| SASAO Kayo |  |
| Faculty of Letters Department of Japanese Literature | |
| Professor |
Last Updated :2025/06/22
Researcher Profile and Settings
researchmap
Research funding number
60567551Research Interests
Research Areas
Research Experience
- 同志社大学 文学部 国文学科 教授, 2025/04 - Today
- 同志社大学 文学部 国文学科 准教授, 2023/04 - 2025/03
- Kobe College, School of Letters, Department of Inter-Cultural Studies, 准教授, 2015/04 - 2023/03
- The University of Tokushima, Faculty of Integrated Arts and Sciences, 准教授, 2012/04 - 2015/03
- Ryukoku University, 文学部・特任講師, 2009/04 - 2012/03
Association Memberships
Committee Memberships
- 委員・運営委員, 2020/12 - 2024/11, 日本文学協会
- 編集委員, 2022/04 - 2024/03, 日本近代文学会
- 編集委員, 2012/08 - 2014/07, 昭和文学研究
- 日本近代文学会 関西支部 運営委員, 2009/04 - 2013/03
Awards
Published Papers
- 都市変革の〈罪〉—樋口一葉「大つごもり」論
『同志社国文学』, (101), Dec. 2024 - 意味に抗う—樋口一葉「たけくらべ」の〈恋愛〉
『文学・語学』, (239), Dec. 2023 - 美登利の変貌—樋口一葉「たけくらべ」にみる娼妓像と廃娼運動
同志社国文学, 98 121 - 133, Mar. 2023, Scientific journal - 「自分のない女」の抗い—田村俊子「女作者」の問い直す〈自己〉
国文学論叢, 66 1 - 13, Feb. 2021, Scientific journal - Yanagihara Ryakuren's Autobiographical Novel“Ibara no mi”and Media Coverage:Between Scandal and Performativity
SASAO Kayo
Selected Papers from the International symposium on Japanese Studies in Thailand 2018, 32 - 37, Mar. 2019, Scientific journal - 作品の映画化にみる1950年代の由起しげ子評価
笹尾 佳代
作家由起しげ子の視界——戦後日本の文化と社会, 106 - 117, Jan. 2018, Scientific journal - YUKI Shigeko's Relationship with the Japanese Motion-picture World : Focusing on Her Contribution to Scenarios for "The Yellow Crow" (Kiiroi Karasu) and "Elegy" (Banka)
Kayo SASAO
女性学評論, 神戸女学院大学女性学インスティチュート, (31) 37 - 63, Mar. 2017 - 事件としての「細雪」—戦後出版ブームの中で
笹尾 佳代
谷崎潤一郎読本, 117 - 121, Dec. 2016, Research society - The Byakuren Incident and Its Performativity : On Media Coverage and the novel Ho-o ten ni utsu
SASAO Kayo
Juncture : 超域的日本文化研究, 名古屋大学大学院文学研究科附属日本近現代文化研究センター, (6) 42 - 54, Mar. 2015 - 新生新派の〈樋口一葉〉 : 「一葉舟」のドラマトゥルギー
笹尾 佳代
同志社国文学, 81 278 - 290, Nov. 2014 - 記憶の街―三浦哲郎「忍ぶ川」の戦後
笹尾 佳代
『徳島大学国語国文学』, 26 39 - 55, Mar. 2013 - HIGUCHI ICHIYO'S TAKEKURABE:ITS RECEPTION IN CONNECTION WITH POST-WAR EDUCATION
SASAO Kayo
EUROMENTOR JOURNAL-STUDIES ABOUT EDUCATION, 3(1), Mar. 2012, Scientific journal - Portraits and Portraying : The Art Exhibition Celebrating the 2600th Year after the Accession of Emperor Jinmu and Higuchi Ichiyo
