濱 真一郎
ハマ シンイチロウ
法学部法律学科
博士後期課程教授
Last Updated :2025/04/27

研究者情報

研究キーワード

  • 自由論
  • 価値多元論
  • リベラリズム
  • theory of liberty
  • value-pluralism
  • liberalism

研究分野

  • 人文・社会 / 基礎法学 / 法哲学

経歴

  • 同志社大学法学部 教授, Faculty of Law, 2009年04月 - 現在
  • 同志社大学法学部 准教授, Faculty of Law, 2007年04月 - 2009年03月
  • 同志社大学法学部 助教授, Faculty of Law, 2003年04月 - 2007年03月
  • 同志社大学法学部 専任講師, Faculty of Law, 2000年04月 - 2002年03月
  • 同志社大学法学部 助手, Faculty of Law, 1999年04月 - 2000年03月

学歴

  • 同志社大学, 法学研究科 博士後期課程, 公法学専攻, 1995年04月 - 1999年03月
  • エディンバラ大学, LL. M. 課程, 1997年 - 1998年
  • 同志社大学 法学研究科 博士前期課程, 公法学専攻, 1993年04月 - 1995年03月
  • 早稲田大学, 法学研究科, 基礎法学専攻, 1992年04月 - 1993年03月
  • 早稲田大学, 法学部, 1988年04月 - 1992年03月

学位

  • 博士(法学), 同志社大学
  • LL. M., エディンバラ大学
  • 修士(法学), 同志社大学

所属学協会

  • イギリス哲学会
  • 日本法社会学会
  • 法哲学・社会哲学国際学会連合(IVR)日本支部
  • 日本法哲学会

委員歴

  • 理事, 2011年11月 - 現在, 日本法哲学会, 学協会
  • 監事, 2007年11月 - 2011年11月, 日本法哲学会, 学協会, 日本法哲学会

