同志社大学文学部文化史学科, 教授, 2014年04月 - 現在
同志社大学文学部, 文化史学科, 准教授, 2010年04月 - 2014年03月
滋賀大学環境総合研究センター 准教授, Research Center for Sustainability and Environment, 2007年 - 2010年
大学共同利用機関法人人間文化研究機構連携研究員, 2006年 - 2010年
国立歴史民俗博物館 共同研究員, 2003年 - 2009年
滋賀大学環境総合研究センター 助教授, Research Center for Sustainability and Environment, 2004年 - 2007年
総合地球環境学研究所共同研究員, 2006年 -
滋賀大学教育学部附属環境教育湖沼実習センター 助教授, Faculty of Education, 2001年 - 2004年
国際日本文化研究センター 共同研究員, 1996年 - 2003年
滋賀大学教育学部附属環境教育湖沼実習センター 講師, Faculty of Education, 1997年 - 2001年
奈良女子大学文学部 助手, Faculty of Letters, 1995年 - 1997年
近衛篤麿の京都別邸設置と東亜同文会の展開
佐野静代
文化史学, (80) 33 - 68, 2024年11月, 研究論文(学術雑誌)
琵琶湖疏水利用庭園の成立と中井弘による京都別邸群の誘致
佐野静代
文化史学, (79) 1 - 38, 2023年11月
京都高瀬川上流の近世庭園・屋敷群とその明治前期における変容―槇村正直・北垣国道の京都復興政策との関係をめぐって
佐野静代
文化史学, (78) 1 - 35, 2022年11月, 研究論文(学術雑誌)
無鄰庵に先行する琵琶湖疏水利用庭園と山県有朋の人脈による別邸群形成
佐野静代
京都府立京都学・歴彩館『令和元年度京都府域の文化資源に関する共同研究会報告書(洛東編)』, 68 - 88, 2020年09月
近衛家別邸「御花畑」の成立とその政治史上の役割 : 禁裏御用水・桂宮家・尾張藩・薩摩藩との関わりについて
佐野静代
人文學(同志社大学人文学会), (205) 1 - 53, 2020年03月15日
近世における「水田漁猟」の展開と河川流域の環境変化
佐野静代
史林, 101(3) 70 - 103, 2018年
西郷菊次郎の来歴に関する再検討―横浜・米国・台湾・京都―
佐野静代
「人文學」(同志社大学人文学会), (202) 1 - 58, 2018年
「近世近江国南部における「里山」と「里湖」の循環的システム―漁業史からの環境史研究の可能性」
佐野静代
史林, 98(4) 30 - 62, 2015年
琵琶湖の「杓の銭」と中近世の堅田・菅浦
佐野静代
文化學年報, 同志社大学文化学会, (63) 43 - 62, 2014年
琵琶湖の自然環境からみた中世堅田の漁撈活動
佐野静代
史林, 96(5) 36 - 69, 2013年
近世・近代史料による琵琶湖のエリ発達史の再検討
佐野 静代
国立歴史民俗博物館研究報告, 国立歴史民俗博物館, 162(162) 141 - 163, 2011年
水辺の環境史と「二次的自然」をめぐって
佐野 静代
歴史科学, 大阪歴史科学協議会, (196) 32 - 41, 2009年
「里湖」研究の意義―水辺の「二次的自然」をめぐって―
佐野 静代
滋賀大学環境総合研究センター研究年報, 5(1) 31 - 37, 2008年
「里湖」としての八郎潟―近世~近代における生業活動とその生態系への影響―
佐野 静代
歴博, (136) 15 - 19, 2006年
日本における環境史研究の展開とその課題-生業研究と景観研究を中心として
