嶋田 容子
シマダ ヨウコ
研究開発推進機構
特定任用研究員(助教)
Last Updated :2025/08/17

研究者情報

研究キーワード

  • 音環境
  • 私的言語
  • 聴覚
  • 発声行動
  • 保育・保育環境
  • 乳児
  • auditory perception
  • vocalization
  • infant

研究分野

  • 人文・社会 / 子ども学、保育学
  • 人文・社会 / 実験心理学

経歴

  • 同志社大学, 脳科学研究科, 助教, 2024年04月 - 現在
  • 同志社大学赤ちゃん学研究センター, 嘱託研究員, 2024年04月 - 現在
  • 同志社女子大学, 現代社会学部子ども学科, 嘱託講師, 2022年04月 - 現在
  • 同志社大学赤ちゃん学研究センター, 特別任用研究員・助教, 2021年04月 - 2024年03月
  • 金沢学院短期大学, 幼児教育学科, 専任講師, 2018年04月 - 2020年03月
  • 同志社大学赤ちゃん学研究センター, 日本学術振興会特別研究員(RPD), 2013年04月 - 2018年03月
  • 京都大学アジア・アフリカ地域研究研究科, 「養育者ー子ども間相互行為における責任の文化的形成」, 2007年12月 - 2013年03月
  • 京都大学文学研究科行動文化学心理学専攻 非常勤研究員(?2008年3月), 2007年04月 -

学歴

  • 京都大学, 文学研究科, 行動文化学, 2004年04月 - 2007年03月
  • 京都大学, 大学院人間・環境学研究科, 人間・環境学, 2002年04月 - 2004年03月
  • 立命館大学, 文学部, インスティテュート 人間と情報分野, - 2001年

学位

  • 人間・環境学修士(社会心理学), 京都大学, 2004年03月
  • 文学博士(発達心理学), 京都大学, 2009年05月

所属学協会

  • 保育室の室内音環境改善協議会, 2019年04月, 9999年
  • 日本音楽知覚認知学会, 2010年04月, 2017年03月
  • 日本心理学会
  • 日本発達心理学会
  • 日本赤ちゃん学会
  • The Japanese Society for Music Perception and Cognition
  • The Japanese Psychological Association
  • The Japanese Society of Developmental Psychology
  • The Japanese Society of Baby Science
  • 日本音響学会

受賞

  • 日本音楽認知知覚学会研究選奨
    2007年, 日本
  • Japanese Society for Music Perception and Cognition
    2007年

