同志社大学, グローバル・コミュニケーション学部, 教授, 2023年04月 - 現在
同志社大学 グローバル・コミュニケーション学部 准教授, グローバル・コミュニケーション学部, 准教授, 2011年04月 - 2023年03月
同志社大学, 日本語・日本文化教育センター, 准教授, 2009年04月 - 2011年03月
同志社大学, 日本語・日本文化教育センター, 専任講師, 2007年04月 - 2009年03月
同志社大学 留学生別科 専任講師, Center for Japanese Language, 2004年04月 - 2007年03月
福井大学, 留学生センター, 助教授, 2003年04月 - 2004年03月
福井大学, 教育地域科学部, 助教授, 2000年04月 - 2003年03月
北京日本研究センター(中国), 国際交流基金による派遣講師, 2000年02月 - 2000年07月
福井大学, 教育地域科学部, 講師, 1999年04月 - 2000年03月
福井大学, 教育学部, 講師, 1993年04月 - 1999年03月
徳島大学, 工学部, 内地研究員, 1996年04月 - 1997年03月
大阪外国語大学, 留学生日本語教育センター, 非常勤講師, 1992年04月 - 1993年03月
大学図書館電子書籍による読書リテラシー実践 ―Maruzen eBook Library を利用した協同学習―
脇田里子
日本語プロフィシェンシー研究, (11) 59 - 75, 2023年08月, 研究論文(学術雑誌)
デジタル社会における学部留学生に対する読書リテラシーの授業実践
脇田里子
専門日本語教育研究, (21) 11 - 18, 2021年12月, 研究論文(学術雑誌)
読書リテラシーを支援する日本語科目のカリキュラム・デザイン
脇田里子
間谷論集, (15) 23 - 44, 2021年03月, 研究論文(学術雑誌)
異文化理解における問題解決ツールとしてのシナリオ ―D.I.E.分析との比較を中心に―
脇田里子
日本語教育と日本の研究におけるイノベーション及び社会的インパクト, 191 - 206, 2017年07月
ライティング・ルーブリックの実践
脇田里子
コミュニカーレ, 同志社大学グローバル・コミュニケーション学会, (第5号) 21 - 50, 2016年
リーディングと連携したアカデミック・ライティングの実践研究-学部留学生を対象にした思考ツールの利用―
脇田里子
大阪大学博士論文, 1-185. , 2015年, 学位論文(博士)
学部留学生を対象にした「段階的アカデミック・ライティング」の導入
脇田里子
コミュニカーレ, 同志社大学グローバル・コミュニケーション学会, (第4号) 35 - 61, 2015年
シナリオ執筆による異文化コミュニケーション力の育成
脇田里子
コミュニカーレ, 同志社大学グローバル・コミュニケーション学会, (第3号) 31-59. - 59, 2014年
学部留学生の課題レポートの文章構造の分析
脇田里子
コミュニカーレ, 同志社大学グローバル・コミュニケーション学会, (創刊号) 87 - 123, 2012年, 研究論文(大学,研究機関等紀要)
「文章表現」と「口頭表現」の連携--超級日本語学習者を対象にした試み
脇田 里子
『同志社大学日本語・日本文化研究』, 同志社大学日本語・日本文化教育センター, (第9号) 59 - 79, 2011年
論理的思考を鍛えるための批判的読解
脇田 里子
『同志社大学日本語・日本文化研究』, 同志社大学日本語・日本文化教育センター, (第7号) 17 - 31, 2009年
口頭表現における議論する力を伸ばす試み
脇田里子
同志社大学日本語・日本文化研究, 同志社大学日本語・日本文化教育センター, (6) 14 - 31, 2008年04月, 研究論文(大学,研究機関等紀要)
Web based self-directed learning environment using learner's annotation
Y Ochi; R Wakita; Y Yano
INTERNATIONAL CONFERENCE ON COMPUTERS IN EDUCATION, VOLS I AND II, PROCEEDINGS, 1207 - 1211, 2002年, 研究論文(国際会議プロシーディングス)
Web based digital resource library tracing author’s quotation
Youji Ochi; Yoneo Yano; Riko Wakita
Lecture Notes in Computer Science (including subseries Lecture Notes in Artificial Intelligence and Lecture Notes in Bioinformatics), 2198 606 - 611, 2001年, 研究論文(国際会議プロシーディングス)
用例導出を支援する検索リソース活用型待遇表現辞書システム
越智 洋司; 矢野 米雄; 脇田 里子
電子情報通信学会論文誌. D-1, 情報・システム 1-情報処理, 一般社団法人電子情報通信学会, 83(6) 710 - 718, 2000年06月, 研究論文(学術雑誌)
Development of web customize system for sharing educational resources
OCHI Youji
Proc. of WISE'00, 2000年, 研究論文(国際会議プロシーディングス)
作文教育のためのネットワーク型添削支援システムCoCoAの実践と評価
脇田 里子; 緒方 広明; 矢野 米雄
教育システム情報学会誌, 15(4) 270 - 275, 1999年01月, 研究論文(学術雑誌)
CCML: Exchanging Marked-up Documents in a Networked Writing Classroom
