見原 礼子
ミハラ レイコ
グローバル地域文化学部グローバル地域文化学科
准教授
Last Updated :2024/04/27

研究者情報

研究分野

  • 人文・社会 / 教育社会学 / 比較教育学
  • 人文・社会 / 地域研究
  • 人文・社会 / 子ども学、保育学
  • 人文・社会 / 社会学

経歴

  • 同志社大学, グローバル地域文化学部, 准教授, 2021年04月 - 現在
  • 長崎大学, 大学院多文化社会学研究科, 准教授, 2018年04月 - 2021年03月
  • 長崎大学, 多文化社会学部, 准教授, 2014年04月 - 2021年03月
  • 同志社大学, 高等研究教育機構, 准教授, 2013年04月 - 2014年03月
  • 同志社大学, グローバル・スタディーズ研究科, 助教, 2010年04月 - 2013年03月
  • ユネスコ日本政府代表部(在パリ), 専門調査員, 2008年01月 - 2010年02月
  • フランス社会科学高等研究院, l'Institut d'études de l'Islam et des sociétés du monde musulman (IISMM), 博士研究員, 2007年08月 - 2007年12月
  • 独立行政法人日本学術振興会, 特別研究員, 2006年04月 - 2007年12月
  • 一橋大学, 21世紀COEプログラム「ヨーロッパの革新的研究拠点―衝突と和解」, COEフェロー・アシスタント, 2004年10月 - 2006年03月
  • ユネスコ(国連教育科学文化機関), 人文・社会科学セクター人種差別対策部(パリ本部), インターン, 2004年05月 - 2004年07月

学位

  • 博士(社会学), 一橋大学
  • 修士(社会学), 一橋大学

所属学協会

  • 日本子ども虐待防止学会
  • 日本子ども社会学会
  • 日本比較教育学会
  • 「宗教と社会」学会
  • ベルギー研究会
  • 多文化医療研究会

委員歴

  • 客員研究員, 2019年07月 - 現在, 広島大学教育開発国際協力研究センター, 学協会
  • 人権教育・啓発審議会委員, 2019年07月 - 2021年03月, 長崎市, 自治体
  • コアメンバー, 2019年05月 - 2021年03月, 長崎SDGsクラブ, その他
  • 倫理審査委員会委員, 2019年04月 - 2021年03月, 長崎大学熱帯医学・グローバルヘルス研究科, 学協会
  • 紀要編集委員, 2017年06月 - 2020年06月, 日本比較教育学会, 学協会
  • リサーチ・フェロー, 2011年04月 - 2020年03月, 同志社大学一神教学際研究センター, 学協会
  • 高大連携委員, 2018年04月 - 2019年03月, 長崎県, 自治体
  • 学術運営会議委員, 2008年01月 - 2010年02月, フランス社会科学高等研究院(EHESS) イスラーム・ムスリム社会研究所(IISMM), 学協会

受賞

  • 第3回「長崎大学未来に羽ばたく女性研究者賞」
    2019年02月, 長崎大学, 見原 礼子

論文

  • 欧州評議会「性的搾取及び性的虐待からの子どもの保護に関する条約(ランサローテ条約)」の履行状況――モニタリング制度に着目して
    見原礼子
    子どもの虐待とネグレクト, 24(3) 289 - 296, 2023年01月, 研究論文(学術雑誌)
  • 「子ども虐待」の構築主義的研究を再考する―到達点、そしてその先へ
    見原 礼子
    多文化社会研究, 長崎大学多文化社会学部, (5) 333 - 352, 2019年03月, 研究論文(大学,研究機関等紀要)
  • 二国間比較研究の方法論的再考と現代的意義 : ヨーロッパにおける公教育制度の批判的問い直しのために (特集 方法論を編みなおす)
    見原 礼子
    比較教育学研究 = Comparative education : bulletin of the Japan Comparative Education Society, 日本比較教育学会, (57) 51 - 72, 2018年08月, 研究論文(学術雑誌)
  • 子ども虐待問題における文化相対主義的アプローチをめぐる一考察―ジル・E・コービンの議論を手がかりに―
    見原 礼子
    多文化社会研究, 長崎大学 多文化社会学部, 4 233 - 249, 2018年03月, 研究論文(大学,研究機関等紀要)
  • ベルギーのライシテと宗教的多元性 : 公教育における二つの論争から
    見原 礼子; Reiko Mihara
    金城学院大学キリスト教文化研究所紀要 = The bulletin of Christian culture studies, Kinjo Gakuin University, 金城学院大学, 21 23 - 43, 2017年12月, 研究論文(大学,研究機関等紀要)
  • 難民・内戦・テロ : 全てがつながる時代に共生を考える (特集 21世紀の「難民問題」 : 人道危機への向き合い方)
    内藤 正典; 見原 礼子
    多文化社会研究 = Journal of global humanities and social sciences, Nagasaki University, 長崎大学 多文化社会学部, 3 7 - 21, 2017年, 研究論文(大学,研究機関等紀要)
  • 公的に保障されるべき教育とは何か : ノンフオーマル教育の国際比較から (特集 争点 : 多様な学び保障)
    丸山 英樹; 太田 美幸; 二井 紀美子; 見原 礼子; 大橋 知穂
    〈教育と社会〉研究, 一橋大学〈教育と社会〉研究会, (26) 63 - 76, 2016年, 研究論文(学術雑誌)
  • 危機遺産「エルサレム旧市街とその城壁群」の保全に向けたユネスコの役割
    見原 礼子
    外務省調査月報, 外務省第一国際情報官室, 2010(2) 21 - 45, 2010年10月, 研究論文(学術雑誌)
  • ユネスコの文明間対話事業における政策動向
    見原 礼子
    『日本教育政策学会年報』, 日本教育政策学会, 16(0) 219 - 225, 2009年, 研究論文(学術雑誌)
  • イスラームフォビアの主戦場としてのEU
    見原 礼子
    merc, 一橋大学, (1) 62 - 71, 2007年05月, 研究論文(学術雑誌)
  • A Comparative Analysis on the Position of Islam in European Public Education: The Cases in France, Belgium, and the Netherlands
    MIHARA, Reiko
    Conflict and Settlement in Europe, 250 - 273, 2006年, 研究論文(国際会議プロシーディングス)
  • ベルギーとオランダの学校におけるイスラーム教育の比較考察
    見原 礼子
    比較教育学研究, 日本比較教育学会, (32) 3 - 21, 2006年, 研究論文(学術雑誌)
  • オランダにおける「教育の自由」原理の特徴と変容(IV 投稿論文)
    見原 礼子
    日本教育政策学会年報, 日本教育政策学会, 13(0) 108 - 121, 2006年, 研究論文(学術雑誌)
  • The Significance and Challenges of Islamic Schools in the Netherlands: Religious Ethics and Educational Content as Forums for Learning and Growth
    MIHARA, Reiko
    Centre for New European Research Discussion Paper, 1 - 28, 2005年10月, 研究論文(学術雑誌)
  • オランダにおけるイスラーム学校の意義と課題――学びと育ちの場としての宗教倫理と教育内容
    見原 礼子
    国際教育, 日本国際教育学会, (10) 46 - 70, 2004年11月, 研究論文(学術雑誌)
  • Fight against Discrimination in the Field of Education: The Case Study in Belgium
    International Coalition of Cities against Racism: Discussion Paper 1, UNESCO, (1) 1 - 26, 2004年, 研究論文(学術雑誌)
  • オランダの学校における異文化間対話の問題点――イスラーム学校設立をめぐる論点から
    見原 礼子
    日蘭学会会誌, 日蘭学会, 28(1) 117 - 127, 2003年10月, 研究論文(学術雑誌)
  • Beyond Silence: Social and Historical Reflections upon Educational Projects for Minority Groups
    SEKI, Keiko; MIHARA, Reiko; OHTA, Miyuki; ARAKI, Wakako; KAMITANI, Sumiko
    Hitotsubashi Journal of Social Studies, 一橋大学, 35(2) 29 - 46, 2003年, 研究論文(大学,研究機関等紀要)

