佐藤 由梨
サトウ ユリ
法学部法律学科
准教授
Last Updated :2025/04/25

研究者情報

      科研費研究者番号

      30823372

    研究分野

    • 人文・社会 / 刑事法学

    経歴

    • 同志社大学, 法学部 法律学科, 准教授, 2021年04月 - 現在
    • 同志社大学, 法学部 法律学科, 助教, 2018年04月 - 2021年03月

    学歴

    • 同志社大学, 法学研究科, 博士(後期)課程, - 2018年03月
    • 同志社大学, 法学研究科, 博士(前期)課程, - 2015年03月
    • 同志社大学, 法学部, 法律学科, - 2013年03月

    所属学協会

    • 日本被害者学会
    • 日本刑法学会

    論文

    • アメリカ刑事手続における二重の危険の原則の「危険」の意義
      佐藤由梨
      同志社法学, 74(1) 451 - 507, 2022年04月
    • 少年法における逆送と移送の判断基準についての一考察-少年が2度逆送された事例を契機に-
      佐藤由梨
      同志社法学, 72(7) 839 - 881, 2021年02月
    • 少年法における刑事処分相当性・保護処分相当性についての一考察:アメリカ少年司法との比較から
      佐藤由梨
      同志社法学, 71(6) 1945 - 1995, 2020年01月
    • アメリカ刑事手続における二重の危険の原則と新証拠に基づく再審:コモン・ロー諸国における不利益再審を許容する立法の動きとの比較
      佐藤由梨
      同志社法学, 71(4) 1347 - 1385, 2019年09月
    • アメリカ刑事手続における瑕疵ある無罪判決と二重の危険の原則
      佐藤由梨
      同志社法学, (397) 237 - 281, 2018年03月
    • イギリス刑事手続における『二重の危険の原則』
      佐藤由梨
      同志社法学, (386) 103 - 227, 2016年11月

    MISC

    • 控訴審による第1審無罪判決破棄・有罪自判のための事実の取調べの要否[最高裁令和5.6.20第一小法廷決定]
      佐藤由梨
      法学教室, (517) 134 - 134, 2023年10月
    • 日野町事件第2次再審請求開始決定に対する即時抗告棄却決定[大阪高裁令和5.2.27]
      佐藤由梨
      法学教室, (514) 123 - 123, 2023年07月
    • 押収物還付請求権の濫用(最一小決令和4・7・27)
      佐藤由梨
      ジュリスト臨時増刊『令和4年度重要判例解説重要判例解説』, (1583) 152 - 153, 2023年04月
    • 押収拒絶権が行使されたにもかかわらず捜索が実施されたことの違法性が争われた事例[東京地裁令和4.7.29判決]
      佐藤由梨
      法学教室, (511) 138 - 138, 2023年04月
    • 任意同行後、被疑者をホテルに6夜にわたり宿泊させ、捜査官が常に被疑者の客室の前付近で警戒を続けていたなどの事実関係と実質的な逮捕の是非[富山地裁令和2.5.30刑事部決定]
      佐藤由梨
      刑事法ジャーナル, (75) 126 - 131, 2023年02月
    • 弁護人が辞任して定められた期間内に上告趣意書が差し出されなかった事例[最高裁令和4.7.20第三小法廷決定]
      佐藤由梨
      法学教室, (507) 144 - 144, 2022年12月
    • 強制採尿令状の発付に違法があっても尿の鑑定書等の証拠能力は肯定できるとされた事例[最高裁令和4.4.28第一小法廷判決]
      佐藤由梨
      法学教室, (504) 125 - 125, 2022年09月
    • 業務上占有者の身分を有しない者が,その身分を有する共犯者の横領行為に共同正犯として加功した場合の公訴時効期間[東京高裁令和3.5.21判決]
      佐藤由梨
      法学教室, (499) 105 - 105, 2022年04月
    • 違法収集証拠の主張があった場合の収集手続の違法の判断[最高裁令和3.7.30第三小法廷判決]
      佐藤由梨
      法学教室, (495) 155 - 155, 2021年12月
    • 少年審判における職権証拠調べと家庭裁判所の合理的裁量[東京高裁令和元.10.16決定]
      佐藤由梨
      法学教室, (491) 158 - 158, 2021年08月
    • 公判前整理手続後の訴因変更の許否[高松高裁令和元12.24判決]
      佐藤由梨
      法学教室, (487) 158 - 158, 2021年04月
    • 任意同行後の宿泊を伴う取調べ[富山地裁令和2.5.30決定]
      佐藤由梨
      法学教室, (483) 168 - 168, 2020年12月
    • 一定期間内に反復累行された暴行による傷害の訴因の特定[大阪地裁令和2.2.12判決]
      佐藤由梨
      法学教室, (479) 146 - 146, 2020年08月
    • 裁判員裁判の死刑判決を量刑不当で破棄し無期懲役とした控訴審判決を維持した事例[最高裁令和元.12.2]
      佐藤由梨
      法学教室, (475) 132 - 132, 2020年04月
    • A・アシュワース&J・ホーダー『刑法の原理(第7版)』(3)
      佐藤由梨
      同志社法学, 69(6) 55 - 87, 2018年01月
    • 少年につき禁錮以上の刑に当たる罪として家庭裁判所から少年法20条1項の送致を受けた事件をそれと事実の同一性が認められる罰金以下の刑に当たる罪の事件として公訴を提起することの許否(最判平成26年1月20日平成25年(さ)第4号 刑集68巻1号79頁)」
      佐藤由梨
      同志社法学, 同志社法学会, 69(1) 247 - 278, 2017年05月

