポジティブな感情を表出することによって,極端に良い,もしくは悪い家族関係ではなく,ほどほどに良い家族関係をつくりだしていることが示唆された。, 文部省科学研究費補助金(若手研究B), 科学研究費助成事業, 2001年 -2002年, 研究代表者, 競争的資金, 若手研究(B), 福岡県立大学
  • 家族造形法が家族関係のメンタライゼーションに及ぼす影響
    競争的資金