MISC

  • 書評 佐藤香寿実著『承認のライシテとムスリムの場所づくり』
    見原礼子
    週刊読書人, (2023年6月23日号), 2023年06月23日, 書評論文,書評,文献紹介等
  • (翻訳)UNESCO(2021)『私たちの未来を共に再構想する:教育の新たな社会契約』
    丸山英樹; 村松野乃佳; 齊藤良彰; 山口尭志; 見原礼子; 米原あき
    2021年12月, その他
  • 【北欧の教育最前線】イスラーム学校に向けられるまなざし
    見原 礼子
    教育新聞, 2020年07月11日, 記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア)
  • 【北欧の教育最前線】白夜の国の断食
    見原礼子
    教育新聞, 2020年05月02日, 記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア)
  • フィリピンにおけるフィールドスタディ報告――「当事者」との出会いから考える
    見原礼子・賽漢卓娜
    多文化社会研究, 6 503 - 511, 2020年03月, その他
  • ヨーロッパの学校教育におけるムスリム移民主体の取り組み (日本学習社会学会第13回大会報告) -- (課題研究プログラム 多文化共生社会をめざす教育)
    見原礼子
    日本学習社会学会年報, (13) 27 - 30, 2017年09月, 研究発表ペーパー・要旨(全国大会,その他学術会議)
  • 書評 丸山英樹著『トランスナショナル移民のノンフォーマル教育 : 女性トルコ移民による内発的な社会参画』
    見原 礼子
    比較教育学研究 = Comparative education : bulletin of the Japan Comparative Education Society, 日本比較教育学会, (55) 183 - 185, 2017年
  • 21世紀の「難民問題」 : 人道危機への向き合い方 (特集 21世紀の「難民問題」 : 人道危機への向き合い方)
    見原 礼子
    多文化社会研究 = Journal of global humanities and social sciences, Nagasaki University, 長崎大学 多文化社会学部, 3 1 - 5, 2017年
  • 欧州における「信頼の輪の中で起きる子どもへの性的虐待」をめぐる法整備および刑事手続の現状と課題
    見原礼子
    日本子ども虐待防止学会学術集会大会プログラム・抄録集, 22nd 185 , 2016年11月25日
  • ヨーロッパにおけるムスリムの生活世界と教育――フランスの公教育とムスリムのスカーフをめぐる問題を中心に
    見原 礼子
    『日本学習社会学会年報』, (2) 14 - 15, 2006年