緒方 広明; 矢野 米雄; 脇田 里子
Computer Assisted Language Learning, 11(2) 201 - 214, 1998年02月, 研究論文(学術雑誌)
JUPITER: A kanji learning environment focusing on a learner's browsing
Youji Ochi; Yoneo Yano; Toshihiro Hayashi; Riko Wakita
Proceedings - 3rd Asia Pacific Computer Human Interaction, APCHI 1998, 446 - 451, 1998年, 研究論文(国際会議プロシーディングス)
日本語作文教育のためのネットワーク型添削支援システムCoCoAの構築
矢野 米雄; 緒方 広明; 榊原 理恵; 脇田 里子
教育システム情報学会誌, 14(3) 21 - 28, 1997年08月, 研究論文(学術雑誌)
学部留学生を対象にしたオーディオブック読書の試験的導入
脇田里子
アカデミック・ジャパニーズ・ジャーナル, (16) 1 - 9, 2024年08月, 速報,短報,研究ノート等(学術雑誌),
日本語ライティング教育における論理的思考支援のための教員研修
脇田里子
ヨーロッパ日本語教育, (27) 540 - 546, 2024年05月, 研究発表ペーパー・要旨(国際会議)
「養成セミナー:思考ツール」「研修セミナー:思考ツール」
脇田里子
日本語教師養成・研修におけるライティング教育実践能力の育成―批判的思考を中心に― 令和2年度ー令和5年度 科学研究費補助金基盤研究(B)研究成果報告書, 2024年02月
ライティング指導に感じる難しさ―指導経験年数に着目して―
鎌田美千子; 坪根由香里; 副田恵理子; 脇田里子; 村岡貴子
専門日本語教育研究, (24) 75 - 82, 2022年12月, 速報,短報,研究ノート等(学術雑誌)
日本語教員養成課程の大学生が感じるライティング指導の難しさ―ライティング指導5年未満の日本語教師との比較を通して―
鎌田美千子; 坪根由香里; 副田恵理子; 脇田里子
アカデミック・ジャパニーズ・ジャーナル, (14) 9 - 16, 2022年08月, 速報,短報,研究ノート等(学術雑誌)
ドイツのアビトゥア試験ドイツ語科目の問題分析-日本語のアカデミック・ライティングへの示唆-
脇田里子; 鎌田美千子
アカデミック・ジャパニーズ・ジャーナル, (14) 26 - 34, 2022年08月, 速報,短報,研究ノート等(学術雑誌),
ドイツのアビトゥア試験英語科目における「言語仲介」問題分析 ―日本語教育での「言語仲介」導入のために―
脇田里子
アカデミック・ジャパニーズ・ジャーナル, (13) 45 - 53, 2021年08月, 速報,短報,研究ノート等(学術雑誌),
本をどう読むか ― 読書術を知り、熟達した読書人を目指す―
脇田里子
アカデミック・ジャパニーズ・ジャーナル, (12) 63 - 71, 2020年09月, 速報,短報,研究ノート等(学術雑誌),
「『称賛』と『お世辞』及びその返答に関する日・韓・露・洪の対照研究」
脇田里子; 今井恋; 金利映; スクリパエンコ・アレクセイ
阪大日本語 教育学研究, (3) 35 - 69, 2012年, 記事・総説・解説・論説等(大学・研究所紀要)
アカデミック・ライティングのための意見文の構造化の試み
脇田 里子
日本語教育方法研究会誌, 日本語教育方法研究会, 18(2) 24 - 25, 2011年
レポート作成のための論理の可視化
脇田 里子
間谷論集, 日本語日本文化教育研究会編集員会, (2) 45 - 64, 2008年, 速報,短報,研究ノート等(学術雑誌)
上級レベルの口頭表現における議論する力を伸ばす試み
脇田 里子
日本語教育方法研究会誌, 日本語教育方法研究会, 14(2) 64 - 65, 2007年
授業報告としてのMoodleの活用
脇田 里子; 越智 洋司
日本語教育方法研究会誌, 日本語教育方法研究会, 13(1) 12 - 13, 2006年
同志社大学における留学生別科生と日本人学生の交流会の現状と課題
脇田 里子
同志社大学留学生別科紀要, 同志社大学留学生別科, 5(5) 117 - 129, 2005年12月
留学生別科生と日本人学生の交流会の現状と課題
脇田 里子
同志社大学 留学生別科紀要, (第5号) 117 - 129, 2005年
教材リソースの再利用におけるコンテンツ承認機構の提案
越智 洋司; 脇田 里子; 矢野 米雄
日本教育工学会論文誌, 日本教育工学会, 28(0) 145 - 148, 2005年
内発的動機づけを高める自己評価の試み
脇田 里子
メディア教育開発センター 研究報告 45, (45) 117 - 123, 2004年
内発的動機づけを高める自己評価の試み (フレキシブル・ラーニングのための学習支援と評価(2)) -- (第1部 〔学習評価支援フォーカスグループ〕平成14年度、15年度の研究課題)
脇田 里子; 越智 洋司
研究報告, 放送大学, 45(45) 117 - 123, 2003年12月
IDを指向する学習リソース共有型デジタルライブラリ (高等教育におけるIT利用)
越智 洋司; 脇田 里子; 矢野 米雄
教育システム情報学会研究報告, 教育システム情報学会, 18(4) 5 - 8, 2003年11月
福井の異文化交流の調査と課題
脇田 里子
福井大学 教育地域科学部 紀要 第Ⅰ部 人文科学(国語学・国文学・中国学編), 福井大学, 53(53) 1 - 11, 2002年12月10日
ユーザアノテーションを利用した Web リソース活用型学習環境の開発
越智 洋司; 脇田 里子; 矢野 米雄
電子情報通信学会技術研究報告. ET, 教育工学, 一般社団法人電子情報通信学会, 102(388) 13 - 18, 2002年10月11日
Minute Paper