佐野 静代
史林, 89(5) 99 - 126, 2006年
近江国筑摩御厨における自然環境と漁撈活動
佐野 静代
国立歴史民俗博物館研究報告, 国立歴史民俗博物館, 133(133) 85 - 108, 2006年
内湖の景観復原と「地籍図」の有用性ー「文化的景観」としての内湖とヨシ地をめぐって
佐野 静代
滋賀大学環境総合研究センター研究年報, 滋賀大学, 2(1) 107 - 115, 2005年
エコトーンとしての潟湖における伝統的生業活動と「コモンズ」-近世~近代の八郎潟の生態系と生物資源の利用をめぐって
佐野 静代
国立歴史民俗博物館研究報告, 国立歴史民俗博物館, 123(123) 11 - 34, 2005年
中近世における水辺の「コモンズ」と村落・荘郷・宮座-琵琶湖の「供祭エリ」と河海の「無縁性」をめぐって
佐野 静代
史林, 88(6) 65 - 98, 2005年
内湖をめぐる歴史的利用形態と民俗文化ーその今日的意義ー
佐野 静代
琵琶湖研究所所報, 滋賀県琵琶湖研究所, (21) 131 - 136, 2004年
琵琶湖岸内湖周辺地域における伝統的環境利用システムとその崩壊
佐野 静代
地理学評論, The Association of Japanese Geographers, 76(1) 19 - 43, 2003年
平野部における中世居館と灌漑水利:在地領主と中世村落
佐野 静代
人文地理, 人文地理学会, 51(4) 352 - 374, 1999年
平野部における中世居館と潅漑水利-在地領主と中世村落-
佐野 静代
人文地理, 51(4) 24 - 46, 1999年
水と環境教育-滋賀県高時川流域村落の水環境認識を素材として
佐野 静代
滋賀県文化財保護協会紀要, (10) 130 - 141, 1997年
古代末期~中世の開発画期と平野部荘園の潅漑水利-近代国野洲川右岸平野を事例として-
佐野 静代
歴史地理学, 歴史地理学会, 39(2) 13 - 32, 1997年
琵琶湖岸内湖の歴史的利用形態に関する一考察-戦国時代の水城と港をめぐって-
佐野 静代
奈良女子大学地理学研究報告, 奈良女子大学, (6) 45 - 62, 1996年
古墳時代における政治領域の空間構造:淀川流域をめぐって
佐野 静代
人文地理, 人文地理学会, 47(2) 131 - 154, 1995年
古墳時代における政治領域の空間構造-淀川流域をめぐって
佐野 静代
人文地理, 47(2) 19 - 42, 1995年
近江国伊香郡における式内社と氏族
佐野 静代
人文地理, 人文地理学会, 45(1) 83 - 97, 1993年
琵琶湖の伝統的生業としての漁撈とその変化
佐野静代
地図情報, 44(2) 8 - 11, 2024年08月
「里湖」「里海」を作り上げた農業とは?
佐野静代
月刊NOSAI, (74) 1 , 2022年10月
外来種が作り出した近世の「自然」と里海
佐野静代
本郷, (156) 14 - 16, 2021年11月
關於西鄉菊次郎經歷的再探討──橫濱、美國、臺灣、京都
佐野靜代著; 許瓊丰譯; 長谷部茂審定
宜蘭文獻雜誌, (117) 4 - 57, 2019年
近代以降の漁業とその景観
佐野静代
長浜市文化財保護センター編『月出集落の景観保存活用計画報告書』, 158 - 161, 2017年
「内湖の利用と生活」
佐野静代
大溝地域の水辺景観保存活用委員会・高島市編『「大溝の水辺景観」保存活用事業報告書』高島市, 222 - 239, 2014年
「近代以降の漁業とその景観」
佐野静代
長浜市文化財保護センター編『菅浦の湖岸集落景観保存活用計画報告書』滋賀県長浜市教育委員会, 155 - 160, 2014年
水辺の生活と中近世の景観
佐野静代