書籍等出版物

  • イスラームの定着と葛藤 (西洋における宗教と世俗の変容 2)
    伊達聖伸; 見原礼子
    勁草書房, 2024年03月28日, 編者(編著者)
  • フランスのイスラーム/日本のイスラーム
    伊達聖伸編
    水声社, 2023年09月, 分担執筆, 見原礼子「オルタナティブ教育の場としてのイスラーム学校――ヨーロッパと日本における動向から」, 学術書
  • 信頼できる人に話そう――ランサローテ条約を用いて(Tell Someone You Trust: Make Use of Your Lanzarote Convention Rights)
    見原礼子; 同志社大学グローバル地域文化学部GRエクスペリエンス履修者
    欧州評議会, 2023年07月, 共訳
  • 北欧の教育再発見――ウェルビーイングのための子育てと学び
    中田麗子; 佐藤裕紀; 本所恵; 林寛平; 北欧教育研究会編
    明石書店, 2023年04月, 分担執筆, 見原礼子「白夜の国のムスリムとイスラーム学校」
  • イスラーム・ジェンダー・スタディーズ5 記憶と記録にみる女性たちと百年
    長沢栄治監修; 岡真理編; 後藤絵美編
    明石書店, 2023年03月, 分担執筆, 見原礼子「ベルギー・モランベーク地区に生きるムスリムの女性たち――子育てと装いをめぐるフィールドノーツから」
  • イスラーム文化事典
    イスラーム文化事典; 編集委員会
    丸善出版, 2023年01月, 分担執筆, 公教育とイスラーム(ヨーロッパ), 事典・辞書
  • キコとせんのわたしどり(KIKO and the Manymes)
    見原礼子; 同志社大学グローバル地域文化学部GRエクスペリエンス履修者
    欧州評議会, 2022年07月, 共訳, 一般書・啓蒙書
  • イスラーム教育改革の国際比較
    日下部達哉編
    東信堂, 2022年02月, 共著, 見原礼子「「健全な社会統合」のためのイスラーム教育?――ベルギーの動向に着目して」, 学術書
  • キコとおててさん(KIKO and the HAND)
    見原礼子; 長崎大学多文化社会学部見原ゼミナール・メンバー
    欧州評議会, 2021年06月, 共訳, 一般書・啓蒙書
  • 学校を離れる若者たち : ヨーロッパの教育政策にみる早期離学と進路保障
    園山大祐編
    ナカニシヤ出版, 2021年03月, 分担執筆, 見原礼子「オランダにおける早期離学の現状と課題」, 学術書
  • ベルギーの「移民」社会と文化 : 新たな文化的多層性に向けて
    岩本, 和子; 井内, 千紗; 中條, 健志; Vanbaelen, Ruth; 見原, 礼子; 吹田, 映子; 吉村, 和明; 正木, 裕子; 山本, 浩幸; 高岡, 優希; 石部, 尚登
    松籟社, 2021年02月, 共著, 見原礼子「市民としてのムスリムの子ども――宗教的・道徳的教育の場の確保と近年の動向」, 学術書
  • イスラーム・ジェンダー・スタディーズ3 教育とエンパワーメント
    長沢栄治監修; 服部 美奈編; 小林寧子編
    明石書店, 2020年12月, 共著, 見原礼子「イスラームにもとづくセクシュアリティ教育教材の開発――オランダにおけるムスリムの挑戦」
  • ヨーロッパの世俗と宗教――近世から現代まで
    伊達聖伸編
    勁草書房, 2020年11月, 共著, 見原礼子「ヨーロッパの公教育制度におけるイスラーム教育導入のプロセスと論点」, 学術書
  • 性的虐待を犯した少年たち: ボーイズ・クリニックの治療記録
    見原 礼子; Risberg, Olof; Svensson, Börje; 見原, 礼子
    新評論, 2020年04月20日
  • Cross-bordering dynamics in education and lifelong learning : a perspective from non-formal education
    Hideki Maruyama; Miyuki Ohta; Chiho Ohashi; Abid Hussain Abid; Kimiko Nii; Tülay Kaya; Reiko Mihara
    Routledge, 2020年01月, 共著, Reiko Mihara "School for their Own: Experiences of Ethnic and Religious Minorities in Japan and European Countries (Chapter 5)" and "Non-formal Education for Social Work in Faith-Based and Religious Organizations (Chapter 7)"
  • 教育社会学事典
    日本教育社会学会; 日本教育社会学会
    丸善出版, 2018年01月, 分担執筆, 「国際共通語としての英語教育」, 事典・辞書
  • ヨーロッパにおける移民第二世代の学校適応――スーパー・ダイバーシティへの教育人類学的アプローチ
    山本 須美子; 斎藤 里美; 布川 あゆみ; 小山 晶子; 見原 礼子; 石川 真作; 植村 清加; 渋谷 努; 安達 智史; 鈴木 規子; 山本 須美子
    明石書店, 2017年01月, 共著, 学術書
  • 岐路に立つ移民教育: 社会的包摂への挑戦
    園山大祐編
    ナカニシヤ出版, 2016年08月, 分担執筆, 見原礼子「西欧諸国におけるイスラーム学校の展開と学習達成度の現状」, 学術書
  • 生活世界に織り込まれた発達文化―人間形成の全体史への道
    青木 利夫; 関 啓子; 柿内 真紀
    東信堂, 2015年07月, 分担執筆, 見原礼子「ヨーロッパにおけるモスクの発展とノンフォーマルな学びの多様性」, 学術書
  • 統合ヨーロッパの市民性教育
    近藤孝弘; 近藤 孝弘
    名古屋大学出版会, 2013年10月, 分担執筆, 見原礼子「オランダにおけるムスリム移民と市民性教育」, 学術書
  • ヨーロッパ近代教育の葛藤―地球社会の求める教育システムへ
    関啓子; 太田美幸; 関 啓子; 太田 美幸
    東信堂, 2009年03月, 分担執筆, 見原礼子「公教育と宗教――オランダ:多元的であることの合意」, 学術書
  • オランダとベルギーのイスラーム教育
    見原 礼子
    明石書店, 2009年03月, 単著, 学術書
  • 神の法vs.人の法 スカーフ論争からみる西欧とイスラームの断層
    内藤 正典; 阪口 正二郎; 内藤 正典; 阪口 正二郎
    日本評論社, 2007年07月, 分担執筆, 見原礼子「ベルギーの公教育における宗教シンボル論争の矛盾点」, 学術書
  • 衝突と和解のヨーロッパ―ユーロ・グローバリズムの挑戦
    大芝 亮; 山内 進
    ミネルヴァ書房, 2007年04月, 分担執筆, 見原礼子「公教育におけるムスリムの学びの条件――フランス・ベルギー・オランダの比較分析」, 学術書
  • オランダ 寛容の国の改革と模索 (寺子屋新書)
    太田 和敬; 見原 礼子
    子どもの未来社, 2006年11月, 共著, 学術書