脇田 里子
教育システム情報学会誌 = Transactions of Japanese Society for Information and Systems in Education, 19(4) 321 - 321, 2002年10月01日
引用情報を利用した Web 教材共有支援システム
越智 洋司; 矢野 米雄; 脇田 里子
教育システム情報学会研究報告, 教育システム情報学会, 2000(4) 15 - 20, 2000年12月02日
引用情報を利用したWWW教材探索支援環境
植村 大輔; 越智 洋司; 矢野 米雄; 脇田 里子
教育工学関連学協会連合全国大会講演論文集 = Joint Conference on Educational Technology, 教育工学関連学協会連合全国大会実行委員会, 6(1) 259 - 262, 2000年10月07日
WWWカスタマイズ環境における学習リソース共有支援
深見 賢吾; 越智 洋司; 矢野 米雄; 脇田 里子
教育工学関連学協会連合全国大会講演論文集 = Joint Conference on Educational Technology, 教育工学関連学協会連合全国大会実行委員会, 6(1) 355 - 358, 2000年10月07日
引用情報を利用したWWW教材探索支援環境
植村 大輔; 越智 洋司; 矢野 米雄; 脇田 里子
日本教育工学会大会講演論文集, 16(1) 259 - 262, 2000年10月07日
WWWカスタマイズ環境における学習リソース共有支援
深見 賢吾; 越智 洋司; 矢野 米雄; 脇田 里子
日本教育工学会大会講演論文集, 16(1) 355 - 358, 2000年10月07日
第5章 Web利用によるオムニバス講義の授業改善(第1部 実践レポート,大学授業の自己改善法-1998年度 授業改善の実践報告-,メディアを活用した学習方法の最適化に関する研究開発)
脇田 里子; 越智 洋司; 矢野 米雄
研究報告, 放送大学, 14 43 - 52, 2000年03月
Web利用によるオムニバス講義の授業改善 (大学授業の自己改善法--1998年度 授業改善の実践報告) -- (第1部 実践レポート)
脇田 里子; 越智 洋司; 矢野 米雄
研究報告, メディア教育開発センタ-, (14) 44 - 52, 2000年03月
Web利用によるオムニバス講義の授業改善
脇田 里子
メディア教育開発センター研究報告14, (14) 43 - 52, 2000年
共同作業による多文化理解教育の実践と課題
脇田 里子
メディア教育研究, 放送大学, 4(4) 27 - 36, 2000年
研究ノート 共同作業による多文化理解教育の実践と課題
脇田 里子
メディア教育研究, 文部省大学共同利用機関メディア教育開発センター, (4) 27 - 36, 2000年
引用に基づく Web リソースの活用・共有を支援する学習環境
越智 洋司; 矢野 米雄; 脇田 里子
全国大会講演論文集, 24 419 - 420, 1999年08月06日
文章構造に着目した文章作成支援
脇田 里子; 越智 洋司; 矢野 米雄
全国大会講演論文集, 24 347 - 348, 1999年08月06日
ユーザのブラウジングから学習漢字を選定する漢字学習環境の構築
越智 洋司; 矢野 米雄; 脇田 里子; 林 敏浩
情報処理学会論文誌, 一般社団法人情報処理学会, 40(2) 433 - 442, 1999年02月15日
Web を利用したオムニバス講義の日本事情教育とその実践
脇田 里子; 越智 洋司; 矢野 米雄
日本教育工学雑誌, 日本教育工学会, 23(0) 45 - 48, 1999年
複数大学による異文化交流の合同合宿
脇田 里子
福井大学教育実践研究, 福井大学教育学部附属教育実践研究指導センター, (24) 367 - 375, 1999年
ネットワーク型日本語作文添削支援システムCoCoAの実践
脇田里子
教育システム情報学会第23回全国大会講演論文集, 355 - 356, 1998年
An approach to Conversation Learning through Video Conferencing
R Wakita; Y Ochi; H Ogata; Y Yano; T Hayashi
PROCEEDINGS OF ICCE'98, VOL 2 - GLOBAL EDUCATION ON THE NET, CHINA HIGHER EDUCATION PRESS BEIJING, 2 539 - 542, 1998年
学内教官による日本事情 : ホームページを活用した授業構想
脇田 里子
日本語教育方法研究会誌, 日本語教育方法研究会, 5(2) 8 - 9, 1998年
カナダで最も古いオープン ・ ユニバシティ
脇田 里子
教育システム情報学会誌 = Transactions of Japanese Society for Information and Systems in Education, 14(5) 232 - 233, 1998年01月01日
Teachers′ Customizable CAI System for Kanji Compound Learning
脇田 里子; 越智 洋司; 一宮 浩教
福井大学教育学部紀要 第5部 応用科学, 福井大学教育学部, (32) 39 - 50, 1997年12月
漢字熟語CAIの授業導入の試み
脇田 里子; 越智 洋司; 一宮 浩教; 矢野 米雄; 林 敏浩
日本語教育方法研究会誌, 日本語教育方法研究会, 4(2) 54 - 55, 1997年
電子メイル交換による日本語の作文支援システムの構築
野口剛; 榊原理恵; 緒方広明; 脇田里子; 矢野米雄
電気関係学会四国支部連合大会講演論文集, 1996 252 - 252, 1996年
留学生と日本人学生による異文化コミュニケ-ション--「現代日本事情」より
脇田 里子
福井大学教育学部紀要 第1部 人文科学, 福井大学教育学部, (47) 27 - 35, 1996年
