From Underrepresentation to “Dual Heritage” and Beyond: Contemporary African American Monument-Building
Akiko Ochiai
Soundings: An Interdisciplinary Journal, 104(4) 320 - 361, 2021年11月01日, 研究論文(学術雑誌)
「歴史系博物館における『新たな人種統合』の模索―国立アフリカ系アメリカ人歴史文化博物館の展示・プログラム開発を中心に―」
落合,明子
GR―同志社大学グローバル地域文化学会 紀要―, (12) 133 - 164, 2019年03月, 研究論文(大学,研究機関等紀要)
“A ‘New Integration’ of Memory in the National Museum of African American History and Culture”
Ochiai, Akiko
Japanese Journal of American Studies, (29) 89 - 111, 2018年06月, 研究論文(学術雑誌)
「国立アメリカ・インディアン博物館設立法成立の背景―国立黒人博物館設立法案との比較から―」
落合,明子
GR―同志社大学グローバル地域文化学会 紀要―, 同志社大学グローバル地域文化学会, (6) 37 - 67, 2016年03月, 研究論文(大学,研究機関等紀要)
「『ジョン・ブラウン砦』―断片化した移築の歴史とブラウンの記憶―」
落合明子
『GR―同志社大学グローバル地域文化学会 紀要―』, 同志社大学グローバル地域文化学会, (2) 47 - 71, 2014年03月, 研究論文(大学,研究機関等紀要)
“Continuing Skirmishes in Harpers Ferry: Entangled Memories of Heyward Shepherd and John Brown”
落合 明子
Japanese Journal of American Studies, (23) 7 - 26, 2012年06月, 研究論文(学術雑誌)
「『黒人物語』を語る場を求めて―国立博物館の建設地をめぐる記憶のポリティクス―」
落合明子
『国際文化研究科論集』(東北大学大学院国際文化研究科), 東北大学大学院国際文化研究科, (17) 15 - 29, 2009年10月, 研究論文(大学,研究機関等紀要)
「アメリカ合衆国再建期の暴力研究の新動向―『人種・階級・ジェンダー』の垣根を越える模索―」
落合明子
『津田塾大学言語文化研究所報』, (21) 30 - 40, 2006年07月, 研究論文(大学,研究機関等紀要)
“How Far We’ve Come and How Far We Still Have to Go: Response to Ira Berlin, ‘Reinterpreting Slavery and Race in the United States.’”
Ochiai, Akiko
Proceedings of the Kyoto American Studies Seminar, July 29-July 31, 2004, 立命館大学, 2004 83 - 89, 2005年03月, 研究論文(国際会議プロシーディングス)
“Illusions of Freedom and Race Consciousness of Social Justice: Comment on Kazuteru Omori, ‘A Colored Man Must Stand or Fall on His Merit.’”
Ochiai, Akiko
Proceedings of the Kyoto American Studies Seminar, July 24-July 26, 2003, 立命館大学, 2003 111 - 117, 2004年03月, 研究論文(国際会議プロシーディングス)
「人種と記憶―『記憶の場』としての映画『グローリー』―」
落合明子
『アメリカ社会における「白人性」成立の学際的総合研究(平成13~15年度科学研究費補助金・基盤研究(C) (2) 研究成果報告書)』, 67 - 86, 2004年03月, 研究論文(その他学術会議資料等)
「日本における『ちびくろサンボ』論争の展開―英米との比較から探る人種問題と日本人―」
落合明子
神戸商科大学『人文論集』, 神戸商科大学学術研究会, 39(3-4) 117 - 148, 2004年03月, 研究論文(大学,研究機関等紀要)
「最近の再建期研究―フォーナーの『再建』以降の動向を中心に―」
落合明子
『アメリカ史研究』, (25) 15 - 23, 2002年07月, 研究論文(大学,研究機関等紀要)