講演・口頭発表等

  • "Current Status and Future of Islamic Schools in Japan"
    MIHARA Reiko
    13th Biennial Conference of Comparative Education Society of Asia (CESA), 2023年11月24日, 2023年11月24日, 2023年11月26日, シンポジウム・ワークショップパネル(公募), 広島国際会議場
  • 「欧州各国における早期離学に対する予防・介入・補償の実態について――オランダの事例」
    福田紗耶香; 見原礼子
    日本比較教育学会第59回大会ラウンドテーブルI-4「欧州各国における早期離学に対する予防・介入・補償の実態について -欧州各国の事例から日本にみられる課題について考える」, 2023年06月25日, 2023年06月25日, 2023年06月25日, 口頭発表(一般), 上智大学
  • "Facing Challenges of Our Society through the Global Studies: A Case Study of Educational Practices for the Prevention of Child Sexual Abuse"
    MIHARA Reiko
    The Online Seminar on Urban and Rural Cultural and Social Transition and Youth Development in East Asia, hosted by The Department of Philosophy and Sociology at the Jilin University, China, 2022年08月27日, 2022年08月27日, 2022年08月27日, 口頭発表(招待・特別)
  • 「オルタナティブ教育の場としてのイスラーム学校――日本とヨーロッパにおける動向から」
    見原礼子
    日仏会館主催シンポジウム「日仏におけるイスラームと政治的・社会的価値観」, 2022年07月09日, 2022年07月08日, 2022年07月09日, 口頭発表(招待・特別)
  • 「セクシュアリティ教育を出発点とした「深いESD」の実践――「文化的に調和した」アプローチを探るために」
    見原礼子
    日本比較教育学会第58回大会ラウンドテーブルⅠ-6, 2022年06月24日, 2022年06月24日, 2022年06月26日, 口頭発表(一般)
  • 「ポスト・グローバル化社会における異文化理解と日本の課題」
    見原礼子
    BPW長崎クラブ主催オンライン講演会, 2021年09月02日, 2021年09月02日, 2021年09月02日, 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
  • 「オランダ における早期離学の現状と課題―移民の背景の有無に着目 して ―」
    見原礼子
    大阪大学人間科学研究科教育制度学研究室主催 2021年度ジョイントセミナー「日欧における学校制度の可能性と限界を考える」, 2021年07月31日, 2021年07月31日, 2021年07月31日, シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
  • 「オランダの早期離学問題」
    見原礼子
    日本比較教育学会第57回大会ラウンドテーブル4, 2021年06月25日, 2021年06月25日, 2021年06月27日, 口頭発表(一般)
  • 「コロナ禍における西欧諸国のイスラームフォビア」
    見原礼子
    「宗教と社会」学会 第29回学術大会テーマセッション 「コロナ禍における宗教研究の課題と可能性」, 2021年06月06日, 2021年06月05日, 2021年06月06日, シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
  • 「セクシュアリティ教育の実践において文化の多様性をどのように考慮するのか ――オランダの事例から」
    見原 礼子
    第6回多文化医療研究会, 2019年06月22日, 口頭発表(一般)
  • 「多文化社会における教育の課題――ヨーロッパの経験から」
    見原礼子
    長崎県高等学校国際教育研究協議会総会, 2019年05月10日, 2019年05月10日, 2019年05月10日, 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
  • “Progress towards Prohibition of Corporal Punishment against Children in Japan: Current Debates and Future Prospects”
    見原 礼子
    Nagasaki University WISE Programme Kick-off Symposium, 2019年03月09日, 口頭発表(招待・特別)
  • パネルディスカッション「外国人との多文化共生」
    見原 礼子
    シンポジウム「SDGsを語り合う~持続可能な社会を目指して~」, 2019年03月04日, 口頭発表(基調)
  • 「ブリュッセルにおける社会融和に向けたモスクの試みと期待――モランベーク地区を事例に」
    見原 礼子
    第77回ベルギー研究会, 2018年09月23日, 口頭発表(一般)
  • "Quelques réflexions sur l’enseignement islamique en Belgique et aux Pays-Bas: Mises en perspective depuis l'enseignement religieux au Japon"
    MIHARA Reiko
    Séminaire du Centre interdisciplinaire d'études de l'Islam dans le monde contemporain (CISMOC), 2018年03月, 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等,
  • "Implementing Comprehensive Sexuality Education for Muslim Children in Europe: A Case Study on Islamic Schools in the Netherlands"
    MIHARA Reiko
    15th ISPCAN European Regional Conference on Child Abuse and Neglect, 2017年10月, ポスター発表
  • 「オランダのイスラーム学校におけるセクシャリティ教育教材の分析」
    見原 礼子
    日本比較教育学会第53回大会, 2017年06月, 口頭発表(一般)
  • 「ベルギーのライシテと宗教多元性――公教育における二つの論争から」
    見原 礼子
    金城学院大学キリスト教文化研究所主催シンポジウム「社会における脱宗教(ライシテ)について考える―フランス、ベルギーそしてケベック」, 2017年01月, 口頭発表(招待・特別)
  • 「欧州における「信頼の輪の中で起きる子どもへの性的虐待」をめぐる法整備および刑事手続の現状と課題」
    見原 礼子
    日本子ども虐待防止学会第22回学術集会, 2016年11月, 口頭発表(一般),
  • 「ヨーロッパにおけるムスリム移民系生徒の教育課題」
    見原 礼子
    日本学習社会学会第13回大会課題研究Ⅰ「多文化共生社会をめざす教育」, 2016年09月, 口頭発表(招待・特別)
  • "Challenges for Promoting Sexuality Education in Multicultural Societies: Sociological Analysis on Responses from Religious Minorities in Western Europe"
    MIHARA Reiko
    The 16th World Congress of Comparative Education Societies (WCCES), 2016年08月, 口頭発表(一般)
  • 「教育権保障と「普通教育」の柔軟化をノンフォーマル教育研究からみる」
    丸山 英樹; 太田 美幸; 二井 紀美子; 見原 礼子
    日本比較教育学会第52回大会, 2016年06月, 口頭発表(一般)
  • 「欧州のムスリム系移民主導による学校設立運動の新たな展開―イスラーム学校とヒズメット運動系学校の事例を中心に―」
    見原 礼子
    日本比較教育学会第52回大会, 2016年06月, 口頭発表(一般)
  • 「ヨーロッパにおけるイスラーム教育の地域展開」
    見原 礼子
    日本比較教育学会第52回大会ラウンドテーブル6「ポストグローバル化期イスラーム教育の地域展開」, 2016年06月, シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
  • 「欧州評議会の「子どもの性的搾取及び性的虐待からの保護に関する条約」に関する一考察―条約履行状況及びモニタリング制度に着目して―」
    見原 礼子
    日本子ども社会学会第23回大会, 2016年06月, 口頭発表(一般)
  • "Promoting Education as a Means of Child Sexual Abuse Prevention: Analysis through the Result of the First Monitoring Round of the Council of Europe Convention on Protection of Children against Sexual Exploitation and Sexual Abuse (Lanzarote Convention)"
    MIHARA Reiko
    10th Biennial Conference of Comparative Education Society of Asia (CESA), 2016年01月, 口頭発表(一般)
  • 「ベルギーの移民教育政策の現状と学校適応」
    見原 礼子
    移民政策学会2015年度冬季大会シンポジウム「ヨーロッパにおける移民教育政策と移民第二世代の学校適応」, 2015年12月, シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
  • 「ヨーロッパのモスクにおけるノンフォーマルな学びの多様性」
    見原 礼子
    日本比較教育学会第50回大会ラウンドテーブル2「比較教育学におけるノンフォーマル教育研究の意義」, 2014年07月11日, シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
  • 「ムスリムの子どもの教育をめぐる課題 ―ヨーロッパ6カ国を対象とした比較調査結果の分析を中心に―」
    見原 礼子
    日本比較教育学会第49回大会ラウンドテーブル2 「西ヨーロッパ諸国における外国人児童生徒の教育-外国人の受け入れから第2 世代以降の学力保障に向けた比較研究-」, 2013年07月, シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
  • 「イスラームと西欧近代の問題 ―共約不可能性と共存可能性を突き詰める」
    見原 礼子
    同志社大学一神教学際研究センター公開シンポジウム, 2012年09月, シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
  • 「多文化状況の最前線では何が起こっているのか(欧州、韓国の動向から)」
    見原 礼子
    青山学院大学国際交流共同研究センター研究会, 2012年02月, 口頭発表(招待・特別)
  • 「現代ヨーロッパのイスラムフォビア」
    見原 礼子
    同志社大学一神教学際研究センター主催ドキュメンタリーフィルム上映+パネルディスカッション, 2011年07月, シンポジウム・ワークショップパネル(指名),
  • 「ヨーロッパに生きるムスリム――宗教的規範を公教育でいかに扱うか」
    見原 礼子
    日本比較教育学会第47回大会課題研究Ⅱ「移民と市民――グローバル世界はどう理解されているか」, 2011年06月, 口頭発表(招待・特別)
  • 「世界遺産に関する現状」
    見原 礼子
    財団法人自治体国際化協会パリ事務所講演会, 2009年01月, 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
  • "L’enseignement religieux dans les societés multiculturelles"
    MIHARA Reiko
    Séminaire IISMM-IESR(l'Institut d'études de l'Islam et des sociétés du monde musulman et l'Institut européen en sciences des religions), 2007年12月, 口頭発表(招待・特別)
  • 「西欧のイスラーム教育をめぐる争点とは何か」
    見原 礼子
    <教育と社会>研究会, 2007年07月, 口頭発表(招待・特別)
  • 「フランス公教育における非宗教性とその課題」
    見原 礼子
    日本国際教育学会春季研究大会, 2007年05月
  • “Religion and the Modern Education System: Current Issues in Western Europe”
    MIHARA Reiko
    一橋大学COEプログラム「ヨーロッパの革新的研究拠点:衝突と和解」近代ヨーロッパ・システム班研究会, 2007年04月, 口頭発表(一般)
  • “A Comparative Analysis on the Position of Islam in European Public Education: The Cases in France, Belgium, and the Netherlands”
    MIHARA Reiko
    Centre for New European Research International Symposium, 2005年09月, 口頭発表(一般)
  • 「オランダにおける「教育の自由」原理の特徴と変容――イスラーム学校に関する主要政党の見解を中心に」
    見原 礼子
    日本教育政策学会第12回大会, 2005年07月, 口頭発表(一般)
  • 「オランダとベルギーの学校におけるイスラーム教育の展開とその特質――方法と場をめぐる比較考察」
    見原 礼子
    日本比較教育学会第41回大会, 2005年06月, 口頭発表(一般)
  • 「グローバル化するイスラーム」
    見原 礼子
    国際交流基金主催 中東理解講座, 2005年05月, 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
  • 「ベルギーの公立学校における宗教教育と対話基盤の構築」
    見原 礼子
    日本国際教育学会第15回大会, 2004年11月, 口頭発表(一般)
  • “Educational Programs for Prevention of Discrimination and Creation of Dialogue in Belgium”
    MIHARA Reiko
    The 12th World Congress of Comparative Education Societies, 2004年10月, 口頭発表(一般)
  • 「ヨーロッパにおけるイスラーム教育の展開――オランダの公立イスラーム学校に着目して」
    見原 礼子
    日本国際教育学会 春季研究大会, 2004年04月, 口頭発表(一般)
  • “Issues on Intercultural Dialogue at School in the Netherlands: Analysis through the Movement of Establishing Islamic Schools and Its Practice”
    MIHARA Reiko
    International Seminar 20th Century as History, 2003年03月, 口頭発表(一般)