福井大学における日本語教育事情--昭和45年度から平成6年度にかけて
脇田 里子
福井大学教育学部紀要 第1部 人文科学, 福井大学教育学部, (44) p15 - 38, 1995年
ドイツのギムナジウムにおける英語科目の仲介の分析
脇田里子
第28回ヨーロッパ日本語教育シンポジウム, 2024年08月23日, ポスター発表
学び続ける 対話的学びを考える ~会話と対話の違い~
脇田里子
日本アクティブ・ラーニング学会チャレンジ教育部会第22回研究会, 2023年12月14日, 口頭発表(招待・特別)
日本語ライティング教育における論理的思考支援のための教員研修
脇田里子
第26回ヨーロッパ日本語教育シンポジウム, 2023年08月19日, 2023年08月18日, 2023年08月20日, ポスター発表
学部留学生を対象にしたオーディオブック読書の試験的導入
脇田里子
オンラインシンポジウム第7回「未来志向の日本語教育」, 2023年08月03日, 2023年08月03日, 2023年08月03日, 口頭発表(一般)
大学図書館電子書籍による読書教育
脇田里子
第58回アカデミック・ジャパニーズ・グループ研究例会, 2023年02月16日, 口頭発表(一般)
学習者と教員の背景要因がアカデミックな日本語教育に及ぼす影響―ビリーフ・学習プロセス・学習環境の観点から狭義の言語能力育成を超えて―
村岡貴子; 阿部新; 脇田里子; 池田隆介; 大島弥生
日本語教育学会2022年度秋季大会, 2022年11月26日, シンポジウム・ワークショップパネル(公募)
大学図書館の電子書籍を利用したハイフレックス型授業の実践-デジタル社会で求められる教師の役割-
脇田里子
第25回ヨーロッパ日本語教育シンポジウム, 2022年08月27日, ポスター発表
日本語教育のライティング指導における思考ツールの利用
脇田里子
第28回大学教育研究フォーラム, 2022年03月17日, 2022年03月16日, 2022年03月17日, 口頭発表(一般)
ドイツのアビトゥア試験ドイツ語科目の問題分析-日本語のアカデミック・ライティングへの示唆-
脇田里子; 鎌田美千子
第55回アカデミック・ジャパニーズ・グループ研究会, 2022年02月22日, 2022年02月22日, 2022年02月22日, 口頭発表(一般)
大学で日本語を教える教師が抱えるライティング指導の難しさ―日本語教師養成・研修の具体的検討に向けて―
鎌田美千子; 坪根由香里; 副田恵理子; 脇田里子; 村岡貴子; 菅谷奈津恵; 松岡洋子
日本語教育学会2021年度秋季大会, 2021年11月28日, 2021年11月27日, 2021年11月28日, 口頭発表(一般)
学部留学生に対する読書教育実践
脇田里子
第65回日本読書学会大会, 2021年09月26日, 口頭発表(一般)
協同学習と多読による自律的な学習者の育成:レポートに見られるメタ認知能力
脇田里子
第24回ヨーロッパ日本語教育シンポジウム, 2021年08月27日, 2021年08月25日, 2021年08月28日, ポスター発表
ドイツのギムナジウムの外国語教育における言語調整の意味するもの
脇田里子
第27回大学教育研究フォーラム, 2021年03月17日, 2021年03月17日, 2021年03月18日, 口頭発表(一般)
初年次の日本語科目における読書教育
脇田里子
大学教育学会第42回大会, 2020年06月06日, 2020年06月06日, 2020年06月07日, 口頭発表(一般)
学部留学生を対象にしたアウトプット指向の読書教育
脇田里子
第26回大学教育研究フォーラム, 2020年03月18日, 2020年03月18日, 2020年03月19日, ポスター発表
学部留学生の日本語による読書の課題
脇田 里子
第25回大学教育研究フォーラム, 2019年03月23日, ポスター発表
ルーブリックによる日本語ライティングのアセスメント
脇田 里子
第21回専門日本語教育学会研究討論会, 2019年03月04日, 口頭発表(一般),
電子書籍による読書活動推進
脇田 里子
第47回アカデミック・ジャパニーズ・グループ研究会, 2019年02月24日, ポスター発表,
学部留学生の読書活動に関する調査報告
脇田 里子; 村上 康代
第50 回 日本語教育方法研究会, 2018年03月24日, ポスター発表,
異文化理解における問題解決ツールとしてのシナリオ ―D.I.E.分析との比較を中心に―
脇田里子
第11 回国際日本語教育・日本研究シンポジウム(香港公開大学、香港), 2016年11月, 口頭発表(一般)
学部留学生に対する ライティング・ルーブリックの実践
バリ日本語教育国際研究大会2016, 2016年09月, 口頭発表(一般)
論文作成を目指した「段階的アカデミック・ライティング」
豪州日本学研究学会2015 (La Trobe University, Melbourne, Australia), 2015年, 口頭発表(一般)
批判的読解を取り入れたアカデミック・ライティングの実践―学部留学生を対象にしたリーディングとライティングの連携―
脇田里子
シドニー日本語教育国際研究大会2014, 2014年
シナリオ執筆による異文化コミュニケーション-シナリオ・センター講師との連携による実践-
異文化間教育学会第35回大会(同志社女子大学), 2014年
文章構成に着目した学部留学生のためのレポート作成実践
脇田里子
豪州日本研究学会, 2013年, ポスター発表
学部留学生を対象にした文章構成分析による論説文読解
脇田里子
アカデミック・ジャパニーズ・グループ研究会(東京海洋大学), 2013年, 口頭発表(一般)
論説文読解における文章構造分析の一考察―文章構造の可視化の実践―
脇田里子
第九回国際日本語教育・日本研究シンポジウム(香港理工大学、香港), 2012年, 口頭発表(一般)
『構成要素』のラベルづけによるレポート作成指導法