長浜市文化財保護センター編『菅浦の湖岸集落景観保存活用計画報告書』, 137 - 149, 2014年
針江地域における水環境利用システムと「文化的景観」の全体構造
佐野静代
高島市新旭地域のヨシ群落および針江大川流域の文化的景観保存活用委員会編『「高島市針江・霜降の水辺景観」保存活用事業報告書』, 136 - 147, 2010年
書評「田和正孝編『石干見 最古の漁法』」
佐野 静代
史林, 史学研究会, 92(1) 240 - 244, 2009年
日本における環境史研究の展開と今後の可能性―二次的自然をめぐって―
佐野 静代
高橋実編『トヨタ財団助成「環境・資源」の視点に立った日本林制アーカイブズの総合的調査研究』, 67 - 71, 2008年
ヨシと水辺の暮らしを訪ねて―古地図を使った琵琶湖岸の生活史調査
佐野 静代
大学共同利用機関法人人間文化研究機構連携研究連絡誌『人と水』, (3) 28 - 29, 2007年
The Modern-day Significance of Traditional Cultures Making Use of Satellite Lakes around Lake Biwa
佐野 静代
Proceedings of the International Symposium on Wetland Restoration 2006 - Restoration and Wise Use of Wetlands-, 116 - 119, 2006年
『彦根 明治の古地図3』
佐野 静代; 金田章裕; 南出真助
彦根市, 20-29,79-120 , 2003年
『彦根 明治の古地図2』
佐野 静代; 金田章裕; 南出真助
彦根市, 72-129,142-145 , 2002年
『彦根 明治の古地図1』
佐野 静代; 金田章裕; 南出真助
彦根市, 54-61,66-75,90-97,101-136 , 2001年
書評「出口晶子著『舟景の民俗 水辺のモノグラフィ・琵琶湖』」
佐野 静代
歴史地理学, 40(4) 38 - 39, 1998年
古地図に描かれた草津』草津市史史料集3
佐野 静代
草津市, 88 , 1994年
外来植物が変えた江戸時代 : 里湖・里海の資源と都市消費
佐野, 静代
吉川弘文館, 2021年08月, 単著
琵琶湖疏水利用庭園の成立と展開―無鄰庵に先行する庭園と山県有朋人脈による別邸群の形成、京都学研究会編『京都を学ぶ【洛東編】』
佐野静代
ナカニシヤ出版, 2021年, 179-201頁
琵琶湖疏水を利用した山科区安朱の池泉庭園群の形成―もう一つの「植治の庭」の系譜、金田章裕編『景観史と歴史地理学』
佐野静代
吉川弘文館, 2018年, 179-206頁
「里湖」の生態系と近世都市の水産物消費―琵琶湖と京をめぐって、渡辺尚志編『生産・流通・消費の近世史』
佐野静代
勉誠出版, 2017年, 473-500頁
『中近世の生業と里湖の環境史』
佐野 静代
吉川弘文館, 2017年, 単著, 学術書
“Traditional Use of Resources and Management of Littoral Environment at Lake Biwa.” In Environment and Society in the Japanese Islands: from Prehistory to the Present, edited by Bruce L. Batten and Philip C. Brown, 75-95. Corvallis: Oregon State University Press.
Sano, Shizuyo
Oregon State University Press, 2015年, 分担執筆, pp75-95.