受賞

  • 2009年度日本法哲学会奨励賞(2008年期著書部門)
    2009年, 日本
  • 第6回天野和夫賞
    2008年, 日本

論文

  • 法体系の範囲と継続性について――ジョセフ・ラズの議論を手がかりとして
    濱 真一郎
    浅野有紀・原田大樹・藤谷武史・横溝大編著『グローバル法・国家法・ローカル法』(弘文堂), 217 - 237, 2025年03月
  • 法と道徳には必然的な結びつきがあるか
    濱 真一郎
    重松博之・高橋洋城・中山竜一・吉岡剛彦編集委員『法の理念と現実(酒匂一郎先生古稀記念論文集)』(成文堂), 237 - 248, 2024年09月
  • 政治的自由の概念とその複数の捉え方――コンスタン、バーリン、ロールズ
    濱 真一郎
    桐山孝信・本多滝夫・ 奥野恒久・的場かおり 編『民主主義の深化と真価――思想・実践・法』(文理閣), 75 - 87, 2024年03月
  • 「現代法実証主義」提題趣旨
    濱 真一郎
    日本法哲学会編『現代法実証主義(法哲学年報2022)』(有斐閣), 1 - 9, 2023年10月
  • 政策的思考の二つの理解と法、政治、政策の自立性
    濱 真一郎
    田中成明・足立幸男編著『政治における法と政策――公共政策学と法哲学の対話に向けて』(勁草書房)。, 41 - 55, 2023年09月
  • バーリンのリベラリズムと政治的自由の観念――アラン・ライ アンの議論を手がかりにして
    濱 真一郎
    同志社法学, 74(2) 59 - 83, 2022年05月
  • 承認のルールが示す基準について――髙橋秀治教授の書評への応答の試み
    濱真一郎
    法の理論, 40 249 - 260, 2021年12月
  • ハリネズミの復権――R. ドゥオーキンのバーリン批判
    濱真一郎
    思想, (1166号) 113 - 126, 2021年06月
  • ロールズ正義論における政治的自由の位置づけ ――コンスタン=バーリンのリベラルな伝統との関連で
    濱真一郎
    社会科学研究, 71(1) 21 - 42, 2020年06月
  • 法の概念と性質について
    濱真一郎
    酒匂一郎ほか編集委員『市民法学の新たな地平を求めて――法哲学・市民法学・法解釈学に関する諸問題(篠原敏雄先生追悼論文集)』, 163 - 173, 2019年08月
  • H. L. A. ハートの司法的裁量論の再検討――スペインでの講義(1979年)を素材として
    濱 真一郎
    同志社法学, 70(4) 395 - 458, 2018年11月
  • 法理論の普遍性について――ジョセフ・ラズの議論を手がかりとして
    濱 真一郎
    同志社法学, 69(8), 2018年03月
  • H. L. A. ハートの未発表論文「裁量」(1956年)について
    濱 真一郎
    同志社法学, 69(7) 395 - 459, 2018年02月
  • アイザィア・バーリンのナショナリズム論
    濱 真一郎
    同志社法学, 69(5) 65 - 96, 2017年11月
  • バーリン自由論とゲルツェン――ロシアにおけるドイツ・ロマン主義
    濱真一郎
    同志社法学, 68巻(8号) 1 - 21, 2017年03月
  • バーリン『二つの自由概念』の原型 中村浩爾ほか編『社会変革と社会科学――時代と対峙する思想と実践』(昭和堂)所収
    濱真一郎
    138 - 152, 2017年03月
  • バーリンにおける決定論と自由について――「歴史の必然性」(1953年)との関連を踏まえて
    濱真一郎
    同志社法学, 68(6) 43 - 66, 2017年01月
  • バーリンの思想史研究の方法――文化史にかんする議論を素材として
    濱真一郎
    同志社法学, 68(5) 77 - 101, 2016年11月
  • バーリン自由論の形成――ルソーとカントの解釈をめぐって 角田猛之・市川靖久・亀本洋編『法思想の現代的諸問題(竹下賢先生古稀記念論集)』(晃洋書房)所収
    濱真一郎
    24 - 33, 2016年11月
  • 憲法および違憲審査の正統性と憲法解釈――アンドレイ・マーモーの議論を素材として 布川玲子・髙橋秀治編著『司法権の法哲学的研究』(日本評論社)所収
    濱真一郎
    121 - 162, 2016年10月
  • バーリンの思想史研究の基本枠組――西洋政治思想史における三つの転換点と反啓蒙主義
    濱真一郎
    同志社法学, 68(4) 113 - 150, 2016年09月
  • バーリン『自由とその裏切り』(1952年)を読む
    濱真一郎
    同志社法学, 68(3) 103 - 134, 2016年07月
