京都における地域史研究の課題―今村家文書調査の歩みを手がかりに―
日本史研究, (678) 42 - 60, 2019年02月
新自由主義時代の博物館と文化財 地方文書の日常的な収集・保存体制の構築に向けて : 京都の歴史資料保存活用の現状と課題
小林 丈広
日本史研究, 日本史研究会, (635) 52 - 61, 2015年07月
幕末維新期京都における都市振興策と公共性 : 近世都市経営論の可能性 (2012年度 日本史研究会大会特集号 大会テーマ 時代像構築のために : 80年代研究の歴史的地平をとらえる) -- (近世史部会共同研究報告)
小林 丈広
日本史研究, 日本史研究会, (606) 98 - 120, 2013年02月
新自由主義時代の博物館と文化財 京都の町研究の現状について--町共有文書をめぐって
小林 丈広
日本史研究, 日本史研究会, (578) 59 - 65, 2010年10月
都市祭典と政治--都市間競争時代の歴史意識 (2005年度日本史研究会大会に向けて 大会テーマ 歴史的環境と自己意識) -- (共同研究報告 第二会場 近世史・近現代史合同部会)
小林 丈広
日本史研究, 日本史研究会, (517) 17 - 19, 2005年09月
京都秦家 町家の暮らしと歴史
岩波書店, 2024年, 共著
京都の歴史を歩く
岩波書店, 2016年, 共著
明治維新と思想・社会
有志舎, 2016年, 共編者(共編著者)
京都における歴史学の誕生―日本史研究の創造者たち―
ミネルヴァ書房, 2014年, 編者(編著者)
近代日本と公衆衛生―都市社会史の試み―
雄山閣出版, 2001年, 単著
京都町式目集成(叢書京都の史料3)
京都市歴史資料館, 1999年, 単著
明治維新と京都―公家社会の解体―
臨川書店, 1998年, 単著
障害史構築にむけた学際的資料研究 ー比較史的観点からー
高野 信治; 細井 浩志; 山本 聡美; 小山 聡子; 藤本 誠; 鈴木 則子; 東 昇; 瀧澤 利行; 小林 丈広; 赤司 友徳; 山田 嚴子; 福田 安典; 吉田 洋一; 大島 明秀; 高久 彩
日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 2024年04月 -2029年03月, 基盤研究(A), 九州大学
歴史学と地域社会の関係をめぐる基礎的研究―京都と南山城地域を対象に―
小林 丈広
本研究が採択された時点で、別の研究課題が新型コロナ感染症流行の影響で延期が認められたため、今年度は別の研究課題の遂行に注力し、本研究に着手することができなかった。
ただ、本研究の費用は用いていないが、研究対象となる南山城地域の調査はすでに開始しており、研究協力者との連携も深めつつある。, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 2021年04月 -2024年03月, 基盤研究(C), 同志社大学
歴史学の成り立ちをめぐる基礎的研究―京都史学史の視座から―
小林 丈広
今年度も昨年度に引き続きコロナの影響を受けたが、感染状況を見ながら、研究会の開催、出張調査、史料整理などを積極的に計画し、実施した。
本研究の費用を用いて行った研究や調査としては、京都市、京田辺市、亀岡市など府下一円、広島市や埼玉県の文書調査に関する情報収集、京都府や奈良県、三重県など各地の現地調査、東京都内のいくつかの特別区の資料館・文書館の調査などがあげられる。また、継続的に調査に協力している寺院の調査についても、先方の都合により対応が分かれた。年度内もほぼ変更なく調査を継続できた寺院もある一方、現地での調査は延期し、これまで収集した史料の整理や翻刻に重点を置いたところもあった。
また、2019年10月に行われた地方史研究協議会京都大会の成果論集については、書評を兼ねた研究会を実施し、今後の研究活動の方向性についても検討した。その他、研究協力者が独自に行った調査としては、京都市歴史資料館、京都大学大学文書館などに対するものがあり、その費用の一部を本研究から補助することができた。, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 2017年04月 -2023年03月, 基盤研究(C), 同志社大学
近代都市制度の基礎的研究-「区」をめぐって
小林 丈広
本研究は、近代日本の地方自治と行政制度の歴史の中でも、これまで十分な研究がなされてこなかった都市制度に関する基礎的研究を行うことを課題とした。これまで、近代日本の都市制度研究といえば、1889年の市制施行以降を対象にするものに限られており、それ以前の都市制度についての関心は弱い。そこで本研究では、近世から近代初頭にかけての都市制度を検討する。具体的には、1878年に制定された郡区町村編制法の中で、近代日本の都市制度として初めて創設された「区」に着目し、その実態を明らかにしようとした。
そこでまず、京都・東京・金沢などで予備調査を実施し、史料の所在状況に見当を付けた上で、全国の主要都市について本格的な調査を実施した。調査はまず書類や電話などで関係する行政文書などの所在状況を確認し、手がかりを得られた都市から順次訪問調査を行った。調査を実施した主な都市は、前述の都市以外では、名古屋・仙台・秋田・新潟・静岡・熊本などで、とくに仙台・金沢・新潟などでは貴重な文書類を見つけることができるなど、大きな成果を得た。
ただ、いくつかの都市では史料に関する情報を得ることすらできず、調査を行うことができた都市でもその保存状態は十分といえるものではなかった。そこで、文書の保存や公開などの実態を考える上で、参考となる地域の調査も並行して行い、各地で意見交換も行った。, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 2009年 -2011年, 基盤研究(C)
共に生きる地域研究の可能性
近代日本における都市制度形成過程の総合的研究
競争的資金
歴史学の成り立ちをめぐる基礎的研究―現場と公共性―
競争的資金