中近世の「水辺」のコモンズ―琵琶湖・淀川のヨシ帯をめぐって 秋道智彌編『日本のコモンズ思想』
佐野 静代
岩波書店, 2014年, 単著, 135-152, 学術書
内水面「総有」漁業の近世と近現代―琵琶湖の「村エリ」をめぐって― 鳥越皓之編『環境の日本史5 自然利用と破壊―近現代と民俗』
佐野 静代; 鳥越皓之編
吉川弘文館, 2013年, 単著, 102-128, 学術書
People's Livelihoods and Utilization of Attached Lakes
佐野 静代; Kawanabe, Hiroya; Nishino, Machiko; Maehata; Masayoshi eds
Lake Biwa: Interactions between Nature and People, Springer, 2012年, 共著, 287-291
琵琶湖岸村落の「文化的景観」の全体構造―滋賀県高島市針江地区の「里湖」と「里川」
佐野 静代
水野章二編『琵琶湖と人の環境史』岩田書院, 2011年, 単著, 239-257, 学術書
古代・中世におけるヨシ群落の利用と管理―「無縁」の水辺と生業をめぐって
佐野 静代
秋道智彌・小松和彦・中村康夫編『水と環境 人と水1』勉誠出版, 2010年, 単著, 143-178, 学術書
水辺の生業が織りなす重要文化的景観
佐野 静代
内山純蔵・カティ リンドストロム編『水辺の多様性 東アジア内海文化圏の景観史と環境 第1巻』昭和堂, 2010年, 単著, 82-100, 学術書
古墳時代の水田と灌漑水利
佐野 静代
秋山元秀・金田章裕・高橋誠一・溝口常俊・山田誠編『アジアの歴史地理2都市と農地景観』朝倉書店, 2008年, 単著, 232-242, 学術書
『中近世の村落と水辺の環境史ー景観・生業・資源管理』
佐野 静代
吉川弘文館, 2008年, 単著, 学術書
琵琶湖
佐野 静代
金田章裕・石川義孝編『日本の地誌8近畿圏』朝倉書店, 2006年, 単著, 447-456, 学術書
琵琶湖のうつろいとともに―大津市
佐野 静代
平岡昭利・野間晴雄編近畿Ⅰ地図で読む百年』古今書院, 2006年, 単著, 35-42, 学術書
地域文化
佐野 静代
『環境教育への招待』ミネルヴァ書房, 2002年, 単著, 109-115, 学術書
『風景の事典』
佐野 静代; 千田稔; 前田良一; 内田忠賢編
古今書院, 2001年, 共著, 205-207,210-213,241-244, 学術書
水堀の系譜と城下町の起源
佐野 静代
『地図と歴史空間』大明堂, 2000年, 単著, 207-218, 学術書
山の神祭礼の牛の舌団子
佐野 静代; 近江の食事文化研究会編
『近江の飯・餅・団子』サンライズ出版, 2000年, 共著, 124-126, 学術書
地域史を素材とした環境学習-びわ湖岸内湖をめぐる民俗文化を事例に
佐野 静代
『びわ湖から学ぶ-人々のくらしと環境-』大学教育出版, 1999年, 単著, 241-251, 学術書
「宮座による水辺の共有資源の管理とその歴史的変容」
佐野 静代
日本民俗学会第63回年会, 2011年, 滋賀県立大学
「環境史からみた中世近江国堅田の漁撈活動」
佐野 静代
文化史学会大会, 2011年, 同志社大学
「琵琶湖岸におけるヨシ帯の景観変化の長期的検証」
佐野 静代
Annual Review Meeting of the ILBM-Governance Project, 2009年, ILEC(国際湖沼委員会)
‘Traditional Use of Resources and the Resultant Management of Littoral Environments of Lake Biwa in Modern Japan’
佐野 静代
14th International Conference of Historical Geographers, 2009年, Kyoto University
「水辺の伝統的生業システムとその今日的意義-「里湖」としての内湖をめぐって」
佐野 静代
第4回沿岸域研究会, 2008年, 琵琶湖環境科学研究センター