日本語教育国際研究大会名古屋2012 (名古屋大学), 2012年, ポスター発表
アカデミック・ライティングのための意見文の構造化の試み
日本語教育方法研究会第37回研究会 (京都外国語大学), 2011年, ポスター発表
Visual Sheets Supporting for Pre-writing Process in Writing a Report,
The 8th International Conference on Information Technology Based Higher Education and Training (ITHET 2007) (KKR Kumamoto, Japan), 2007年
レポート作成におけるビジュアル・シートによるプレライティング支援
情報コミュニケーション学会第4回全国大会 (摂南大学), 2007年
上級レベルの口頭表現における議論する力を伸ばす試み
日本語教育方法研究会 (京都教育大学), 2007年, ポスター発表
「論理の可視化-レポート作成におけるプレライティングを支援するロジック・チャートの利用-」 パネルディスカッション 『教育現場と研究領域の橋渡しとしての作文教育の課題と展望』
日本語教育学会 (龍谷大学), 2007年
授業報告としての Moodle の活用
日本語教育方法研究会 (国立国語研究所), 2006年
日本語教育における論理的思考を養うためのロジック・チャート利用
教育システム情報学会第31回全国大会 (大阪経済大学), 2006年
文章構造の可視化に着目した日本語学習者のための作文教育支援
言語処理学会第11回年次大会 (香川大学), 2005年
留学生別科生と日本人学生の交流会の課題
異文化コミュニケーション学会異文化実践研修会 (桜美林大学), 2005年
Japanese Reading Support System Focusing Learner's Needs
The Fourth International Conference Foreign Language Education and Technology (FLEAT 4) 2000 (Kobe, Japan), 2004年
論理的な文章作成のための日本語作文の構成分析
2004年日本語教育国際研究大会 (昭和女子大学), 2004年
Web based Educational Resource Library with Authenticating User’s Quotation
Y Ochi; Y Yano; R Wakita
Proceedings of International Conference on Computers in Education 2003, 2003年12月, 口頭発表(一般)
多文化クラスでの授業改善-授業内容の変遷と現在の課題-
脇田 里子
メディアFDとフレキシブル・ラーニング支援の研究開発「学習評価支援」フォーカス・グループ平成15年度第1回会議, 2003年, 千葉 メディア教育開発センター
多文化コミュニケーションでの授業改善
第2回大学教育研究集会 (京都大学), 2003年
作文教育システムの先行研究
脇田 里子
国立国語研究所作文教育研究委員会, 2002年, 東京 国立国語研究所
ウェッブによる日研生修了レポート
脇田 里子
日本語・日本文化研修留学生教育研究会 (大阪外国語大学), 2002年, 大阪、大阪外国語大学
学生参加型の音声表現授業
第24回全日本教育工学研究協議会北陸大会(第23回北陸三県教育工学研究大会福井大会) (福井大学), 2002年
論理構造表示による日本語作文教育
教育システム情報学会第27回全国大会, 2002年
Practice of Omnibus Class Using WWW in Technical Training for Foreign Students
The 2nd International Conference on Information Technology Based Higher Education and Training (ITHET) 2001 (KKR Kumamoto, Japan), 2001年
コンピュータを利用した日本語教育
脇田 里子
2000年度 第1回 日本語教育セミナー(国際交流基金 北京事務所主催), 2000年, 中国、北京
日本での日本事情実践
脇田 里子
2000年春学期 北京日本学研究センター講演会, 2000年, 中国、北京
Web based educational filtering system for language learning
Y Ochi; Y Yano; R Wakita
ADVANCED RESEARCH IN COMPUTERS AND COMMUNICATIONS IN EDUCATION, VOL 1, 1999年, 口頭発表(一般)
ネットワーク型日本語作文添削支援システムCoCoAの実践
脇田里子; 緒方広明; 矢野米雄
教育システム情報学会第23回全国大会講演論文集, 1998年08月, 口頭発表(一般)
Error analyzer for supporting collaborative Japanese language learning
C Feng; H Ogata; Y Yano; R Wakita
PROCEEDINGS OF ICCE'98, VOL 1 - GLOBAL EDUCATION ON THE NET, 1998年, 口頭発表(一般)
デジタル時代のリーディング・リテラシーを支援する読書教育プログラムの開発
脇田里子
2021年04月 -2025年03月, 研究代表者, 科学研究費 基盤研究(C)(一般), 同志社大学
日本語教師養成・研修におけるライティング教育実践能力の育成―批判的思考を中心に―
鎌田 美千子; 坪根 由香里; 布施 悠子; 脇田 里子; 菅谷 奈津恵; 副田 恵理子; 松岡 洋子; 村岡 貴子