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • イスラーム教育によって創出されたムスリムネスの地域性と共鳴性
    日下部 達哉; 河野 明日香; 清水 貴夫; 服部 美奈; 中島 悠介; 見原 礼子; 塩崎 裕子
    日本学術振興会, 科学研究費助成事業 基盤研究(A), 2021年04月 -2025年03月, 基盤研究(A), 広島大学
  • 大学における「深いESD」プログラムの開発と評価に関する実証的研究
    丸山 英樹; 永田佳之; 米原あき; 見原礼子
    本研究は、5年で大学における「持続可能な開発のための教育(ESD)」プログラムの開発およびそのプログラムの実証的な検証を行うことである。具体的には、1)卒業時に役に立つか否かが問われる知識と技能の道具的側面ではなく、存在論も含めたサステイナビリティの深い問いかけを扱う教育プログラムの開発、2)学際的・経験的・浸透型という実施手法の3アプローチを検証、3)相互に関係する現実の中、小さな変化が大きな変化を生み出すことを把握できるシステム分析とプログラム評価の一部によって、個人と機関の変容を参加型評価で行うことである。目的達成のため文献調査、国内外の訪問調査、プログラム実施のアクション・リサーチを行っている。既に多くみられるESD実践の中でも、学習者と社会の深い水準での変容を想定した「深いESD」実践はまだ少ない。本研究では3大学で「深いESD」プログラムを開発・実施し、その成果を個人および大学レベルで検証している。 当該年度の研究実績としては、1)開発した教育プログラムを2年にわたり実践しており、中でも2)学際的アプローチと経験的アプローチについては実践の蓄積が見られた。しかし、浸透型・全機関型アプローチについては明示的には展開できていない。また3)評価については、1年サイクルを回して把握を試みている段階にある。ただし、文献調査および国内外の学会などによる研究交流によって、それらの妥当性は見いだせている。アクション・リサーチとして、大学の正規プログラムと連動させて検証が進んでおり、研究の中間年において研究成果を広く共有しはじめている。, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 基盤研究(B), 2020年04月 -2025年03月, 研究分担者, 基盤研究(B), 上智大学
  • 中等教育の生徒が早期離学・中退・進路変更する要因と対策に関する国際比較研究
    園山 大祐; 小山 晶子; 丸山 英樹; 林 寛平; 二井 紀美子; 島埜内 恵; 池田 賢市; 菊地 かおり; 有江 ディアナ; 見原 礼子; 辻野 けんま; 本所 恵; 布川 あゆみ; 斎藤 里美
    第1にEUの教育政策目標に対して1990年代から2020年までのEUと各国の予防、介入、補償がどこまで達成されているか明らかにする。EUと各国政府(イギリス、フランス、ドイツ、オランダ、スペイン、ポルトガル、スウェーデン、ノルウェー、EU新規加盟10か国)の報告書および法令を中心に資料収集および担当者へのインタビューを実施した。また国内にて研究会を重ね、相互に情報交換を行った。 第2にセカンド・チャンス教育およびノンフォーマル教育にみるグッド・プラクティス校を中心に質的調査を教育行政および研究者にインタビューおよび、実際の学校教育訓練機関を訪問調査を始めた。コロナ禍の状況を鑑みて、一部の国では調査は延期とした。 これらを通じて、公教育における課程主義による資格取得を目指す欧州と、就学義務によって卒業資格を目指す日本との比較から、教育と職業訓練の学校教育化のメリットと、学校嫌悪、不登校、不本意入学による進路変更や中退問題等にみる学校教育化のデメリットとノンフォーマル教育のメリットについて総合的に国内にて研究会を中心に検討を重ねた。また日本比較教育学会等にて自由研究(個人と共同)発表など実施した。後半は、書籍にまとめるために、国別に研究会を重ねたり、国外の研究者と情報交換を実施しながら、コロナ禍国内外に出張することは難しいなか、オン・オフラインで研究を進めた。 第1の目的である政策分析の比較については、 年度末に原稿を持ち寄り、合評会を実施する予定であったが、コロナ禍実現できなかったため、メールによる意見交換となった。執筆したそれぞれの原稿は次年度中に書籍にまとめる予定である。, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 基盤研究(A), 2019年04月 -2024年03月, 基盤研究(A), 大阪大学
  • 西洋社会における世俗の変容と「宗教的なもの」の再構成-学際的比較研究
    伊達 聖伸; 渡辺 優; 見原 礼子; 木村 護郎クリストフ; 渡邊 千秋; 加藤 久子; 西脇 靖洋; 小川 浩之; 安達 智史; 立田 由紀恵; 江川 純一; 佐藤 香寿実; 増田 一夫; 土屋 和代; 鶴見 太郎; 小川 公代; 井上 まどか; 佐藤 清子
    2020年度はコロナ禍による2021年度への繰越もあった。以下、2020年4月から2022年3月に及ぶ「初年度」の実績の概要について記したい。 2020年5月開催のキックオフミーティングのあと、A班「カトリック圏における宗教的伝統の再構成」、B班「西洋におけるイスラームとジェンダー」、C班「世俗の新展開と人間の条件の変化」の3班に分かれて、各班年間最低2回の定例研究会を開催することにした。2022年3月までに合計14回の定例研究会を行った。 この間、前身科研の内容をまとめた『ヨーロッパの世俗と宗教』(勁草書房)を刊行した(2020年10月)。この成果を、後続科研として位置づけられる本プロジェクトのメンバー(新メンバーも含む)で共有した。そのうえで、さらにヴァージョン・アップした全体の枠組みを文献調査や先行研究の整理などを中心に研究代表者と各班班長のあいだで練る一方、全メンバーがそれぞれ少なくとも1度ずつ自分自身が取り組む研究の具体的内容を全体の枠組みのなかに位置づけるような発表を行った。それにより、メンバー間の相互理解と各メンバーの本科研における研究の具体的方向性を見定めることができた。 当初予定していた海外への渡航や海外からの招聘計画はコロナ禍のため見直しを余儀なくされた部分があるが、オンラインによる本科研主催の国際研究集会を合計4回行ったほか、各メンバーはオンラインやハイブリッドで開催される内外の国際学会や研究集会での発表も積極的に行った。コロナの状況が少しずつ改善されるにともない、メンバーのなかには海外での研究を進めることができた者もいる。これらと並行しながら、最終的な成果の土台となるような論文や著訳書の刊行も精力的に進めている。, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 基盤研究(A), 2020年04月 -2024年03月, 基盤研究(A), 東京大学
  • 社会の文化的多様性を踏まえたセクシュアリティ教育に関する比較教育社会学研究
    見原 礼子