水辺の環境史と「二次的自然」をめぐって
佐野 静代
大阪歴史科学協議会3月例会, 2008年, 大阪市
「里湖」としての八郎潟―水辺の民俗文化の意義をめぐって―
佐野 静代
環境省ほか「八郎湖の再生を考えるつどい」, 2008年, 潟上市
水辺の「二次的自然」と景観変化の環境史-中近世の琵琶湖岸を中心として-
佐野 静代
第10回洛北史学会大会, 2008年, 京都府立大学
「歴史からみた人と内湖とのかかわり-里湖としての内湖」
佐野 静代
第六回湖岸生態系保全・修復研究会「里湖としての内湖再生を考える」, 2008年, コラボしが21
「水辺の重要文化的景観と内湖をめぐって」
佐野 静代
総合地球環境学研究所NEOMAPプロジェクト琵琶湖WG会議, 2008年, 琵琶湖博物館
「日本における環境史研究の展開と今後の可能性について」
佐野 静代
トヨタ財団助成「『環境・資源』の視点に立った日本林制アーカイブズの総合的調査研究」第3回研究会, 2007年, 国文学研究資料館
「琵琶湖岸「内湖」にみる環境利用の民俗文化とその今日的意義」
佐野 静代
国際湿地再生シンポジウム, 2006年, 大津プリンスホテル
「淡水性潟湖沿岸域における伝統的環境利用システムと『コモンズ』」
佐野 静代
コモンズ研究会大会, 2005年, 大阪商業大学
「淡水性潟湖沿岸域における伝統的環境利用システムとその変容」
佐野 静代
国立歴史民俗博物館基幹研究「環境利用システムの多様性と生活世界」第4回研究会, 2003年, 国立歴史民俗博物館
研究発表「琵琶湖岸村落における伝統的環境利用形態とその崩壊要因―環境民俗学と歴史地理学」
佐野 静代
人文地理学会例会, 2002年, 関西学院大学
「琵琶湖岸内湖周辺村落における伝統的環境利用システム」
佐野 静代
コモンズ研究会, 2002年, 琵琶湖博物館
「琵琶湖岸村落における内湖利用の変容」
佐野 静代
第9回世界湖沼会議, 2001年, 大津プリンスホテル
「中世居館と潅漑水利-開発領主と中世村落-」
佐野 静代
人文地理学会大会, 1998年, 京都大学
「平野部の水利開発と中世荘園-近江国野洲川右岸諸荘園を事例として-」
佐野 静代
歴史地理学会大会, 1996年, 徳島大学
「野洲郡家棟川と江辺荘・永原城について」
佐野 静代
近江地方史研究会例会, 1994年, 滋賀県草津市
「淀川流域と大和王権-継体紀所載宮居伝承地の検討を通じて-」
佐野 静代
人文地理学会大会, 1994年, 奈良女子大学
「里海」の景観構造とその維持管理における伝統的生業活動の役割
基盤研究(C)(一般), 2009年 -2011年, 競争的資金
琵琶湖の歴史的環境と人間の関わりに関する総合的研究
水野 章二; 林 博通; 市川 秀之; 東 幸代; 塚本 礼仁; 牧野 厚史; 橋本 道範; 宮本 真二; 佐野 静代
滋賀県内全域の考古学発掘調査報告書を網羅的に収集・精査して、開発と河川・琵琶湖との関連などに留意しながら、古代・中世遺跡の成立・推移・消滅の過程を整理した。琵琶湖湖岸環境に関する情報を多く含む安治区有文書などの諸史料の調査・撮影を進めるとともに、明治期の地籍図を撮影・収集した。また大中の湖周辺など各地で共同調査を実施し、共通認識の獲得に努めるとともに、メンバー各自の視点から琵琶湖の歴史的環境に関する研究を進めた。, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 2006年 -2009年, 基盤研究(B), 滋賀県立大学
「里海・里湖」の民俗的資源管理にみる持続可能性の検証と今後のワイズユースへの応用
若手研究(B), 2006年 -2008年, 競争的資金
淡水潟湖沿岸域における伝統的環境利用システムの構造とその崩壊要因
若手研究(B), 2002年 -2004年, 競争的資金
歴史地理学的手法による環境研究の再検討-内水面の歴史的利用形態の多様性をめぐって
その他, 1999年 -2000年, 競争的資金
環境教育における参加型プログラムの開発とその実証的研究-水環境マップの作成-
川嶋 宗継; 佐野 静代; 市川 智史