本年度は、全体会議を12回実施し、連携を図りながら、以下の研究に取り組んだ。第一に、日本語教師を対象にライティング指導の難しさに関する質問紙調査を行った。167名分の回答を分析し、ライティング指導経験年数による難しさの違いを明らかにした(2021年度日本語教育学会秋季大会にて発表、全員)。第二に、上述した質問紙調査の回答者のうち35名を対象にフォローアップ・インタビューを行った。この結果については、現在、分析中である。第三に、大学の日本語教員養成課程の大学生を対象にライティング指導の難しさに関する質問紙調査を行った。65名分の回答を分析し、大学生が感じる難しさの特徴を明らかにした(投稿中、鎌田・坪根・副田・脇田)。第四に、日本語教員養成課程の大学生3名を対象に行ったインタビュー調査の結果を考察し、大学生が添削と評価に難しさを感じていることを把握した(第30回小出記念日本語教育研究会にて発表、『大阪観光大学研究論集』第22号に論文掲載、坪根・鎌田)。第五に、ライティングにおける思考ツール活用について日本語教師10名を対象にインタビュー調査を行い、現状を把握するとともに教育支援の可能性を探った(第28回大学教育研究フォーラムにて発表、脇田)。第六に、書きことばの習得と学習の観点から教授上の留意点、日本語教科書の問題について考察し、教師養成の課題を指摘した(『文化交流研究』第35号に論文掲載、鎌田)。第七に、日本語教員養成課程の大学生6名を対象に行ったアカデミック・ライティングに関するインタビュー調査の分析をさらに進めて、大学生の学習上の困難点を明らかにした(第28回大学教育研究フォーラムにて発表、副田)。
以上の調査研究で得られた知見をもとに、最終年度に実施する養成セミナー及び研修セミナーの具体的な内容の検討を開始した。この検討に関しては、次年度も継続していく予定である。, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 基盤研究(B), 2020年04月 -2024年03月, 基盤研究(B), 宇都宮大学
日本語読解・ライティングの方法に影響する母語・母文化の教育的背景要因に関する研究
村岡 貴子; 阿部 新; 脇田 里子; 太田 亨; 石黒 圭; 鎌田 美千子; 山路 奈保子; 太田 達也; 池田 隆介; 中島 祥子; 堀 一成; 大島 弥生
本年度も全体会議を2回行い、班を超えての連携を進めてきた。
まず、ビリーフ調査班では、中国に続き、韓国、タイ、ベトナムでの量的調査を完了した。中国では9大学で教師・学習者をあわせて700程度、また、韓国(7大学8学部)・タイ(5大学)・ベトナム(5大学)についても、各々250-400程度データが収集された。教師へのインタビュー調査では、中国の重点大学の教員14名に協力を得て、調査が完了した。
次に、読解・ライティング連携班では調査対象を主としてドイツと中国としている。まず、ドイツの中等教育機関のアビトゥア試験(卒業試験兼一般大学入学資格試験)のドイツ語科目の問題分析を通じて、日本語のアカデミック・ライティングへの示唆を得た。また、中国の大学共通試験に当たる「高考」を分析し、かつ、中国の大学教員へのインタビュー調査等を通して大学のカリキュラムを調査することで、中国国内の作文教育の状況、ならびに作文教育と読解教育の関わりを探った。
また、学習教育環境班では、ライティングの学習教育環境を把握するための調査の一環として、日本国内の大学学部における「文章表現法」等のレポート執筆能力の養成を目的とする科目のシラバスの分析を行った。その結果、シラバスの「概要・目標」において「論理的思考力」に関わる記述をしている科目が多くあったが、「授業内容」欄における「論理的思考力」に関わる記述の割合は少なかった。日本の大学では、学部生のライティング技能向上と論理的思考力育成とは不可分であるとの共通認識のあることがわかった。
さらに、学習変容プロセス班では、学士課程4年間のライティングを通じた学びについてインタビューを行った。中国人理系留学生、日本人学生(理系国立、文理融合系国立・私立大学)各カテゴリー3~4名ずつの協力を得て実施し成果を公開した。, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 基盤研究(B), 2019年04月 -2023年03月, 基盤研究(B), 大阪大学
デジタルネイティブ世代「不読」留学生の「読む」活動を支援する教育プログラムの開発
脇田 里子
2018年度は大学生の活字離れや読書離れの対策に関する先行研究の収集を中心に、学部留学生にとって、日本語の読書の課題や読書活動を推進するための環境や支援について分析した。
課題を解決するために、2つの仮説を立てた。1つは電子書籍をうまく活用し、個人の読みを支援することである。もう1つは読書を個人の趣味と考えるより、複数人で読み合い、意見交換する活動と考えることである。
前者については、留学生の読書の実態を鑑み、印刷書籍と電子書籍の特徴を分析した。とりわけ、電子書籍の中でもアマゾン社の”Kindle”は印刷書籍と同様の読書支援環境を提供している。それだけでなく、単語をクリックすれば、複数の電子辞書との接続が可能で、漢字の読み、語彙の意味などを瞬時に知ることができる。電子書籍はそうした電子機器の長所を複数所有している。留学生もスマートホンの所有率はほぼ100%であるため、スマートホンのアプリを使った電子書籍の読書を推進したい。
後者については、吉田(2013)の「ブッククラブ」の環境が望ましいと考える。リーディングの授業の中で、ピアで同じ書籍を読み合い、毎週、意見を交換し、読後に簡単な書評を書くプロジェクトを試行した。授業の全ての時間を「ブッククラブ」の活動をするのではなく、毎回、10分程度の時間を意見交換した。この実践については1学期間や1年間で終わるものではなく、複数年度にわたるカリキュラムの中で実施していきたい。, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 基盤研究(C), 2017年04月 -2020年03月, 基盤研究(C), 同志社大学