    2021年度も前年度に引き続いて新型コロナウイルスの影響が続き、海外渡航が困難な状況は変わらないままであった。その結果、本年度において予定していたヨーロッパ(オランダ・ベルギー)での現地調査は不可能となった。このような状況を踏まえ、2021年度においても、本研究の目的自体は変えることなく、具体的な実施計画に修正を加えながら、以下の研究を遂行してきた。 まず、ヨーロッパの多文化社会におけるセクシュアリティ教育のポリティクスにかかわる問題背景と理論的枠組みを整理し、それらを批判的に考察したうえで、単著にまとめていく作業を昨年度に引き続き行った。 その過程において、欧州評議会子どもの性的搾取及び性的虐待からの保護に関する条約事務局が、条約履行の一環として推進しているセクシュアリティ教育教材の展開に着目し、その教材の翻訳にかかわりつつ、欧州全体におけるセクシュアリティ教育の取り組みの広がりについて、条約事務局からメールでの聞き取りを行った。 並行して、オランダ及びベルギーのムスリムコミュニティにおけるインフォーマントと定期的にメール等で連絡をとり、両国におけるイスラーム教育やセクシュアリティ教育の最新の現状や課題について情報を得る機会を得た。 以上の成果は、共著への寄稿や学会発表などを通じて部分的に公表したが、単著の完成原稿を仕上げるには至らなかった。単著の完成原稿は、来年度の前半までにまとめることを目標にしている。, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 基盤研究(C), 2019年04月 -2023年03月, 基盤研究(C), 長崎大学
  • ムスリム居住地域で進行する主体的なイスラーム教育改革に関する地域間比較研究
    日下部 達哉; 河野 明日香; 清水 貴夫; 服部 美奈; 中島 悠介; 見原 礼子
    研究計画2年度目にあたる平成30年度は、当初計画された現地調査を継続し、後半から地域間比較のフェーズに移った。現地調査は、代表である日下部達哉をバングラデシュに、分担者である河野明日香をウズベキスタンに、清水貴夫をブルキナファソに、服部美奈をインドネシアに、中島悠介をカタールに、見原礼子をオランダにそれぞれ派遣、また協力者である丸山英樹をドイツに、モウシュミ・マンジュマ・アクタルをインドに、黒川智恵美をモロッコに派遣し、各地域におけるフィールドワークを実施した。しかし、ヨルダンに送る予定で在った小山祥子については、所属校における本務の都合で派遣が叶わなかったが、代わりに黒川智恵美を加入させ、代替地であるモロッコに派遣した。これらは当初予定していた地域間比較研究を完遂するために十分な地域数である。 また、各メンバーは1-2年目における研究成果を、日本比較教育学会をはじめ、自身の属する地域単位の学会(地域研究系学会など)において発表した。また、代表である日下部は、今年度の業績を、2019年度5月に、アメリカのサンフランシスコで開催される比較国際教育学会(Comparative and International Education Society)にて「Creating Muslimness in South Asian Countries」というタイトルで発表を行う。 もともと研究計画の2年度目までは、各地域におけるモノグラフ作成に重点を置く計画であったため、本格的な地域間比較研究に至っていないが、各研究者と協議を行い、どういったデータが収集されてきたかの検討を個別に行った。これにより、次年度は、地域間比較分析をより多角的な視点から行うことができるようになった。, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 基盤研究(B), 2017年04月 -2021年03月, 競争的資金, 基盤研究(B), 広島大学
  • ヨーロッパの世俗的・宗教的アイデンティティの行方――政教関係の学際的比較研究
    伊達 聖伸; 増田 一夫; 見原 礼子; 井上 まどか; 木村 護郎クリストフ; 小川 公代; 江川 純一; 岡本 亮輔; 諸岡 了介; 内村 俊太
    2018年度は、8月と1月に定例研究会を開催した。8月の定例研究会では、見原礼子がベルギーについて、立田由紀恵がボスニアについて、それぞれ昨年度に行なった現地調査をもとに研究報告をした。1月の定例研究会では、西脇靖洋がポルトガルのコンコルダートについて、諸岡了介がイギリスのホスピスケアについて研究成果を報告した。 6月には、サラエボ大学からディーノ・アバゾヴィッチ教授を招聘し、ボスニア・ヘルツェゴビナにおける宗教と紛争に関する講演会を開催した。戦争社会学研究会と連携した研究会も行なった。9月には、英エクスター大学からグレース・デイヴィー教授を招聘し、日本宗教学会において現代ヨーロッパにおける宗教の変容に関する英語パネルを開催したほか、現代イギリスの宗教状況に関する講演会と、英文学と宗教にかんするセッションを設けた。英語パネルには、伊達聖伸、井上まどか、岡本亮輔が登壇し、英文学のセッションでは小川公代が発表した。 さらに特筆すべきは、上智大学ヨーロッパ研究所の協力を得て、2016年度から2018年度までに海外から招聘した研究者の論考の翻訳を中心に、叢書を編んで刊行したことである。この論集は、当科研のメンバーである木村護郎クリストフと加藤久子の論考も含んでおり、2018年度までの研究成果の一部を形にしたものである。また、当科研のメンバーは、岩波書店から刊行された「いま宗教に向きあう」シリーズの世界編の執筆にも加わっており、そちらに発表された論文も本科研の成果の一部をなしている。, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 基盤研究(B), 2016年04月 -2020年03月, 競争的資金, 基盤研究(B)
  • ヨーロッパの多文化社会における子どもへの性的虐待防止に関する社会学的研究
    見原 礼子
    ヨーロッパでは近年、子どもに対する性的虐待の暴力性が改めて認識され、性的虐待防止を目的とした様々な教育プログラムが進められている。だが、多文化社会の中で、その内容をいかに子どもの文化的・宗教的多様性に配慮したものとするかは重要な課題であるにもかかわらず、未だ研究が進んでいない。本研究は、この点を複数のヨーロッパ諸国の経験と課題から解明するため、特にこれらの国の移民家庭とその子どもを対象として、かれらの視点から性的虐待・暴力の問題を捉えることを目的としたものであった。 最終年度は、これまで実施してきた調査の振り返りをしたうえで、改めて性的虐待を含む「子ども虐待」を社会問題の構築という点から捉えなおし、この課題を多文化社会の移民コミュニティにおいて明らかにしようとすることの難しさを確認した。とりわけ重要な問題として浮上したのが、移民たちの文化圏や宗教コミュニティ内における調査において、性的虐待や暴力問題の捉え方について問うこと自体の是非である。近年のポピュリスト台頭による移民排斥の言説によって、移民のコミュニティにとっては、このような問いかけが「他者」からなされることもまた、自らのコミュニティの排除や差別を正当化するものになりかねないという懸念が示される場面があった。最終的には研究者がフィールドにおいて培ってきた信頼関係のもとで、本研究の目的がインフォーマントに理解され、実りある調査が可能となったものの、本研究を通じて明らかになったこれらの諸点は、性的虐待や性暴力という問題、あるいはそれらを防止するという活動をめぐるポリティクスを再認識する重要な契機となった。この点もまた、本研究を通じて明らかにしえた意義として捉えることが可能だろう。, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 若手研究(B), 2014年04月 -2019年03月, 研究代表者, 競争的資金, 若手研究(B), 長崎大学