笹尾 佳代
日本近代文学, 日本近代文学会, 85 33 - 48, Nov. 2011, Scientific journal - 宇野千代における〈装い〉の意味―雑誌『スタイル』編集と「あいびき」をめぐって―
笹尾 佳代
国文学論叢, 龍谷大学, 56 34 - 47, Feb. 2011 - 少年少女の「たけくらべ」―児童文化としての樋口一葉
文学・語学, 198(1-12), Dec. 2010 - 変奏するまなざし―木村荘八『たけくらべ絵巻』の位相
『作ることの視点における1910-40年代日本近代化過程の思想史的研究 成果論集』, Mar. 2009 - "Ichiyo Higuchi" in Narratives : A Change of the Public Image of a Woman Writer in the 1930s
Sasao Kayo
Japanese Literature, Japanese Literature Association, 57-12(55-66) 55 - 66, Dec. 2007 - 銃後の守り―大塚楠緒子「進撃の歌」「お百度詣」における「同情」の行方―」
同志社国文学, 61(422-433), May 2004
MISC
- 書評 倉田容子著『テロルの女たち 日本近代文学における政治とジェンダー』
笹尾佳代
昭和文学研究, 88 252 - 254, Mar. 2024 - 素九鬼子
笹尾佳代
『日本近代文学大事典』増補改訂 デジタル版, Feb. 2024 - 鈴木重雄
笹尾佳代
『日本近代文学大事典』増補改訂デジタル版, Mar. 2023 - 「共鳴のフレーム」を動かすために 複数性を重ね合わせた「小説の言葉」の可能性」—書評 内藤千珠子著『「アイドルの国」の性暴力』
笹尾佳代
週刊読書人（3418）, Dec. 2021 - 『尾崎紅葉事典』翰林書房
笹尾佳代
担当項目：紅葉遺文／紅葉子の断片／畳字訓／小胆, Oct. 2020 - 書評「文学テキストの動態を捉える 表象のパフォーマティビティの可能性—関礼子『演じられる近代』書評」
笹尾佳代
週刊読書人, (3328), 21 Feb. 2020 - 紹介「佐々木亜紀子・光石亜由美・米村みゆき編『ケアを描く 育児と介護の現代小説』」
笹尾佳代
日本近代文学, (101) 336 , Nov. 2019 - 書評「黒田俊太郎『「鏡」としての透谷 表象の体系／浪漫的思考の系譜』」
笹尾佳代
日本近代文学会関西支部会報, (30) 20 , Oct. 2019 - 由起しげ子の手紙（翻刻・解説）
笹尾 佳代; 藏中さやか
作家由起しげ子の視界——戦後日本の文化と社会, 219 - 223, Jan. 2018 - 由起しげ子関連文献目録
笹尾佳代; 碓井美沙季
作家由起しげ子の視界——戦後日本の文化と社会, 137 - 156, Jan. 2018 - 由起しげ子と視聴覚メディアとの関わり事例一覧
笹尾 佳代
作家由起しげ子の視界——戦後日本の文化と社会, 157 - 170, Jan. 2018 - 田辺聖子文学事典 ゆめいろ万華鏡 和泉書院
笹尾 佳代
担当項目：達人大勝負・ツチノコをたべる・壺坂・どさくさまぎれ・ムジナ鍋（にがい盃）・人間ぎらい・ねじり飴・夢野町はるあるき, Oct. 2017 - 読者論 概説・解題
岩松正洋; 菊池暁; 笹尾佳代
日本の文学理論 アンソロジー 水声社, 207 - 246, Jun. 2017 - 物語論 概説・解題
河田学; 笹尾佳代; 西川貴子
日本の文学理論 アンソロジー 水声社, 93 - 126, Jun. 2017 - 漱石事典 翰林書房
笹尾 佳代
担当項目：義太夫・容色, May 2017 - 日本近現代文学作品に見る鳴門イメージの創出と変容ー名勝・冒険・大衆ロマン
笹尾 佳代
「鳴門の渦潮」世界遺産登録学術調査報告書〜文化編〜, 242 - 254, Mar. 2017 - 言葉の身体感覚を解きほぐす マイノリティ文学に向き合うために（飯田祐子著『彼女たちの文学』書評）
笹尾 佳代
図書新聞, (3276), Nov. 2016, Book review - 井原あや著『〈スキャンダラスな女〉を欲望する』書評
笹尾 佳代
日本文学, 64(9) 90 - 91, Sep. 2015, Book review - 木村曙と転換期の明治 東京高等女学校のシスターフッド（白井ユカリ著『木村曙研究』書評）
笹尾 佳代
図書新聞, (3214), Jul. 2015, Book review - 創造的読書に向けて—「謎とき読書」実践報告・太宰治「走れメロス」
笹尾佳代
第 2 回読書懇談会「徳島における若者読書 文化の形成」の報告 徳島大学総合科学部地域交流プロジェクト, Mar. 2015 - 一葉作品の彩り あるいは木村荘八の明治
笹尾 佳代
樋口一葉研究会会報, (43) 7 - 9, Nov. 2014 - 幸田文主要著作紹介
笹尾 佳代
『別冊文芸 幸田文新装改訂版』, Jul. 2014 - 山川登美子・清沢満之・伊吹武彦・原田千美・松尾いはほ・高坂正堯・
笹尾 佳代
京都近代文学事典, May 2013 - 瀬戸内寂聴『かの子撩乱』
笹尾 佳代
『別冊文芸 瀬戸内寂聴』, Sep. 2012 - 木村曙・大橋真弓・大森一甲・竹内日出男
笹尾 佳代