論文

  • Classification of power grip and precision grip in children using an EIT-based tactile sensor
    Asahi, R.; Toriyama, S.; Minagawa, Y.; Yoshimoto, S.; Sato, H.
    Frontiers in Sensors, 6(19) 1 - 10, 2025年06月, 研究論文(学術雑誌)
  • 色知覚についての実証研究と保育における色・光の環境づくり
    嶋田容子; 楊嘉楽
    チャイルド・サイエンス, 22 49 - 53, 2021年09月, 研究論文(学術雑誌)
  • 保育施設における吸音措置と保育デザイン
    嶋田容子; 木谷俊介; 土田義郎
    日本音響学会騒音・振動研究会資料, 29 , 2020年08月, 研究論文(研究会,シンポジウム資料等)
  • 保育の活動を考慮した保育室の音環境の分析
    岩渕 善美; 埋橋 玲子; 西村 真実; 嶋田 容子
    平安女学院大学研究年報, 20(20) 53 - 64, 2020年03月, 研究論文(大学,研究機関等紀要)
  • 環境音下における幼児の選択的聴取の発達
    嶋田容子; 志村洋子; 小西行郎
    日本音響学会誌, 75(3) 112 - 117, 2019年03月
  • 保育室の「音」の環境を考える-乳幼児の聴力の調査を中心に-
    志村洋子; 嶋田容子; 石川眞佐江; 小西行郎
    同志社大学赤ちゃん学研究センター紀要, 2 11 - 13, 2019年01月, 研究論文(大学,研究機関等紀要)
  • 0,1,2歳児の特性を踏まえた保育と養護―「独りの時間」と社会情動的発達
    嶋田容子; 百成聡子; 常光葉月; 宮嵜麻衣
    同志社大学赤ちゃん学研究センター紀要, 2 14 - 16, 2019年01月, 研究論文(大学,研究機関等紀要)
  • 乳児と幼児の主体性の相違に対する理解と保育における適切な養護と教育について
    嶋田 容子
    金沢学院大学教職センター紀要, 2 93 - 99, 2018年12月, 研究論文(大学,研究機関等紀要)
  • 学童期における日本語を用いた選択的聴取能力 ――選択的聴取の児童向けアセスメントツール開発――
    加藤 正晴; 嶋田 容子; 木谷 俊介
    77(8) 500 - 503, 2018年, 研究論文(学術雑誌)
  • 0,1,2歳の子どもの〈音〉〈音楽〉を聴くことに関する特性―保育園・幼稚園の音環境を考える
    嶋田 容子
    音楽教育実践ジャーナル, 15 95 - 103, 2017年12月, 研究論文(学術雑誌)
  • Private speech in autistic children: vocal patterns and circumstances
    Yohko M. Shimada; Yasuko Funabiki
    INTERNATIONAL JOURNAL OF PSYCHOLOGY, 51 421 - 421, 2016年07月
  • How Two Brains Make One Synchronized Mind in the Inferior Frontal Cortex: fNIRS-Based Hyperscanning During Cooperative Singing
    Naoyuki Osaka; Takehiro Minamoto; Ken Yaoi; Miyuki Azuma; Yohko Minamoto Shimada; Mariko Osaka
    FRONTIERS IN PSYCHOLOGY, 6 1811 , 2015年11月, 研究論文(学術雑誌)
  • Acoustic analyses of speech sounds and rhythms in Japanese- and English-learning infants
    Yuko Yamashita; Yoshitaka Nakajima; Kazuo Ueda; Yohko Shimada; David Hirsh; Takeharu Seno; Benjamin Alexander Smith
    FRONTIERS IN PSYCHOLOGY, 4(57) 1 - 10, 2013年02月, 研究論文(学術雑誌)
  • Infant vocalization when alone: Possibility of early sound playing
    Yohko M. Shimada
    INTERNATIONAL JOURNAL OF BEHAVIORAL DEVELOPMENT, 36(6) 407 - 412, 2012年11月, 研究論文(学術雑誌)
  • Can young children learn words from a robot?
    Yusuke Moriguchi; Takayuki Kanda; Hiroshi Ishiguro; Yoko Shimada; Shoji Itakura
    INTERACTION STUDIES, 12(1) 107 - 118, 2011年, 研究論文(学術雑誌)
  • 母親による逆再生乳児 音声の検知‐知覚に及ぼされる経験の影響
    嶋田 容子
    日本音響学会聴覚研究会資料, 40(10) 817 - 819, 2010年12月
  • 乳児音声に対する成人の聴覚的感受性の変容
    嶋田 容子
    京都大学, 2009年05月, 学位論文(博士)
  • How to Build an Intentional Android: Infants' Imitation of a Robot's Goal-Directed Actions
    Shoji Itakura; Hiraku Ishida; Takayuki Kanda; Yohko Shimada; Hiroshi Ishiguro; Kang Lee
    INFANCY, 13(5) 519 - 532, 2008年09月, 研究論文(学術雑誌)
  • Alteration of adults' subjective feeling of familiarity toward infants' sounds
    Shimada, Y; Itakura, S
    Perceptual and Motor Skills, 107(1) 225 - 230, 2008年08月, 研究論文(学術雑誌)
  • 乳児の声の遊び
    嶋田容子; 板倉昭二
    日本音響学会聴覚研究会資料, 36(4) 347 - 350, 2006年06月
  • 母子相互コミュニケーションにおける乳児の声に対する母の「聞き慣れ・聞きなし」
    嶋田 容子
    京都大学, 2004年03月, 学位論文(修士)