  • 日仏英独における移民の学力保障に関する比較教育研究
    園山 大祐; 小山 晶子; 丸山 英樹; 林 寛平; 池田 賢市; 菊地 かおり; 見原 礼子; 本所 恵; 斎藤 里美; 布川 あゆみ; 二井 紀美子; 辻野 けんま; 佐久間 孝正; 木下 江美; 有江 ディアナ; 星野 優
    外国人児童生徒の教育問題に関する日欧比較研究の成果として『岐路に立つ移民教育』(ナカニシヤ出版)をまとめた。第1部では教育の機会について日本、欧州7カ国を扱った。第2部では学力保障として欧州主要国とOECD,MIPEXの指標をもとに分析を行った。第3部では、移民教育の今後を展望するために重要課題(言語保障、教師教育、宗教学校)について問題提起を行った。 これら日本の現状を明らかにした上で、今後日本及び欧州において課題となっている教育課題を分析し、今後の動向を明らかにした。欧州では移民を背景とする若者の学業達成と就職に課題がみられるため、今後は早期離学に向けた対策、進路選択が研究課題となる。, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 基盤研究(B), 2014年04月 -2018年03月, 競争的資金, 基盤研究(B), 大阪大学
  • 学習者のウェルビーイングに資するノンフォーマル教育の国際比較研究
    丸山 英樹; 太田 美幸; 二井 紀美子; 澤野 由紀子; 田村 梨花; 見原 礼子
    研究成果は、最終報告書として公開している(https://goo.gl/4Scy0P)他、一般書としても出版している。『ノンフォーマル教育の可能性-リアルな生活に根ざす教育へ』(丸山英樹・太田美幸編著, 新評論, 2013年)(http://goo.gl/n5iRCg)本研究の目的は、学校教育も扱いながらも、より柔軟なノンフォーマル教育の概念を用いて、学習者の良い状態(Well-being)に資する様々な教育の形を国際比較によって捉えることであった。, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 基盤研究(B), 2013年04月 -2016年03月, 競争的資金, 基盤研究(B)
  • EUにおける移民第二世代の学校適応・不適応に関する教育人類学的研究
    山本 須美子; 石川 真作; 渋谷 努; 植村 清加; 見原 礼子; 齋藤 里美; 鈴木 規子; 安達 智史; 小山 晶子
    本研究は、EU(特にイギリス・フランス・ドイツ・オランダ・ベルギー)における移民第二世代の学校適応・不適応の実態とその要因を、文化人類学的調査に基づいて、当事者のアイデンティティ形成過程や、親やコミュニティを含む多角的視点から比較考察した。 結論として、イスラム系団体や地域コミュニティでの取り組みがイスラム系第二世代の学校適応に効果を上げていること、そしてイスラムであることやエスニシティ、ジェンダー、親の教育程度や社会経済的地位は、いずれも単独では学校適応・不適応の要因とはなっていないことを示した。研究成果は本として出版される。, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 基盤研究(B), 2012年04月 -2016年03月, 競争的資金, 基盤研究(B), 東洋大学
  • アラブ諸国における民主化運動の非アラブ・ムスリム社会への波及
    内藤 正典; 中西 久枝; 見市 建; 嶋田 晴行; 見原 礼子; 岩坂 将充; 横田 貴之
    本研究は、2011年に始まったアラブ諸国の民主化要求運動が、非アラブのムスリム社会に対していかなる影響を与えているのかを(1)民主化運動の中核となったエジプト、(2)先行して民主化改革を実行しつつあったトルコ、(3)民主化と体制の変革が安全保障上重要な意味をもつイラン、アフガニスタン、(4)世界最大のムスリム人口を擁するインドネシア、(5)母国の民主化を注視する西欧のムスリム移民社会を対象として明らかにした。その結果、研究期間後半の段階で見られた「イスラム国」の台頭やトルコの民主化からの逆行傾向と共に「中東」という地域を構成する領域国民国家の秩序が根底から揺さぶられている現実が明らかとなった。, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 基盤研究(B), 2012年04月 -2015年03月, 競争的資金, 基盤研究(B), 同志社大学
  • 公教育とイスラーム ヨーロッパの移民統合の破綻と異文化間教育の役割
    見原 礼子
    平成19年度は、平成18年度で明らかにしたオランダ、ベルギー、フランスの公教育における宗教の構造的位置づけの違いと宗教的規範や宗教教育に対する処遇の違いを踏まえ、主に二つの課題に取り組んだ。 第一の課題は、前年度に引き続き、各国の公教育の場でイスラームへの対応をめぐって生じている個別の問題や矛盾を国民・市民の育成と「普遍的」価値の伝達という近代公教育の機能の観点から捉え直すことにより、共通して表出している傾向を抽出することであった。一連の分析から、これらの国におけるムスリム移民の統合をめぐる共通した論点とその論点に含まれるイスラームフォビア的な思考様式を指摘した。これらの研究成果は主に平成19年度の前半に行った日本国内での研究活動を通じて公表した。 第二の課題は、これまでの研究成果を踏まえて、個人の信仰や宗教的規範の違いを考慮に入れた公教育での異文化間教育のありかたを展望することであった。この課題は、ヨーロッパ社会の世俗化やムスリム以外の信徒の存在など、他の様々な諸要素をも考慮し多角的に考察すべき複雑な内容である。本課題に取り組むため、平成19年度後半からはフランス国立社会科学高等研究院のPD研究員として籍を置き、特に宗教学や宗教教育学の知見を深めることにより、本課題に関わる基礎的研究を進めることが可能となった。具体的には、宗教を基盤とした異文化間教育の質的条件(信仰をどのように、またどこまで扱うか)と、構造的条件(信仰をどのような場で扱うか)をめぐる萌芽的研究を行い、その成果を同研究院の研究会で報告し、宗教学研究者や教育学者などから輻広い意見やコメントを得ることができた。, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 特別研究員奨励費, 2006年 -2007年, 研究代表者, 競争的資金, 特別研究員奨励費, 一橋大学