The Port Royal experiment revisited: Northern visions of reconstruction and the land question (Making the transition from slavery to freedom for abandoned slaves on the South Carolina Sea Islands, 1861)
A Ochiai
NEW ENGLAND QUARTERLY-A HISTORICAL REVIEW OF NEW ENGLAND LIFE AND LETTERS, 74(1) 94 - 117, 2001年03月, 研究論文(学術雑誌)
"African American Politicization in Reconstruction South Carolina"
Akiko Ochiai
筑波大学大学院地域研究研究科『筑波大学地域研究』, 筑波大学, 18(18) 51 - 69, 2000年03月, 研究論文(大学,研究機関等紀要)
「ポートロイヤル・エクスペリメント再考―北部白人の再建ヴィジョンと土地論争―」
落合明子
『アメリカ史評論』, (17) 1 - 21, 1999年10月, 研究論文(学術雑誌)
"African American Agrarianism in the Sea Islands during the Early Reconstruction: (3) The Promise of the Sherman Reservation"
Akiko Ochiai
神戸商科大学『人文論集』, 神戸商科大学学術研究会, 34(1-2) 213 - 262, 1998年12月, 研究論文(大学,研究機関等紀要)
"African American Agrarianism in the Sea Islands during the Early Reconstruction: (2) Land Sales and Preemption Rights"
Akiko Ochiai
神戸商科大学『人文論集』, 神戸商科大学学術研究会, 33(4) 535 - 604, 1998年03月, 研究論文(大学,研究機関等紀要)
"Reconstruction Historiography and African American Agrarianism in Lowcountry South Carolina"
Akiko Ochiai
『アメリカ・カナダ研究』, (14) 93 - 109, 1997年03月, 研究論文(大学,研究機関等紀要)
"So Far Apart: African American Men in A Lesson before Dying"
Akiko Ochiai
The Griot, 16(1) 39 - 47, 1997年, 研究論文(学術雑誌)
"African American Agrarianism in the Sea Islands during the Early Reconstruction: (1) The Port Royal Experiment”
Akiko Ochiai
神戸商科大学『人文論集』, 神戸商科大学学術研究会, 32(2) 197 - 248, 1996年12月, 研究論文(大学,研究機関等紀要)
"Driving Themselves: The Background of the Lowcountry African American Agrarian Movement"
Akiko Ochiai
ワーキング・ペーパー(神戸商科大学), (156) 1 - 35, 1996年01月, 研究論文(大学,研究機関等紀要)
「対立と不調和の中で―アーネスト・ゲインズの『死を前に』―」
落合明子
神戸商科大学『人文論集』, 神戸商科大学学術研究会, 31(2) 113 - 130, 1995年12月, 研究論文(大学,研究機関等紀要)
「自立を夢見て―再建初期のアフリカン・アメリカン・アグレーリアニズムに関する一考察―」
落合明子
『西洋史学』, 日本西洋史学会, (178) 33 - 44, 1995年09月, 研究論文(学術雑誌)
「黒人民衆の伝統とその発展性―『ジェーン・ピットマンの自伝』に見られるトリックスター的要素を中心に―」
落合明子
神戸商科大学『人文論集』, 神戸商科大学学術研究会, 30(1-2) 24 - 41, 1994年10月, 研究論文(大学,研究機関等紀要)
"Community, Family, and Self: Dichotomous Psychological Development of African American Girls in The Bluest Eye"
Akiko Ochiai
『欧米文化研究』, (9) 24 - 39, 1993年10月, 研究論文(学術雑誌)