兵庫近代文学事典, Oct. 2011 - 樋口一葉「にごりえ」解説 飯田祐子・他・編『文学で考える〈仕事〉の百年』
笹尾佳代
双文社出版 2016年10月 翰林書房（再版）, Mar. 2010
Books etc
- ジェンダー×小説 ガイドブック 日本近現代文学の読み方
ひつじ書房, May 2023, Joint work, 女性作家・ガイノクリティシズム 書くこと／読むことによる逸脱と連帯 - プロレタリア文学とジェンダー : 階級・ナラティブ・インターセクショナリティ
飯田, 祐子; 中谷, いずみ; 笹尾, 佳代
青弓社, Oct. 2022, Editor, プロレタリアとしての娼妓表象―賀川豊彦「偶像の支配するところ」／松村喬子「地獄の反逆者」の行為性 - 小説のフィクショナリティ—理論で読み直す日本の文学
ひつじ書房, Aug. 2022, Joint work, 虚構契約としての〈手紙〉―小島信夫『菅野満子の手紙』のフィクショナリティ - Forms of the Body in Contemporary Japanese Society, Literature, and Culture
Irina Holca; Carmen Sapunaru Tamas
Lexington Books, May 2020, Joint work, The Confined Body in Ogawa Yoko's The Ring Finger: A Beguiling Journey towards "Self-discovery" - 日常を開く知 さびしさ
笹尾佳代編
世界思想社, Jul. 2019, Joint editor, はじめに／〈さびしさ〉を問いなおす 社会の余白に生きること(共著・清水学) - 女性と闘争 : 雑誌「女人芸術」と一九三〇年前後の文化生産
飯田, 祐子; 中谷, いずみ; 笹尾, 佳代
青弓社, May 2019, Joint editor, 「目覚めの途上にあることー「女人芸術」の文学作品にみる闘争の周縁」／「コラム「女人芸術」の読者共同体」 - 建築の近代文学誌
勉誠出版, Nov. 2018, Joint work, 「堀辰雄『美しい村』の建築―軽井沢の記憶と変容」「文学の建築空間 監獄／銀行／劇場」 - 日常を開く知 やさしさ
笹尾 佳代
世界思想社, Aug. 2017, Joint work, 人を憂うる力ー樋口一葉「たけくらべ」 - 結ばれる一葉―メディアと作家イメージ
笹尾 佳代
双文社出版, Feb. 2012, Single work - スポーツする文学 1920-30年代の文化詩学
青弓社, 2009, Joint work, 〈変奏〉される身体―女子スポーツへのまなざし - 「十三夜」論―コミュニケーションの不可能性
樋口一葉研究会編『論集樋口一葉Ⅳ』おうふう, 2006 - 表象される〈家庭〉―ラジオドラマ「十三夜」のレトリック
大衆文学研究会編『大衆文学の領域』, 2005
Presentations
- 「『婦人』にみる全関西婦人聯合会のネットワーク
笹尾佳代
シンポジウム：交ぜる・混ぜる・雑ぜる装置とポリティクス―1930-1945における東アジアの女性雑誌文化―：科学研究費国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B)）「1930年代における東アジア⼥性雑誌の⽐較研究」主催, 25 Aug. 2024 - 遊女と〈恋愛〉—樋口一葉「たけくらべ」とその周辺—
同志社国文学会 秋季研究発表会, 03 Dec. 2023 - 恥の生成―樋口一葉「たけくらべ」と廓をめぐる動向
笹尾佳代
"Japan: Premodern, Modern, and Contemporary" conference, 04 Sep. 2022, Invited oral presentation - プロレタリアとしての娼妓表象と廃娼運動—賀川豊彦「偶像の支配するところ」/松村喬子「地獄の反逆者」から—
笹尾佳代
パネル「プロレタリア文化運動とジェンダー」日本近代文学会2021年度春季大会, 23 May 2021, Public symposium - 『台湾婦人界』の出版戦略 ̶ 柿沼文明の編集方針
1930年代における東アジア女性雑誌の比較研究（国際共同研究強化(B)）研究会, 14 Mar. 2021 - 左翼運動と廃娼運動の交差
1930年前後の左翼運動におけるジェンダーとセクシャリティ研究会（基盤研究C）研究会, 25 Aug. 2020 - 左翼運動と女性作家 雑誌『女人芸術』にみる運動の周縁
笹尾佳代
奈良女子大学文学部言語文化学科 ジェンダー言語文化プロジェクト講演会, 09 Dec. 2019 - 小島信夫『菅野満子の手紙』のフィクション性
笹尾 佳代
フィクションと日本文学研究会（科研費 日本近現代文学におけるフィクションの機能に関する総合的研究 基盤研究（C）研究会）, 15 Sep. 2018 - スキャンダル報道言説への反照―柳原白蓮『荊棘の実』の位相
笹尾 佳代
タイ国日本研究国際シンポジウム2018 メディア時代の日本研究, 25 Aug. 2018, Oral presentation - 作家由起しげ子の視界——戦後日本の文化と社会 由起しげ子とメディア
笹尾 佳代