MISC

  • 保育の特性に応じた音環境の創出 縦の空間を活かす吸音施工の事例報告
    嶋田容子; 土田義郎
    日本発達心理学会大会プログラム(CD-ROM), 31st, 2020年
  • 乳幼児期における音声生成の発達過程 : 日本語圏と英語圏の比較(聴覚・音声,聴覚・音声・言語とその障害/一般)
    山下 友子; 中島 祥好; 上田 和夫; 嶋田 容子; HIRSH David
    電子情報通信学会技術研究報告. SP, 音声, 一般社団法人電子情報通信学会, 111(471) 71 - 75, 2012年03月01日
  • A3-3. 乳幼児期の喃語から一語文における音声生成発達の過程(研究発表,音声学会2011年度(第25回)全国大会発表要旨)
    山下 友子; 中島 祥好; 上田 和夫; 嶋田 容子
    音声研究, 日本音声学会, 15(3) 84 - 85, 2011年12月30日
  • 事象関連電位に見られる顔認知処理に与える色情報の影響と発達的側面の検討(視知覚とその応用及び一般)
    後藤 紀美子; 南 哲人; 小森 伸子; 嶋田 容子; 鹿子木 康弘; 板倉 昭二; 北崎 充晃; 中内 茂樹
    映像情報メディア学会技術報告, 一般社団法人映像情報メディア学会, 32(48) 7 - 12, 2008年11月07日
  • 事象関連電位に見られる顔認知処理に与える色情報の影響と発達的側面の検討(視知覚とその応用及び一般)
    後藤 紀美子; 南 哲人; 小森 伸子; 嶋田 容子; 鹿子木 康弘; 板倉 昭二; 北崎 充晃; 中内 茂樹
    電子情報通信学会技術研究報告. HIP, ヒューマン情報処理, 一般社団法人電子情報通信学会, 108(282) 7 - 12, 2008年10月31日
  • Alteration of adults’ subjective feeling of familiarity toward infants’ sounds
    Y. Shimada; S. Itakura
    Perceptual and Motor Skills, 107(1) 225 - 230, 2008年08月
  • 乳児の泣き声の母親による解釈
    嶋田 容子; 板倉 昭二
    母性衛生, 日本母性衛生学会, 48・2・337-339(2) 337 - 339, 2007年
  • Alternation of adult's auditory affinity to infant voice
    Y Shimada; S Itakura
    JOURNAL OF REPRODUCTIVE AND INFANT PSYCHOLOGY, 23(3) 287 - 288, 2005年08月, 研究発表ペーパー・要旨(国際会議)

書籍等出版物

  • 教職を学ぶ人の新・教育心理学
    渡部, 雅之; 芦谷, 道子; 小沢, 日美子; 梶原, 佳子; 蔵永, 瞳; 神月, 紀輔; 嶋田, 容子; 葉山, 貴美子; 松島, るみ
    教育情報出版, 2022年12月, 分担執筆, 第4章「ことば」
  • 赤ちゃんの聴覚・赤ちゃんと大人の聞こえの違い
    嶋田 容子
    中央法規, 2016年12月, 分担執筆, 乳幼児の音楽表現―赤ちゃんから始まる音環境の創造,第1章第1‐2節,8-11頁.
  • 子育ての会話分析 第14章 子どもと声を合わせたら--声と声との応答責任
    嶋田 容子
    昭和堂, 2016年02月, 分担執筆, 学術書
  • 聴覚
    嶋田 容子
    新曜社, 2015年09月, 分担執筆, 発達科学ハンドブック脳の発達科学,第12章第2節