「アイダ・B・ウェルズと世紀転換期における反リンチ運動の展開―後期の活動とグループ・ポリティクスの成立を中心に―」
落合明子
『史境』, (27) 14 - 28, 1993年09月, 研究論文(学術雑誌)
「黒人女性のウーマニスト・コンシャスネス―アイダ・B・ウェルズを中心に―」
落合明子
『黒人研究』, (62) 13 - 17, 1992年10月, 研究論文(学術雑誌)
"Ida B. Wells and Her Crusade for Justice: An African American Woman's Testimonial Autobiography"
Akiko Ochiai
Soundings, 75(2-3) 365 - 81, 1992年, 研究論文(学術雑誌)
”A Black Woman’s Struggle against Slavery: Harriet Jacobs’ Incidents in the Life of a Slave Girl: Written by Herself"
Akiko Ochiai
『欧米文化研究』, (7) 64 - 83, 1991年10月, 研究論文(学術雑誌)
「アイダ• B • ウェルズと世紀転換期における反リンチ運動の展開ー特にアジテーターとしての地位を確立する初期の活動を中心にー」
落合 明子
『史境』, (23) 1 - 18, 1991年10月, 研究論文(学術雑誌)
「ダイナ・レイミー・ベリー、カリ・ニコール・グロス著、金子歩・坂下史子・土屋和代訳『アメリカ黒人女性史―再解釈のアメリカ史1― 』」(書評)
落合明子
西洋史学, (278) 87 - 89, 2025年02月, 書評論文,書評,文献紹介等
Stephanie E. Jones-Rogers, They Were Her Property: White Women as Slave Owners in the American South (New Haven: Yale University Press, 2019)(書評)
落合明子
同志社アメリカ研究 別冊, (23) 139 - 147, 2024年03月, 書評論文,書評,文献紹介等
アメリカの大量収監問題と歴史研究の動向―ポスト市民権時代再考の手がかりとして―
落合明子
GR―同志社大学グローバル地域文化学会紀要, (19) 139 - 157, 2022年10月
「樋口映美・中條献編『歴史のなかの「アメリカ」―国民化をめぐる語りと創造―』」
落合明子
『アメリカ史評論』, 関西アメリカ史研究会, (25) 65 - 71, 2007年11月, 書評論文,書評,文献紹介等
“Kwame Anthony Appiah and Henry Louis Gates, Jr., eds., Africana: The Encyclopedia of the African and African American Experience, 2nd. edition, Oxford University Press, 2005"
落合明子
『黒人研究』, (75) 59 - 60, 2006年03月, 書評論文,書評,文献紹介等
「2000年度普通演習の記録と分析―落合ゼミの1年―」
落合明子
神戸商科大学『人文論集』, 神戸商科大学学術研究会, 37(4) 313 - 369, 2002年03月, 記事・総説・解説・論説等(大学・研究所紀要)
「ウィリアム・S・マクフィーリー著,福本麻子訳『小さな島の大きな歴史―ジョージア州サペロ島』―」
落合明子
『史境』, 歴史人類学会, (41) 90 - 97, 2000年09月, 書評論文,書評,文献紹介等
「辻内鏡人著『アメリカの奴隷制と自由主義』」
落合明子
『アメリカ史評論』, (16) 32 - 39, 1998年10月, 書評論文,書評,文献紹介等
みんな彼女のモノだった――奴隷所有者としてのアメリカ南部白人女性の実態
落合明子; 白川恵子
明石書店, 2025年03月, 共訳, 序章、第5章、第6章、第7章、第8章、終章、謝辞
アメリカの奴隷解放と黒人――百年越しの闘争史 (世界人権問題叢書)
落合 明子; 白川 恵子
明石書店, 2022年02月25日, 共訳, 序章、1章、2章、謝辞
現代アメリカ社会を知るための63章【2020年代】 (エリア・スタディーズ)
明石 紀雄; 大類 久恵; 落合 明子; 赤尾 千波
明石書店, 2021年09月16日, 編者(編著者)
ジョン・ブラウンの屍を越えて : 南北戦争とその時代
松本, 昇; 高橋, 勤; 君塚, 淳一; 落合,明子
金星堂, 2016年03月, 共著, 「ジョン・ブラウンの『動く砦』―記憶の変遷とその展示をめぐって―」
新時代アメリカ社会を知るための60章
大類, 久恵; 落合, 明子; 赤尾, 千波; 明石, 紀雄