    書籍等出版物

    • なぜ、無実の人が罪を認め、犯罪者が罰を免れるのか : 壊れたアメリカの法制度
      Rakoff, Jed; 川崎友巳; 宮木康博; 堀田周吾; 安井哲章; 佐藤由梨
      中央公論新社, 2024年02月, 共訳, 5章、6章、13章後半
    • イギリス刑法の原理
      アンドリュー・アシュワース; ジェレミー・ホーダー
      成文堂, 2021年02月, 共訳, 第3章

    共同研究・競争的資金等の研究課題

    • 犯罪収益規制に関する総合的研究
      佐藤 拓磨; 山田 慧; 佐藤 由梨; 久保 英二郎; 松原 和彦; 川崎 友巳; 橋本 広大; 樋口 亮介; 横濱 和弥; 桑島 翠
      日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 2023年04月 -2028年03月, 基盤研究(B), 慶應義塾大学
    • 交通犯罪予防の多角的研究―陸海空の総合的規制を目指して
      川本 哲郎; 山田 慧; 奥村 正雄; 奥田 菜津; 佐藤 由梨; 濱田 毅; 松原 久利; 河村 博; 十河 太朗; 川崎 友巳; 洲見 光男; 梶 悠輝; 古江 頼隆
      交通犯罪対策について、研究代表者が、「認知症などの疾病と交通犯罪」、「あおり運転の抑止に向けて」、「交通犯罪の被害者」に関する論文を収めた「新版 交通犯罪対策の研究」を公刊した。それに加えて、研究全体として、今年度は主に、交通犯罪に関連する刑法基礎理論の研究を行った。具体的には、刑法の不作為犯、過失犯などをに取り組み、数本の論文を公表した。また、イギリス刑法の代表的な教科書の翻訳書を公刊した。新型コロナウイルス感染症まん延のため、海外の調査研究が実施できなくなったが、今後の海外の調査研究を充実させるための基礎研究を行ったことには十分な意義が認められる。 業績として公表されていないが、研究テーマである「交通犯罪予防の多角的研究」については、自動運転車の開発が進んでおり、自動運転化が進んだ場合の事故とについての法的な責任が問題となったことから、研究代表者がマスコミからの取材に応えた。したがって、この分野の研究をさらに進めたい。 また、ドローンの進化にも目覚ましいものがあり、ドローンによって人間を運ぶことが可能になる時代が近づいている。そのときの、操縦免許の在り方や事故時の法的責任についても研究を重ねていく予定である。 海外の調査研究については、2019年度に、イギリスの研究者(オックスフォード大学名誉教授)を日本に招聘して研究会と講演会とを開催しており、また、中国の2つの大学(清華大学、雲南大学)において研究代表者が講演を行った。イギリスと中国との交流は数十年前から継続しているものなので、新型コロナウイルス感染症の流行が終息すれば、これまでの蓄積を生かして、調査研究を行う予定である。, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 2019年04月 -2022年03月, 基盤研究(B), 同志社大学