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 聴覚における選択的聴取の発達メカニズムの解明
    加藤 正晴; 嶋田 容子; 木谷 俊介
    日本学術振興会, 科学研究費助成事業 基盤研究(B), 2021年04月 -2025年03月, 研究分担者, 基盤研究(B), 同志社大学
  • 音環境が乳幼児の行動と保育に与える影響ー基礎研究者と保育実践者の協働による研究ー
    嶋田 容子
    保育室の音環境改善の必要性と方法について、複数の園や自治体での講演や各園との協議をおこない、その結果、いくつかの保育施設で吸音工事が実施された。本研究の協力園となった園では、室内の天井全面を吸音効果の高い天井材に貼り替える工事をおこなったため、室内音響は大きく改善されることが見込まれた。そこで、音環境の変化による子どもの行動への影響をはかるため、この保育室において調査を実施した。吸音措置の前3日間と後3日間にわたり、室内全体を撮すビデオ及び各テーブルに設置した隠しマイクによって、自由遊び時間における室内の子どもの行動を記録した。ビデオとマイクを回収した後、保育者の介入のない自由遊びが開始された後の30分間について、子ども同士の会話の書き起こしをおこない、分析の対象とした。その結果、吸音措置の後では、措置前に比べて、各テーブルにおける小集団の会話がより持続的になった傾向がみられた。結果は現在分析を続けており、日本赤ちゃん学会等で発表を予定している。 また、前年度に実施した、音環境改善の前後における遊びのビデオ記録ついてさらに分析をおこない、集団形成の人数増加だけでなく、独りでいる子どもの行動に質的変化がみられたことを示した。具体的には、目的を見いだせずに徘徊したり寝転がったりする行動が減り、独り遊びに集中する人数が増えた。この分析について論文にまとめ、子どもの発達と環境に関する国際誌に投稿中である。 本研究は、基礎研究の知見と実践知との融合を重視して進めている。保育の音環境と関係の深い保育の色・光環境についても、学会等を通じて議論が発展し、このテーマについて視覚研究者と共同で論文を発表した。, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 基盤研究(C), 2020年04月 -2023年03月, 基盤研究(C), 同志社大学
  • 「音と声」に注目した保育者研修プログラムーECERS及び音環境調査に基づいてー
    埋橋 玲子; 岩渕 善美; 西村 真実; 嶋田 容子; 北野 幸子
    保育の質測定スケールECERSを用いての調査は、尼崎市を含む京阪神の3市において2019年5~6月に合計30の幼稚園・保育所・こども園の4歳児クラスにて行った。調査にあたっては1園所において2人のアセッサーが担当した。アセッサー全体としては26人を動員し、前年度に評価実習によるトレーニングを行い、信頼性を担保した。2019年10月~2020年2月には2020年度に向けてのアセッサートレーニングを9園において実施した。調査実施にあたってはクラスでの保育観察の他、音環境についての認識を調査するために、対象園・所の園長または主任、クラス担任、調査員による質問紙調査を実施した。さらに、音環境と保育環境の関連性を明らかにするパイロット調査として高槻市内の任意の1園の、建築年数と使用されている資材について条件の異なる複数クラスで音量調査を行った。その際にビデオ撮影を行い、保育活動と対照できるようにした。 本研究の目的1「保育の質の数値化=ECERSの学術的利用」については上記3市の行政担当者の協力により調査園所が確保できた。調査結果についても各園所にフィードバックを行なった。調査園については民間への打診を行なったが「評価」に対して受け入れの素地がなく、調査実行にあたっては公立園所で行政の関与が必須であることが明らかになった。また調査の実行に当たって、調査員のトレーニングにより総合スコアの信頼性は一定程度担保ができたが、項目単位ではなく指標レベルでのデータ採取に当たっては困難が多いことがわかった。音環境と保育活動の対象を行なった結果、静穏な環境であるかどうかの音環境は保育の質の一因をなすとはいえ、子どもの経験の質に注目した時に音環境とは別の要因が影響を与えていることが明らかになった, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 基盤研究(C), 2018年04月 -2021年03月, 基盤研究(C), 同志社女子大学
  • 保育室内の騒音環境が乳幼児の聴覚情報処理の発達に及ぼす影響
    志村 洋子; 小西 行郎; 嶋田 容子; 石川 眞佐江
    保育室内の騒音が幼児の聴力に及ぼす弊害を明らかにするために、OAE及びターゲット音の聴取実験により検討した。その結果、日常必要な音を聴き取る力は就学前に顕著に向上する傾向があった。また、増加傾向にある「異年齢児混在オープンスペース」型保育室は残響時間長による騒音傾向があり、「吸音工事」の実施が保育活動の継続測定音圧レベル(音量)を減じること、保育者のアンケートからは保育活動に良好な変化が見られることも明らかになった。, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 2016年04月 -2019年03月, 基盤研究(C), 同志社大学
  • 乳幼児の独言の機能に関する研究
    嶋田 容子
    0~1歳児および自閉症スペクトラム症と診断された幼児を対象に、対象児が自宅で独りで発声する場面を縦断的に観察した。結果、独言における音声リパターンと遊び行動の変化が近いタイミングで生じたことが示唆された。 保育施設における独言について事例を収集し、乳児期の独言の分類項目を示唆した。独言に関連する発声行動を支える音環境について、騒音レベルの高い園で多人数混在音声が頻繁に生じたことを示した。また音環境評価項目を作成し、保育の音環境評価の手法を整えた。保育の音環境と発声行動の関連について保育者との協働調査を実施することで、研究成果を現場に還元すると同時に現場から研究の方向性について示唆を得た。, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 挑戦的萌芽研究, 2014年04月 -2019年03月, 挑戦的萌芽研究
  • 乳児と養育者の唱和にみる音楽の発達的起源
    嶋田 容子