神戸女学院大学 2018年度前期研究所総会研究発表会, 06 Jul. 2018, Nominated symposium - 『女人芸術』の新人作家ー社会運動と〈文学〉の交渉
笹尾 佳代
シンポジウム 1930年前後の文化生産とジェンダー, 21 Jan. 2018, Nominated symposium - 『女人芸術』の創作ー交渉の痕跡として
笹尾 佳代
『女人芸術』公開研究会, 21 Mar. 2017, Oral presentation - メディアイメージと女性作家
笹尾 佳代
神戸女学院大学総合文化学科専門部会研究発表会, 05 Jul. 2016, Oral presentation - 日本の文学理論と文学研究の方法—読者
笹尾 佳代
台湾大学ワークショップ—日本の文学理論, 24 Mar. 2016, Nominated symposium - 〈翻訳〉の「たけくらべ」
笹尾 佳代
日本女子大学 学術講演会, 21 Dec. 2014 - 文化としての〈樋口一葉〉
笹尾 佳代
龍谷大学学術講演会, Jun. 2013 - 演劇の〈一葉〉―新派との関わりを中心に―
笹尾 佳代
樋口一葉研究会, Nov. 2012 - 建築表象に見る軽井沢の一九二〇～三〇年代―モダンの問題を照射する空間
笹尾 佳代
科学研究費:基盤研究(C)「日本近代における文学の中の建築表象に関する研究―西洋的空間の言説表現をめぐって」研究会, Oct. 2012 - 「自分のない女(もの)」の主体性―田村俊子『生血』『女作者』等をめぐって
笹尾 佳代
科学研究費:基盤研究(B)「《主体性》概念を基軸とした日本近代化過程における《自己》造形に関する学際的研究」研究会, Sep. 2012 - HIGUCHI ICHIYO'S TAKEKURABE: ITS RECEPTION IN CONNECTION WITH POST-WAR EDUCATION
SASAO Kayo
Japan:Pre-Modern,Modern,and Contemporary. A Return Trip from the East to the West: Learning in,About and from Japan, Aug. 2011 - 「〈装い〉を語ること―雑誌『スタイル』における宇野千代」
日本学術振興会科学研究費助成・公開研究会「1890―1950年代日本における〈語り〉についての学際的研究」, 2010 - 「軽井沢のモダンガール―国際的避暑地の1920～30年代」
国際シンポジウム「近代日本の都市表象」於 大連外国語学院, 2010 - 「少年少女の『たけくらべ』―児童文化としての樋口一葉」
龍谷大学国文学会, 2009 - 「〈一葉〉をつくる―映画「樋口一葉」の射程―」
日本学術振興会科学研究費助成・公開研究会「作ることの視点における1910―40年代日本近代化過程の思想史的研究」, 2008 - 「〈肖像〉へのまなざし―鏑木清方『一葉』の位相」
日本近代文学会・関西支部大会, 2008 - 「一九三〇年代の視覚メディアにおける〈一葉像〉―複製技術時代のリアリティ―」
日本学術振興会科学研究費助成・公開研究会「１９３０年代における大衆消費社会の生成とメディアをめぐって」, 2007 - 「生成される〈身体〉のモード―女子スポーツへのまなざし」
「スポーツする文学」第2回公開ワークショップ, 2007 - 「大正期における樋口一葉受容の一側面―「日記」流通との関わりをめぐって」
樋口一葉研究会, 2005 - 「ドラマの中の〈樋口一葉〉―イメージの創出と変容―」
日本文学協会 第25回 研究発表大会, 2005
Research Projects
- Comparative study on Women's Magazines in East Asia during the 1930s
飯田 祐子; 星野 幸代; 中谷 いずみ; 笹尾 佳代; 小泉 京美
2018年度は、「東アジアと日本語フォーラム上海大会」（2018.10-20-21、於復旦大学）において、「1930年前後のアジア女性雑誌」と題し三つの報告からなるパネル発表を行った。雑誌というメディアが地域間の情報の流通に直接的な働きを及ぼしていたことは言うまでもないが、1930年前後のアジアの各地域の女性雑誌が、外部の情報をどのように取り入れどのように応答していたのかという観点から、日本・韓国・中国の女性雑誌の状況を比較検討した。飯田祐子「『女人芸術』と外部」は、日本で発刊された『女人芸術』を対象として、日本の同時期の女性雑誌と比較して顕著に多く外地及び外国に関する情報が掲載されたことを確認するとともに、その変化と質的傾向を明らかにした。張ユリ「朝鮮の女性雑誌にみるスポーツ」は、近代文化としてのスポーツを植民地の女性がいかに受容していたのかについて分析した。西洋宣教師による教育の一環として導入された近代文化の一つであるスポーツには、民族主義に基づいて展開したという特質があることを確認した上で、女性雑誌と男性雑誌との間に民族主義の展開の仕方に差異があることを論じた。楊佳嘉「初期『婦女共鳴』と外国の繋がり」は南京国民政府の厳しい言論統制の中、国民党出身の女性識人たちが婦人運動の再興を目指して創刊した女性雑誌『婦女共鳴』を対象とし、女性知識人たちの外国女性への眼差し及び外国婦人運動との関連性を考察した。三報告の後、ディスカッサントの呉佩珍が、台湾の事情とともに、アジアにおける女性雑誌の応答関係の実情と可能性について論じた。 