  • バーリン自由論の源流――「習作(torso)」としての『ロマン主義時代の政治思想』(1952年)
    濱 真一郎
    同志社法学, 68(2) 1 - 27, 2016年05月
  • 髙橋秀治教授の書評への応答
    濱真一郎
    法の理論34(成文堂), 269 - 280, 2016年02月
  • 立法と司法の関係を把握するための視座――松尾報告へのコメント
    濱真一郎
    日本法哲学会編『立法の法哲学――立法学の再定位(法哲学年報2014)』(有斐閣), 76 - 82, 2015年10月
  • 立法と司法の戦略的コミュニケーション――アンドレイ・マーモーの法解釈理論と立法論
    濱真一郎
    同志社法学, 65(6) 1 - 34, 2014年03月
  • 価値多元論と立法の統合性-A. マーモーの立法論を手がかりとして
    濱真一郎
    瀬川晃ほか共 著『ダイバーシティ時代の法・政治システムの再検証』(成文堂), 185 - 210, 2014年02月
  • バーリン自由論の基底――思想史に基礎をもつ哲学
    濱真一郎
    同志社法学, 64(8) 1 - 35, 2013年03月
  • ジョセフ・ラズの解釈多元論――司法的裁量をめぐる論争を踏まえて
    濱真一郎
    同志社法学, 64(3) 379 - 418, 2012年09月
  • アイザィア・バーリンによる自由概念の分析にかんする一考察――ベアタ・ポラノフスカ=シグルスカの議論を素材として
    濱 真一郎
    同志社法学, 63(3) 19 - 67, 2011年11月
  • アイザィア・バーリンのリベラリズムにおけるユダヤ的なもの
    濱 真一郎
    同志社法学, 同志社大学, 63(1) 443 - 474, 2011年06月
  • 法実証主義における『法と道徳分離論』と記述的テーゼ――アンドレイ・マーモーによる記述的法実証主義の擁護論
    濱 真一郎
    同志社法学, 同志社大学, 62(2) 57 - 108, 2010年07月
  • 立憲主義の正統性――アンドレイ・マーモーの議論を素材として
    濱 真一郎
    富沢克・力久昌幸編著『グローバル時代の法と政治――世界・国家・地方』(成文堂)173-196頁, 2009年03月
  • 価値多元論の哲学と暴力という悪 ― バーリンとイグナティエフに即して
    濱 真一郎
    同志社法学, 57(3) 37 - 102, 2005年09月
  • 価値多元論と恐怖のリベラリズム――バーリンとシュクラーの比較を通して
    濱 真一郎
    法の理論23, 37 - 57, 2004年07月
  • 人権
    濱 真一郎
    古賀敬太編著『政治概念の歴史的展開 第一巻』(晃洋書房)67-84頁, 2004年05月
  • 卓越主義のリベラル化とリベラリズムの卓越主義化
    濱 真一郎
    岩波書店、思想, 965 29 - 46, 2004年
  • 自律への権利は存在するか
    濱 真一郎
    法律時報, 75(8) 6 - 12, 2003年07月
  • 品位ある社会の人権論――マイケル・イグナティエフの議論を素材として
    濱 真一郎
    同志社法学, 54(6) 64 - 128, 2003年02月
  • 価値多元論とリベラリズム
    濱 真一郎
    法哲学年報, 2001, 2002年10月
  • アイザィア・バーリン――品位ある社会の実現を目指して
    富沢克; 古賀敬太編著; 二十世紀の政治思想家たち; 新しい秩序像を求めて; ミネルヴァ
    2002年06月
  • 価値多元論と品位ある社会――アヴィシャイ・マーガリットの議論を素材として
    濱 真一郎
    同志社法学, 54(1) 1 - 64, 2002年05月
  • 価値多元論とリベラリズムの整合性――アイザィア・バーリンの議論を素材として
    濱 真一郎
    同志社法学, 52(6) 149 - 221, 2001年03月
  • アイザィア・バーリンの価値多元論――現代正義論におけるその可能性
    濱 真一郎
    同志社法学, 51(4) 1 - 60, 1999年11月
  • 現代正義論と価値多元論の可能性――ジョン・グレイの議論を素材として
    濱 真一郎
    同志社法学, 同志社大学, 50(4) 39 - 92, 1999年02月
  • ジョセフ・ラズの卓越主義的リベラリズム(二・完)
    濱 真一郎
    同志社法学, 49(1) 65 - 93, 1998年
  • ジョセフ・ラズの卓越主義的リベラリズム(一)
    濱 真一郎
    同志社法学, 49(1) 65 - 92, 1997年
  • ジョセフラズにおけるリベラリズムの哲学的基礎づけ
    濱 真一郎
    同志社法学, 47(2) 102 - 164, 1995年07月