    生後18ヶ月・24ヶ月児における他者との唱和(本研究では互いの声を積極的に重複させることを唱和とする)について、前年度に引き続き実験をおこなった。自由遊びの中で大人が乳幼児に声を重複させる条件と交替で応答する条件を設定し、それぞれの条件における乳幼児の発声パターンと表出された行動を分析した。重複条件では、音楽的要素を含む行動(リズミカルな反復・バンギングなど)が多くみられた。交代条件では、社会的働きかけ(リーチング、共同注意の乳幼児による開始、言語発話等)が多くみられた。4ヶ月児・12ヶ月児ではそのような条件の有意差はみられず、生後18ヶ月以降に現れる特徴と考えられた。生後18ヶ月以降に重複を許容する音声コミュニケーションの形式を理解する可能性が示唆された。 次に保育施設において、唱和に類するコミュニケーションの観察をおこなった。多人数の乳幼児が過ごす保育施設では音環境にばらつきがあり、唱和のような音声コミュニケーションが音環境に関連する可能性が考えられた。そこで、音環境の詳細な評価と、それぞれの環境における唱和等の音声コミュニケーションの関連に焦点を当てて調査をおこなった。騒音計を用いて保育活動中の保育室の音圧レベルを測定し、音圧が特に高くなった場合におこなわれていた音声コミュニケーションを録音から分析した。その結果、複数の園で、音圧レベルが110回を上回る場合があり、その回数には園によって差があった。音圧レベルの高い音は高頻度で「多人数混在音声」によるものであり、唱和のような音声コミュニケーションが難しい状況であった。音環境により、利用可能な音声コミュニケーションの種類が異なる可能性が示唆された。, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 2013年04月 -2018年03月, 特別研究員奨励費, 同志社大学
  • 教育・学習の文化的・生態学的基盤:リズム,模倣,交換の発達に関する人類学的研究
    高田 明; 高木 智世; 木村 大治; 金子 守恵; 高梨 克也; 嶋田 容子; バーデルスキー マシュー
    代表者はこれまで,相互行為における応答の力を基礎として,子どもと養育者の双方が責任を文化的に形成する仕組みを明らかにしてきた.本研究の目的は,この研究に立脚して子どもの教育・学習が成立する基盤を再考することである.そこで日本を含むアジア・アフリカ諸国において,(1)リズム,(2)模倣,(3)交換に関する養育者-子ども(胎児~4歳)間相互行為の発達についての実証的データを収集・分析し,教育・学習の様式を基礎づける文化的・生態学的な構造を明らかにした.具体的には,国内外で計30回のデータセッション,計16回の「教育・学習の人類学セミナー」を主催した.また,調査参加者向けの報告書を毎年度作成した., 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 2012年04月 -2016年03月, 基盤研究(A), 京都大学
  • 乳児の発声にみる音楽の発達的起源:唱和と音楽性の関わりを探る
    嶋田 容子
    乳児の自発的発声は、必ずしも会話のようにターンテイキングの形をとらず、異なる形式と生態学的な意味を持つ可能性がある。本研究は、コミュニケーションのなかで音楽的な発声が乳児の側から自発するきっかけについて検討をおこなった。特に自発的発声が他者との共鳴を通じて音楽性を帯びていく可能性を調べるため、乳児と他者が互いの声を重ね合う状況に注目し、観察および実験的な検討をおこなった。乳児と他者の発声が重複する状況を「唱和」と操作的に定義して検討をおこなった。1.自然な乳児・養育者相互行為において「唱和」の生じる様相をとらえるため、乳児のいる家庭で縦断観察をおこなった。月に一度、乳児と養育者との自然な相互行為を撮影し、そのなかで乳児と親あるいは兄姉との発声がどの程度の比率で重なっているか、それぞれ分析した。その結果、生後8ヶ月から生後18ヶ月で重なりの比率そのものは有意に減少したが、その相手が18ヶ月児では多くが幼い兄姉となっていた。この変化から、会話のルールを理解しつつある18ヶ月児が、大人との間では唱和の形式を用いず、主に幼児との間でのみ用いていた可能性が考えられる。2.18ヶ月児と母親が10分間の自由遊びの中で声を重ねる条件・重ねない条件という二つの実験状況を設定し、各条件における乳児の発声行動を分析した。その結果、声を重ねる条件では反復的な非言語発声が、重ねない条件では言語的発声が多く生じたことが示された。これらの結果は、唱和というコミュニケーションの形式を乳児が認識し、さらにその形式において原初的な音楽性を帯びた音声を発する可能性を示唆した。, 文部科学省, 科学研究費補助金(若手研究(B)), 2012年 -2014年, 研究代表者, 競争的資金, 若手研究(B), 京都大学
  • 養育者-子ども間相互行為における責任の文化的形成
    高田 明; 嶋田 容子; 川島 理恵; 高梨 克也; 高木 智世; 伊藤 詞子
    本研究では,相互行為における応答の力が基礎となり,子どもと養育者の双方が責任を徐々に発達させると考えて,責任が文化的に形成される仕組みを探求した.具体的には,(1)乳児の規則性を用いた行動の相互調整,(2)初期音声コミュニケーションにおける音楽性,(3)乳幼児によるエージェンシーの表示と解釈,(4)相互行為としての模倣活動という4つの研究テーマについて,さまざまな文化的集団(日本,アジア・アフリカの諸民族,米国など)におけるデータの収集・分析を行った., 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 2007年 -2011年, 若手研究(S), 京都大学
  • 言語情報伝達における連続性と分節性:知覚心理学,言語学,音声科学の融合
    中島 祥好; 上田 和夫; 白石 君男; 鏑木 時彦; 伊藤 裕之; 佐々木 隆之; 大串 健吾; 森 周司; 嶋田 容子; 宮内 良太; 嶋田 容子
    言語、音楽などの聴覚コミュニケーションに用いられる音響信号が、時間的にどのように区切られて発せられ、その時間構造がどのように知覚されるのかについて、知覚心理学、言語学、音声科学を融合する観点から研究した。特に、言語音声の音響上の時間変化と、リズムの知覚される仕組みとがどのように関連付けられるかについて考察した。その結果、聴覚システムと言語コミュニケーションとの不可分な関係が明らかになってきた。, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 2007年 -2011年, 基盤研究(S), 九州大学
  • 乳児ー養育者の関係形成における乳児音声と養育者の聴覚
    競争的資金