また、第一回研究会を開催し（2019.3.11、於名古屋大学）、飯田が「アジア女性雑誌研究 課題と方法」の報告を行った。本研究の課題を確認するとともに、各地域の研究状況と資料の所蔵状況について情報を共有し、2019年度の計画を作成した。, Japan Society for the Promotion of Science, Grants-in-Aid for Scientific Research Fund for the Promotion of Joint International Research (Fostering Joint International Research (B)), 2018/10 -2025/03, Coinvestigator, Fund for the Promotion of Joint International Research (Fostering Joint International Research (B)), Nagoya University - Gender and sexuality in cultural activism of leftist movements in the years around 1930
Iida Yuko
In this study, we analyzed how the dynamics of gender and sexuality are incorporated into leftist cultural movements, focusing on proletarian literature in the 1930s. The leftist movement built its theory and practice around class, and class has also been the main analytical framework for its research. However, movements are not monolithic; within them there is a center and a periphery, and the center is generated through differentiation from the periphery. Focusing on this structure, the study clarified that the dynamics of gender and sexuality function in the differentiation between the center and the periphery. The research results will be published as "Proletarian Literature and Gender: Class, Narrative, and Intersectionality" (Seikyusha, forthcoming), which consists of 11 chapters., Japan Society for the Promotion of Science, Grants-in-Aid for Scientific Research Grant-in-Aid for Scientific Research (C), 2018/04 -2021/03, Coinvestigator, Grant-in-Aid for Scientific Research (C), Nagoya University - Hegemony struggle of women artists and intellectuals around 1930 - Through "Women's Art"
IIDA YUKO; OGATA Akiko
In this research, we focused on the magazine 'Women's Art' (1928-32) and examined the aspect of the hegemony struggle of women writers and intellectuals around 1930. "Women art" departed as a literary magazine, then turned to the left, and in the process "women" differentiation was confirmed. The emphasis on the "class problem" in its entirety first denied the women's liberation movement in the Taisho era. Then there was a conflict between anarchist and Marxist, and furthermore differentiation between radical and middle group among Marxists was confirmed. The radical Marxists eventually occupied