MISC

  • Modus Vivendi
    Shinichiro Hama
    Encyclopedia of the Philosophy of Law and Social Philosophy, Springer Netherlands, 1 - 4, 2023年
  • 論争する法哲学(書評) 日本の自生的秩序の起源と現代への接合 : 桂木隆夫『慈悲と正直の公共哲学 : 日本における自生的秩序の形成』
    濱 真一郎
    法哲学年報, 有斐閣, 148 - 152, 2015年

書籍等出版物

  • 濱真一郎『ハート対ドゥオーキン論争のコンテクスト』
    成文堂, 2020年
  • 濱真一郎『バーリンとロマン主義』
    成文堂, 2017年
  • 深田三徳・濱真一郎編著『よくわかる法哲学・法思想〔第2版〕』
    ミネルヴァ書房, 2015年
  • 濱真一郎『法実証主義の現代的展開』
    成文堂, 2014年
  • 宇佐美誠・濱真一郎編著『ドゥオーキン――法哲学と政治哲学』
    勁草書房, 2011年
  • 濱真一郎『バーリンの自由論――多元論的リベラリズムの系譜』
    勁草書房, 2008年

Works(作品等)

  • 「法実証主義の再興――H. L. A. ハートとラズの現代分析法理学」森村進編『法思想の水脈』(法律文化社)170-183頁
    濱 真一郎
    Educational materials, 2016年04月
  • 「正義は問われつづけている――価値の多元化と正義」長谷川晃・角田猛之編著『ブリッジブック法哲学〔第2版〕』(信山社)157-178頁(初版は2004年9月「正義は問われつづけている――価値の多元化と正義」長谷川晃・角田猛之編著『ブリッジブック法哲学』信山社、152-171頁)
    2014年
  • 「多文化主義と文化の共存」竹下賢・角田猛之編著『マルチ・リーガル・カルチャー――法文化へのアプローチ〔改訂版〕』(晃洋書房)67-76頁
    2002年

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • グローバル法・国家法・ローカル法秩序の多層的構造とその調整法理の分析
    原田 大樹; 藤谷 武史; 横溝 大; 浅野 有紀; 飯島 淳子; 興津 征雄; 大西 楠テア; 須田 守; 田村 哲樹; 松尾 陽; 松中 学; 吉政 知広; 会澤 恒; 伊藤 一頼; 加藤 紫帆; 清水 真希子; 内記 香子; 加藤 陽; 濱 真一郎; 村西 良太; 山田 哲史
    本研究は,①国家法中心の考察方法から一旦距離を置き,国家法からの自律性を有すると考えられるグローバル法秩序とローカル法秩序の現状を実証分析した上で,当該法秩序における個人の権利・自由保障と共同性・強制のモメントとを均衡させる法理論を模索すること,②国家法秩序を含む様々な法秩序が,ある法関係で同時に作動した場合に,それらに含まれる法規範の効力がどのように調整されるのか,具体的事例の実証分析を踏まえて理論的に解明することを目的としている。 第1回研究会(研究代表者主催)では,民間化やグローバルガバナンスの進展にも至る行政国家化の現象において,国民を淵源とする正統性が議会から直接調達できない活動の正統性をどのように説明するかという問いに対して,「利益」に着目した説明方法の可能性が検討された。 第2回研究会(グローバル基礎理論チーム主催)では,世界銀行のインスペクション・パネルやグローバル・コンパクトを素材に,グローバルガバナンス論の現状と課題を議論した。 第3回研究会(グローバル実証チーム主催)では,グローバルな企業活動と人権保障とのギャップを埋めるグローバルガバナンスのしくみとして注目されている「ビジネスと人権に関する国連指導原則」の多彩な役割やその多様な実現手段を幅広く検討した。 第4回研究会(研究代表者主催・ローカル実証チーム主催)では,新型コロナウイルスに対応する法学・政治学のあり方を検討した。具体的には,WHOをはじめとするグローバルな保健・公衆衛生維持活動の沿革・特色・問題点や,感染症法に見られる国・地方公共団体間や地方公共団体相互間の連携のしくみを議論した。 第5回研究会(グローバル基礎理論チーム主催)では,J.ラズの法体系をめぐる議論を詳細に検討しながら,法体系の特性や国家法以外の法の取扱いの問題を解明した。, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 2019年04月 -2024年03月, 基盤研究(A), 京都大学
  • 価値多元論の研究
    競争的資金
  • A Study on Value-Pluralism
    競争的資金