渡邉 崇
ワタナベ タカシ
研究開発推進機構
特定任用研究員(准教授)
Last Updated :2025/04/26

研究者情報

      科研費研究者番号

      90520148

    共同研究・競争的資金等の研究課題

    • 溶融塩ブランケットの安全性と熱効率向上を目指した水素溶解度の積極的制御の実験研究
      相良 明男; 菱沼 良光; 田中 照也; 後藤 拓也; 長坂 琢也; 高山 定次; 深田 智; 室賀 健夫; 八木 重郎; 渡邉 崇
      核融合ブランケットの溶融塩冷却材(FLiBe、FLiNaBe、FLiNaK)に水素吸蔵Ti微粒子を0.1wt%添加することで、実効的な水素保持能力が最大で5桁以上向上することを確認した。また、従来、高温強度に優れるものの、水素吸蔵材料であるために、溶融塩冷却材と組み合わせての使用が難しいとされてきたV合金構造材料への水素蓄積を、Ti微粒子添加により抑制できることも実証した。これらの結果は、金属微粒子を添加する新概念が、より安全で高効率の発電に寄与できることを示している。さらに、金属微粒子に蓄積した水素を効率的に回収するための新提案であるマイクロ波加熱による金属微粒子の選択的加熱にも成功した。, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 2013年10月 -2017年03月, 基盤研究(A), 核融合科学研究所
    • 液体ブランケットシステム構築に向けた溶融塩循環系での水素と熱の回収
      相良 明男; 西村 新; 室賀 健夫; 長坂 琢也; 田中 照也; 菱沼 良光; 後藤 拓也; 近藤 正聡; 八木 重郎; 渡邉 崇; 深田 智
      溶融塩ブランケットの循環条件での水素と熱の回収両立実験を世界で初めて行うためのFlinak ループ装置Orosh2i-1 の設計および構築を行い、開発した高温(500℃以上)溶融塩用遠心ポンプによる正確なFlinak 流動制御に成功した。また、高い固有安全性を有するブランケットシステム構築に必須となる高温Flinak 用水素センサー、水素回収モジュール、水素透過抑制被覆、耐食窒化被覆、等の要素技術、及び、統合技術開発研究、高温Flinakへの水素吸蔵・放出特性等の発電ブランケット設計に必要となる基礎データの取得を大きく進展させた。, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 2009年 -2012年, 基盤研究(A), 核融合科学研究所