the center of the magazine. Nonetheless, the elements spoken to the whole "female" remained to the end, and it became clear that universal thinking was recognized at the periphery., Japan Society for the Promotion of Science, Grants-in-Aid for Scientific Research Grant-in-Aid for Scientific Research (C), 2015/04 -2018/03, Grant-in-Aid for Scientific Research (C), Nagoya University - The Popularization of Japanese Literature through the Phenomenon of Adaptation during the 1920s and 1930s.
SASAO Kayo
This study focuses on the phenomenon of adaptation, which occurs in the process of the popularization of literature. The adaptation of a literary work for the screen, for example, could create a larger audience for the original literature. Through the study of the examples of adaptation, this research reveals the relationship between literature, the audience, and society in the 1920s and 1930s. Special attention is paid to female authors, and gender issues are also investigated., Japan Society for the Promotion of Science, Grants-in-Aid for Scientific Research Grant-in-Aid for Young Scientists (B), 2013/04 -2018/03, Principal investigator, Grant-in-Aid for Young Scientists (B) - A Comprehensive Study of Modern Japanese Discourses on Literary Theory: Introduction of Western Theories and Changes in the Traditional View of Literature
Oura Yasusuke; SAKAKIBARA Richi; TAKAHASHI Kohei
Our project is a comprehensive study of books (research monographs, literary criticism, etc) and periodicals (academic journals, literary magazines, etc.) concerned with the topic of "literary theory" from the Meiji period onward. By extensively examining Japanese as well as foreign materials, we have been able to ascertain the achievements of modern Japanese writers, critics, and researchers in the field of literary theory. We have shared the results of our work with specialists both in Japan and abroad (France, the UK, Germany, the US, Romania, Hungary, Taiwan, etc.), probing, through lively exchanges of ideas, the possible revitalization of theoretical research and education in Japanese studies., Japan Society for the Promotion of Science, Grants-in-Aid for Scientific Research Grant-in-Aid for Scientific Research (B), 2014/04 -2017/03, Coinvestigator, Grant-in-Aid for Scientific Research (B), Kyoto University