大学・大学院でのキャリア形成に資する在学段階別日本語ライティング教育の開発と評価
村岡 貴子; 石黒 圭; 鎌田 美千子; 因 京子; 中島 祥子; 堀 一成; 磯野 英治; 近藤 彩; 仁科 浩美; 仁科 喜久子; 脇田 里子
本研究では、大学・大学院での研究から社会での実務に至るまで、そこで必要なライティングを包括的に捉え、その教育について議論した。具体的には、言語表現の言い換えであるパラフレーズ、論文スキーマ、文章評価ツールとアセスメント、コーパス、大学初年次教育、専門分野教員との連携、ライティングを支援する大学院生の育成、社会人が必要なライティング活動等である。以上の考察の結果、大学教育と社会で各々必要なライティング活動には、教育・支援すべき留意点に接点が多く、分野を超えた大学と社会をつなぐtransferable skillsの視点の有用性が明らかとなった。, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 基盤研究(B), 2014年04月 -2018年03月, 基盤研究(B), 大阪大学
日本語表現教育におけるビジュアル化の研究
脇田 里子
本研究では,「読んで理解する」文書(ワープロ文書など)や「見て理解する」文書(プレゼン資料など)の作成におけるビジュアル化の重要性を再確認し,特に,プレゼン発表におけるビジュアル技術要素の研究を行った.
授業実践の結果,プレゼン資料作成の初心者にとって表現が難しかったビジュアル要素は,「一カード内の情報量の調整」と「複数のカード構成」に分けられる.前者は,カード内の見出し,本文,イラスト・図・写真,グラフなどの提示における重要箇所のめりはりのつけ方,配置や配色のバランス,関連性の提示方法である.また,視線の自然な流れ(「左→右」「上→下」)に反した展開は,聞き手の負荷が大きい.なお,過度のアニメーション効果や過度の強調は,逆にビジュアル化の効果を下げる.後者は,カード全体を通した統一感の欠如(縦書きカードと横書きカードの混在など)が挙げられる.
ビジュアル表現能力では、次の二つの能力が重要であることが明らかになった.一つは,文章の文字情報をいかにビジュアル化(箇条書き,図式化,図解化)するかである.もう一つは,発表の構成/流れである.明確な目的やメッセージがあり,その目的の達成に至る過程,事項などをカードごとに論理的に配置する必要がある.ビジュアル化するのが困難な日本語文章は,参照元の文書の文章構成が適切でないことが確認された.
そこで,後者の能力に関して,文章の論理的な構造を支援するために,レポートの文章構成の分析を行った.その結果,論理的な文章の条件として,明確な主張や意見があること,自分の立場や根拠の明確化,型にはまった文章展開があることがわかった.論理的な文章表現であれば,短時間にその人の意見を把握,理解できる.しかし,論理的な文章を書くことは簡単でないため,ビジュアル化という視点から文章作成支援の可能性について継続的に研究を行っている., 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 若手研究(B), 2003年 -2004年, 競争的資金, 若手研究(B)
作文教育のためのネットワーク型添削支援システムの研究
矢野 米雄; 脇田 里子; 越智 洋司; 緒方 広明
近年,インターネットの普及により,海外の学生との国際交流の機会も広がりつつある.そこでは,電子メールを用いた言語学習も数多く試みられており,その研究成果がいくつか報告されている.ここでは,文章の添削が中心に行われるが,紙面上での添削による作文教育に比較して,通常の電子メールの機能だけでは,添削が行いにくく,十分に作文指導が行えないという問題点がある.そこで,既に我々は,ネットワーク型添削支援システムシステムCoCoA(Communicative Correction Assistance System)を試作した.
本研究の目的は,ネットワーク型添削支援システムCoCoAを拡張して,教師が蓄積した添削文章を有効利用して,学習者がお互いの文章を添削しながら,作文能力を高めていくことができる効果的な協調環境を構築することである.本年度は,協調学習のためのネットワーク型添削支援システムを設計・試作した.さらに,映像に対する添削支援システムを設計・試作した.開発言語は,Java言語,XMLを用いた.
1 添削による語学学習の調査と分析(脇田)
2 ネットワーク型添削支援システムの設計(矢野,緒方,越智)
2-1 文章の添削手法のモデル化
2-2 添削文章のバージョン管理手法の提案
2-3 添削文章コーパスの解析手法の提案
2-4 添削文章を用いた学習者モデルの提案
2-5 映像に対する添削支援システムの提案
3 プロトタイプシステムの開発(緒方,越智), 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 萌芽的研究, 1999年 -2001年, 萌芽的研究, 徳島大学
エージェントを用いた日本語教育のための柔軟な協調学習環境の研究
矢野 米雄; 脇田 里子; 越智 洋司; 緒方 広明; 金 群
本研究の目的は,エージェント技術を用いて,日本語教育のための柔軟な協調学習環境を構築することである.我々は,その学習対象として,作文教育を選び,ネットワークを通じて添削作業が可能な学習支援システムを構築した.学習者と教師が協調しながら行う添削作業を,コンピュータを用いて分散環境で可能とするシステムCoCoA(Communicative Correction Assisting System)を構築した.また,実験によりCoCoAの学習環境における添削に必要となる添削記号や支援機能を抽出した.その考察結果をもとに,添削文章の交換方式としてCCML(Communicative Correction Markup Language)を提案した.さらに,システムを試作し,評価実験を行い,CoCoAとCCMLの有効性を示した.