環境教育・環境学習の進展に、参加型プログラムは重要な手法の1つである。本研究では、滋賀大学教育学部附属環境教育湖沼実習センター事業として、参加型プログラム「みんなでつくろう水環境マップ」の開発に取り組んだ。教員・市民の参加のもと、研究会を開催し、そこでの議論を踏まえて、毎年8月に事業を実施した。滋賀県の教職員、市民に参加を呼びかけ、滋賀県内の河川を一斉に調査し、市民、学生等が参加して水質分析を行った後、マップを作成する。そして、作成したマップをセンターニュースやホームページで公開するというプログラムである。平成8、9年に試行的に行い、平成10〜12年に本格的に実施したが、参加者は着実に増加し200名を越えるに至っている。市民・教員の地域環境に対する意識を高める役割を果たしている。5年間の成果をもとに、点を中心としてマップに加えて、河川への人為的影響度が一目でわかるマップ作成を検討した。水質分析項目を全て使って、統計的手法を応用して、河川の人為的影響度を4段階に分け、分かり易くマップに表現できるようになった。水質分析項目は、10項目以上にわたっているが、経験のない者にとっては難しい面もあり、化学薬品を使わない水質評価法の開発も検討した。すなわち、河川水のろ過水に琵琶湖から採取した種プランクトンを添加し、その増殖の程度によって水質を判定するというバイオアッセイの応用を検討した。水質分析による栄養塩類濃度とある程度相関が得られ、簡単な水質評価法として応用できるであろう。本参加型プログラムをさらに発展させ、市民・子どもの環境意識の高揚、データの環境学習への応用について、さらに検討を行っていきたい。, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 1998年 -2000年, 基盤研究(C), 滋賀大学
中世の開発領主と城館・耕地・村落-在地領主制に関する歴史地理学的考察
その他, 1997年 -1998年, 競争的資金
ユーラシアにおける都市囲郭の成立と系譜に関する比較地誌学的研究
戸祭 由美夫; 高田 将志; 小方 登; 野間 晴雄; 出田 和久; 相馬 秀廣; 佐野 静代; 鬼塚 久美子; 千田 稔; 武久 義彦
今回の共同研究においては、奈良女子大学文学部地理学教室のスタッフによって従来遂行されてきた共同研究の特色を引き継ぎつつ、かつ近時の研究の国際化の趨勢や各スタッフの最近の研究の方向を活かして、ユーラシア大陸を構成する東アジア、東南アジア、南アジア、中央アジア、西アジア、ヨーロッパの各地域ごとに、様々なスケールで、都市囲郭の成立と発展の系譜を、日本と比較しつつ、具体的に比較歴史地誌学的観点から検討した。その際には、既往の研究文献はもとより、地図・空中写真・衛星写真といった第1次資料を極力活用するとともに、日本が大陸と接する南西諸島へ共同調査を実施して、日本からみたユーラシア大陸各地の都市囲郭に関する総合的な研究の形にまとめることを目指した。その主要な研究成果の対象地域・内容は、次のごとくである。
(1)日本とユーラシア大陸を結ぶ位置にある沖縄の囲郭(グスク)に関して、その空間的配置の検討、およびグスク研究の基本資料としての平面図集成と参考文献リストの作成
(2)日本の囲郭の特殊例として、戦国期の琵琶湖の水城に関する考察
(3)東アジア文明の中核をなす中国における城郭都市の歴史的・空間的展開に関する概観
(4)東アジア中央アジアを結ぶトルファン・タリム2盆地の都市遺跡に関する衛星画像を用いた分析
(5)東南アジア〜南アジアにおける囲郭都市・城塞に関する全体的分布および個別立地の検討、とりわけブ-タンないしヒマラヤ地方の事例の紹介
(6)西アジアの方形囲郭都市に関する予察、および偵察衛星写真に基づくヘレニズム都市遺構の発見
(7)ヨーロッパ諸国の中で近世日本に影響を与えたオランダを例として、その囲郭都市プランの成立と現代にいたる変容の考察, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 1994年 -1997年, 基盤研究(A), 奈良女子大学
古代以降の水利開発と荘園制の展開
その他, 1996年 -1996年, 競争的資金
水辺の生業史、環境史
競争的資金