明石書店, 2013年06月, 共編者(共編著者)
現代アメリカの政治文化と世界 : 20世紀初頭から現代まで
肥後本, 芳男; 山澄, 亨; 小野沢, 透; 落合, 明子
昭和堂, 2010年10月, 共著, 「『人種の牙城』から『和解の場』へ―国立アフリカ系アメリカ人歴史文化博物館の設立―」
文化人類学事典
日本文化人類学会
丸善, 2009年01月, 分担執筆, 「『新世界』と奴隷」
アメリカの奴隷制と黒人 : 五世代にわたる捕囚の歴史
落合, 明子; 大類, 久恵; 小原, 豊志
明石書店, 2007年10月, 共訳, 「日本語版の出版によせて」、2章、4章、「謝辞」
権力と暴力
古矢, 旬; 山田, 史郎; 滝野, 哲郎; 肥後本, 芳男; 中野, 勝郎; 横山, 良; 落合, 明子; 貴堂, 嘉之; 竹田, 有; 河村, 哲二; 西山, 隆行; 藤森, かよこ; 舌津, 智之; 佐々木, 卓也
ミネルヴァ書房, 2007年06月, 共著, 「南部の再建と暴力―サウスカロライナ州における『秩序の回復』―」
アメリカにおける白人意識の構築 : 労働者階級の形成と人種
小原, 豊志; 竹中, 興慈; 井川, 真砂; 落合, 明子
明石書店, 2006年08月, 共訳, 6章
20世紀のアメリカ黒人指導者
大類, 久恵; 落合, 明子
明石書店, 2005年04月, 共訳, 1~5章,7章,9章,11章
Harvesting freedom : African American agrarianism in Civil War era South Carolina
Ochiai, Akiko
Praeger, 2004年03月, 単著
21世紀アメリカ社会を知るための67章
赤尾, 千波; 大類, 久恵; 小塩, 和人; 落合, 明子; 川島, 浩平; 高野, 泰; 明石, 紀雄
明石書店, 2002年09月, 共編者(共編著者)
世界の黒人文学 : アフリカ・カリブ・アメリカ
加藤, 恒彦; 北島, 義信; 山本, 伸
鷹書房弓プレス, 2000年04月, 分担執筆, 「アーネスト・ゲインズ」
現代アメリカ社会を知るための60章
明石, 紀雄; 川島, 浩平
明石書店, 1998年11月, 分担執筆, 第19章「死ぬ権利」、第28章「ヘイトクライム」、第50章「ロサンゼルス暴動」、第60章「ベル曲線」
アメリカ黒人の歴史
明石, 紀雄; 岩本, 裕子; 落合, 明子
明石書店, 1994年04月, 共訳, 「まえがき」, 4~6章,10~12章
アンテベラム期の南部女性による奴隷所有と自立性の獲得―Stephanie E. Jones-Rogersの著作について
落合明子
同志社大学アメリカ研究所2023年度部門研究1、 第7回研究会, 2024年01月29日, 口頭発表(一般)
モニュメントの歴史とアメリカ黒人―南部連合像撤去の背景として―
落合明子
同志社大学アメリカ研究所2021年度部門研究1、第6回研究会(オンライン), 2021年10月16日, 口頭発表(一般)
ポスト市民権運動時代の南部連合像―リッチモンドの事例から探る―
落合明子
日本アメリカ史学会、第 18 回年次大会(オンライン), 2021年09月12日, 2021年09月11日, 2021年09月12日, シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
大量収監―ポスト市民権運動時代の再考に向けた手がかりとして―
落合明子
関西アメリカ史研究会2月例会(オンライン), 2021年02月14日, 2021年02月14日, 2021年02月14日, 口頭発表(一般)
映画『13th 憲法修正第13条』解説―『大量投獄国家アメリカ』を知る一助として―
落合明子
第12回不可視の隣人たち、東北大学大学院国際文化研究科・共同研究プロジェクト≪エスニック・マイノリティの比較研究≫主催(オンライン), 2021年01月23日, 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
記念像とアメリカ黒人―南部連合像撤去の背景と今後の行方ー
落合明子
津田塾大学 言語文化研究所 アメリカ文化研究会(オンライン), 2020年11月21日, 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
#BlackLivesMatterと米国内社会的正義を目指す運動について討論するオンライン講演会
落合明子; バイエ・マクニール
駐大阪・神戸米国総領事館主催講演会(オンライン), 2020年06月19日, 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
Integration and Desegregation of Racial Memories in the Post-Civil Rights Movement Era