また,近年,インターネットの普及により,時間・場所の制約を越えて,様々な国の人々がサイバースペース上で容易にコミュニケーションできるようになってきた.本研究では,ソフトウェアエージェントの介在により,サイバースペースでの言語学習を支援する学習環境Anckleを提案した.Anckleは,コミュニカティブアプローチに基づき,サイバースペース内での母語話者とのコミュニケーションによる言語学習を支援する.また,外国語学習で大きなで問題となる言語転移に着目して,エージェントがコミュニケーションに介入し,学習者の理解状態に合わせて教授を行う.我々は,コミュニケーションギャップモデル(CGM)を提案し,中国人による日本語学習を支援するシステムを試作した., 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 基盤研究(B), 1997年 -2000年, 基盤研究(B), 徳島大学
インターネットを利用した日本語学習マルチメディア辞書の構築
矢野 米雄; 林 敏浩; 越智 洋司; 緒方 広明; 古郡 延子; 脇田 里子; 金 群
我々は,WWWに代表されるインターネットを利用したオープンで拡張可能な日本語学習用電子辞書システムの研究として,待遇表現学習システムJecy,漢字熟語辞書システムKIDS-II,擬音語擬態辞書システムJamios,漢字学習支援システムJUPITERおよびAnckleのプロジェクトを進めた.Jecyは対人関係に着目した待遇表現学習支援システムであり,待遇表現知識ベースと文化的な差異による対人関係の捉え方をフォローする環境を実現した.そして,待遇表現辞書Jedyへと応用した.JAMIOSは,擬音語・擬態語を対象にマルチメディア情報を用いて,文化的な差異による意味理解と,マルチメディアをキーにした柔軟な電子辞書を実現した.KIDS-IIは,漢字熟語の類推を支援する辞書システムであり,漢字の出現頻度に着目した任意の漢字熟語に対する読み候補導出機構を実装した.JUPITERは,KIDS-IIを応用したものであり,情報フィルタリング技術を応用して学習漢字を選定する漢字選定フィルタリングを実装した.Anckleは,日本語と中国語における漢字の意味差異を考慮した学習支援を行う学習支援システムである.本システムは,日中の差異知識を扱う電子辞書を持ち,ソフトウェアエージェントを利用して,学習者と母語話者のコミュニケーションを支援する.これらのシステムはWindows上で動作し,ソフトウェアコンポーネント化によるインターネット対応の枠組みで実装した.また,各システムは日本語教育現場での試用評価を行い,良好な結果が得られた., 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 基盤研究(B), 1997年 -2000年, 基盤研究(B), 徳島大学
多文化クラスの大学間および地域相互交流プロジェクトの実施と評価に関する研究
土屋 千尋; 小山 宣子; 徳井 厚子; 宮本 律子; 前田 洋; 脇田 里子; 足立 祐子
「多文化クラス」とは、我々が定義した用語であり、様々な文化背景をもった学生が参加し、異文化理解についてまなぶクラスのことをいう、多文化クラスの出発点は、留学生対象の日本事情クラスを異文化理解の場としてとらえ、日本人学生をうけいれたことにある。そして、近年の大学入試選抜の多様化にともない、帰国子女・中国帰国者子弟・社会人枠入学者など、留学生対日本人学生という枠ではとらえきらない多様な学生がクラスに登場するようになり、さらに発展してきたものである。多文化クラスは、学生の多様性をプラス面としてとらえる。我々は、1.各大学で実施している多文化クラス 2.多文化クラスの大学間相互交流、について研究をおこなった。
1.多文化クラスの授業展開
様々な形態の討論や共同作業による作品づくりをおこない、体験プロセスを重視
その学習の特徴は、体験学習型←知識授与型、多方向的←一方方向、主体的←受動的である。なお、共同作業において、学生は、作業前、共同作業で大切なこととして抽象的な項目をあげていたのが、作業後は共同作業で具体的に必要とされる能力をあげるというように意識変化がみられた。意識変化をもたらしたものは、学生が作業前の予測とはちがったあたらしい体験をしたことのあるとかんがえられる。
2.大学間相互交流の実施
・共同作業による作品を多大学間で交換し評価
・SOSによる交流授業
・合同合宿
合同合宿に参加した学生達は合宿後、交流に対する不安がへり、自身がたかまったという結果がえられた。また、これらの多大学とのプロジェクトはコミュニケーション教育の場であることが確認できた。
地域との交流プロジェクトとしては、新潟大学の多文化クラスの学生が交流の足がかりをつくった。
上記の多文化クラスを運営していく教師は、学生と同様、多文化クラスにまなぶ学習者であり、また、プロジェクトを実施するための企画や実務能力がもとめられる。, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 基盤研究(C), 1997年 -1999年, 基盤研究(C)