社会貢献活動

  • 大阪府私立幼稚園連盟 研修講師, 大阪府私立幼稚園連盟, 保育研修会, 2021年02月 - 現在, セミナー・ワークショップ
  • 富山県私立保育園・認定子ども園協会 保育研修, 2020年 - 現在, 資格認定講習
  • 新潟県私立保育園・認定こども園連盟 保育研修, 2020年 - 現在, 資格認定講習
  • 臨床発達心理士会 研修講師, 日本臨床発達心理士認定運営機構, 2024年04月01日 - 2025年03月31日, 資格認定講習
  • 奈良県保育協議会 研修講師, 2024年11月21日 - 2024年11月21日, セミナー・ワークショップ
  • 滋賀県助産師会 研修講師, 2024年11月02日 - 2024年11月02日, 講演会
  • 全日本私立幼稚園幼児教育研究機構 研修, 2023年06月20日 - 2024年02月29日, 講演会
  • 京都市児童館学童連盟 中堅研修, 2024年02月08日 - 2024年02月08日, 資格認定講習
  • 赤ちゃんを知って育ちを楽しむ, ママとパパを支える会, 2023年10月17日, 講演会
  • 金沢市乳児保育研修 講師, 2019年 - 2023年, 資格認定講習
  • 子どもたちの聞こえと音環境, 神戸親和女子大学, すくすく, 2022年03月01日 - 2022年03月01日, サイエンスカフェ
  • 石川県私立幼稚園協会研修会「0,1,2歳児・探ろう研」「2歳児プロジェクト」助言者, 石川県私立幼稚園協会, 探ろう研, 2018年04月 - 2020年03月, 資格認定講習
  • 赤ちゃん学ステップアップ講座, 2020年, 資格認定講習
  • 東海北陸地区私立幼稚園教育研究富山大会 助言者, 2019年08月02日, 資格認定講習
  • 石川県私立幼稚園協会 幼稚園免許更新講習, 2018年 - 2019年, 資格認定講習
  • 東海北陸地区私立幼稚園教育研究新潟大会 助言者, 2018年08月, 資格認定講習

担当経験のある科目(授業)

  • 乳児保育 I,II
    同志社女子大学
  • 赤ちゃん学基礎・赤ちゃん学応用
    同志社大学
  • 幼児理解と教育相談
    金沢学院短期大学
  • 保育の心理学II
    金沢学院短期大学
  • 保育の心理学I
    金沢学院短期大学
  • 乳児保育
    金沢学院大学
  • 心理学統計
    大阪経済大学
  • 文化情報学演習
    同志社大学
  • 視聴覚教育/博物館情報・メディア論
    滋賀県立大学
  • 人間発達論
    兵庫県立大学
  • 地域と子ども
    金沢学院短期大学
  • 認知の発達
    大阪学院大学