Akiko Ochiai
2020 OAH Annual Meeting (released online), 2020年06月, 口頭発表(一般)
「『アフリカ系というレンズ越しに』 アメリカをみる―NMAAHC 設立の意義と課題―』」
落合,明子
日本アメリカ学会第51回年次大会, 2017年06月04日, 2017年06月03日, 2017年06月04日, 口頭発表(一般)
書評会:大森一輝著『アフリカ系アメリカ人という困難-奴隷解放後の黒人知識人と「人種」』(彩流社)
大森,一輝; 落合,明子; 吉岡,宏祐
日本アメリカ史学会12月例会(第31回例会), 2014年12月13日, 2014年12月13日, 2014年12月13日, 口頭発表(一般)
ジョン・ブラウンとヘイワード・シェパード―記憶の継承/排除/隠蔽/忘却をめぐって―
南部史研究会第5回例会, 2007年06月27日, 2007年06月26日, 2007年06月27日, 口頭発表(一般)
環大西洋奴隷貿易の展開と知識人たちの文化的視座についての研究——歴史と記憶の表象
白川恵子; 落合明子; 布留川正博; 石塚則子; 肥後本芳男; 長澤勢理香; 山本航平
同志社大学アメリカ研究所, 2024年04月 -2027年03月, 研究分担者, 部門研究(2024 年度~2026年度)
ガブリエル・プロッサーとデンマーク・ヴィージー:奴隷叛乱の文学表象と歴史記憶
白川 恵子; 落合 明子
本研究は、これまで米文学・文化研究領域において、ほぼ注目されずにきた、19世紀初頭の南部における奴隷叛乱事件(ガブリエル・プロッサーの叛乱事件 [ヴァージニア州リッチモンド、1800年] 、デンマーク・ヴィージーの叛乱事件 [サウス・カロライナ州チャールストン、1822年] )概要提示と、その文学的・文化的影響について考察することを目的とする。
具体的には、① 事件の背景と概要・影響の提示、② 裁判記録の読解、③ 小説および文学作品内の表象についての考察、④ 大衆のフォークロア形成と博物館等の記録/記憶提示およびその効果、⑤これら奴隷制の残滓に直結するモニュメント建立と撤去およびその効果についての分析を行うものである。
2021(令和3)年度については、1)ガブリエル・プロッサーの叛乱概要および文学表象についてのリサーチと口頭発表、2)デンマーク・ヴィージー像の建立に間接的に関連する奴隷制廃止を論じた研究書の翻訳、3)南部連合像の建立と撤去をめぐる歴史的意義とこんにちの政治性に関する口頭発表および論文出版を遂行した。
また、こうした研究進捗過程において、本件研究に敷衍的に関連する成果もあげた。例えば、それは、現代のアメリカを多角的に考察する共著書の編集出版であり、また南部人側から見たリーカーンの文学表象にいての論考執筆(現在編集作業中)である。, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 基盤研究(C), 2021年04月 -2025年03月, 基盤研究(C), 同志社大学
被抑圧者たちの抵抗と再生 アメリカにおける歴史記憶と文学表象
白川恵子; 落合明子; 布留川正博; 山田史郎; 石塚則子; 肥後本芳男; 長澤勢理香; 山本航平
同志社大学アメリカ研究所, 2021年04月 -2024年03月, 研究分担者, 部門研究(2021 年度~2023 年度)
近代大西洋世界における離散と解放――アフリカ人の語りをめぐって
山田史郎; 林以知郎; 白川恵子; 布留川正博; 肥後本芳男; 落合明子; 長澤勢理香
同志社大学人文研究所, 2013年04月 -2016年03月, 研究分担者, 第18期研究会
アメリカの国立エスニック博物館の設立過程に見られる政治性の比較研究
落合 明子
本研究では、国立アメリカン・インディアン博物館(1989年法案成立、2004年開館)と国立アフリカ系アメリカ人歴史文化博物館(2003年法案成立、2016年9月開館予定)の設立法案の審議過程に注目し、マイノリティ集団と主流社会の間で展開される公的記憶を巡る攻防の一端を明らかにした。審議時の社会状況や建設地の有無など物理的な制約の影響も明らかにしつつ、アメリカ先住民とアフリカ系アメリカ人の博物館推進者が、どのようにアメリカの「国民物語」に再編を迫り、それぞれの法案が可決成立したのかを示した。また、こうした比較考察を通じて、「二大マイノリティ集団」としての共通性およびそれぞれの特殊性を抽出した。, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 基盤研究(C), 2013年04月 -2016年03月, 研究代表者, 基盤研究(C), 同志社大学
アメリカ合衆国の歴史系博物館における奴隷制の記憶の構築に関する研究
落合 明子
本研究は、アメリカ合衆国の歴史系博物館の設立や運営、展示・教育プログラムの開発等において、奴隷制(人種)の問題がどのような影響を及ぼしているのかを、奴隷制の記憶の構築過程に注目しつつ検討したものである。事例として、国立黒人歴史文化博物館、ハーパーズ・フェリー国立歴史公園、コロニアル・ウィリアムズバーグ、チャールズ・H・ライト黒人史博物館を検討した結果、記憶構築における政治性の一端を時代の文脈の中に位置づけつつ明らかにすることができた。, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 基盤研究(C), 2009年04月 -2011年03月, 研究代表者, 基盤研究(C), 東北大学
アメリカの高等教育機関における黒人研究の発展―歴史研究、世論、カリキュラムを中心に―
日米教育委員会, フルブライト奨学金, 2005年08月 -2006年07月, 競争的資金, 研究者プログラム
人種・ジェンダー・階級の視点から考察する合衆国南部社会の再建に関する研究
落合 明子
本研究の目的は、アメリカ合衆国の南北戦争・再建期の黒人による自由の希求を探るために、黒人、南部白人、北部白人の相関関係を多角的に分析し、地域レベルで行われた再建の解明を試みることである。具体的には、サウスカロライナ州ロウカントリー地域にあるシーアイランド諸島(ビュフォート郡)を事例として、人種・ジェンダー・階級の視点を取り入れ、より総合的な研究を目指すものである。
本年度は本研究の二年目にあたり、昨年度に引き続き基本的史料の調査収集とそれらの精読・分析を中心に研究を行った。今年度の前半は、主にジェンダー関係の文献の精読に時間をかけ、再建政策をジェンダーの視点から読み直す作業を行った。12月から1月にかけては約3週間にわたり、現地で資料収集を行った。特に、サウスカロライナ大学とビュフォート公立図書館では、再建当時について地域の白人にインタビューした資料を、サウスカロライナ州立公文書館では1860年から1880年の国勢調査に関する資料を調査収集することができた。現在は、これらの入手した資料の精読および統計の整理を行っているが、人種観・ジェンダー観・階級観を黒人、南部白人、北部白人のそれぞれのグループに分けて細かく分析をした上で、再建の全体像を捉えることが来年度の課題である。
また、2004年7月に開催された京都アメリカ研究夏季セミナーにおいて、南北戦争・再建期の権威であるアイラ・バーリン氏の基調講演に対してリスポンスをした口頭発表にも、本研究の研究成果を盛り込むことができた。, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 若手研究(B), 2003年04月 -2005年03月, 研究代表者, 若手研究(B), 東北大学
アメリカ社会における「白人性」成立の学際的総合研究
竹中 興慈; 落合 明子; 小原 豊志; 井川眞砂
本研究では、アメリカ合衆国における「白人性」whiteness意識の構築とその展開過程を社会史的、文化的、思想史的側面から学際的、総合的に検討した。全年度を通じて、毎週1回、2〜3時間程度の研究会を開催した。研究会では、主としてD.Roediger, The Wages of the Whiteness(白人性の代償)をテキストにして、その内容理解とともに、諸問題に関するディスカッションを行った。そのなかで浮上した様々な問題点の解決、および各研究分担者の関連諸テーマを深めるための資料収集、およびアメリカ合衆国の研究者との意見交換のために、平成13年度に竹中興慈がイリノイ州シカゴ、平成14年度に井川眞砂がニューヨーク州エルマイラ、平成15年度に小原豊志がノースカロライナ州チャペルヒルへ出張した。
研究補助金による研究の締めくくりとして、『アメリカ社会における「白人性」成立の学際的総合研究』を公刊した。各研究分担者が執筆した内容は、1.竹中が「日本における『白人性』研究の現状と展望」というテーマで、日本における「白人性」研究の持つ問題点と展望を考察した。2.井川は「『ハックルベリー・フィンの冒険』をめぐる人種主義論争-19世紀アメリカの白人作家が描写した黒人像」というテーマで、今日のアメリカ合衆国で展開されている本作品の人種主義論争に関わる黒人描写を検討した。3.小原は「アメリカ合衆国における黒人選挙権問題の19世紀的展開-選挙権における『白さ』の研究-」というテーマで、南北戦争を画期にした選挙権のおける「白さ」の構築・解消・再構築の過程を追究した。4.落合は「人種と記憶-『記憶の場』としての映画『グローリー』-」というテーマで、南北戦争をめぐる記憶の形成と、黒人の排除によって成立した白人性の構築との関係を検討した。, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 基盤研究(C), 2002年04月 -2003年03月, 研究分担者, 基盤研究(C), 東北大学