社会貢献活動

  • ワークショップ 「子どもの性被害の現状を踏まえ、解決に向けて何が必要となるのかを大学生と参加者が共に検討する」, 京都市西京区「はぐくみ」ネットワーク実行委員会, 2023年08月01日 - 2023年08月01日, 対話型集会・市民会議
  • 「子どもを性被害から守るための取り組み――国際的な動向を踏まえて」, 長崎市私立幼稚園・認定こども園協会, 長崎市私立幼稚園・認定こども園協会教師研修会, 2022年08月26日 - 2022年08月26日, 講演会
  • 「インターネット世代の子どもの守り方~身近に潜む性被害防止ワークショップ~」, 同志社大学グローバル地域文化学部「グローバル地域文化学の実践3」, 2022年07月31日 - 2022年07月31日, セミナー・ワークショップ
  • 「情報化社会における子どもの身体性を取り巻く環境の変化」, 長崎市私立幼稚園協会, 長崎市私立幼稚園協会教師研修会, 2021年08月27日 - 2021年08月27日, 講演会
  • 「若年性加害者の対応をめぐる課題~スウェーデンの取り組みを参考に」, NPO法人DV防止ながさき/長崎男女共同参画推進センターアマランス, 2020年度DV根絶のための連続講座, 2020年11月22日 - 2020年11月22日, 講演会
  • 「ヨーロッパにおける多文化社会の諸相」, 長崎県立東高等学校, 長崎県高大連携事業講演会, 2020年11月10日 - 2020年11月10日, 講演会
  • 「外国にルーツを持つ子どもの育ちと教育をめぐる現状と課題」, 長崎県, 令和2年度長崎県教員免許状更新講習, 2020年08月05日 - 2020年08月05日, 資格認定講習
  • パネルディスカッション, 長崎SDGsクラブ, 第3回フォーラム「誰ひとり取り残さない長崎 企業とSDGs 長崎のSDGs つながるSDGs」, 2020年02月02日 - 2020年02月02日, 対話型集会・市民会議
  • 「外国にルーツをもつ子どもの人権と教育」, 長崎県, 人権同和対策ステップアップ講座, 2019年07月29日 - 2019年08月07日, 講演会
  • 「学校教育を相対化する」, 長崎東高等学校, SGH課題研究講演会, 2018年06月 - 2018年06月, 講演会
  • 「学校教育を相対化する」, 長崎東高等学校, SGH課題研究講演会, 2017年06月 - 2017年06月, 講演会
  • 「オランダとベルギーにおける移民の子どもの教育と多文化政策」, 長崎県, 平成28年度長崎県教員免許状更新講習, 2016年08月 - 2016年08月, 資格認定講習

メディア報道

  • 「男性の性被害 被害を打ち明けられたとき 私にできること」, インターネットメディア, NHK, みんなでプラス, 2023年12月01日, https://www.nhk.or.jp/minplus/0026/topic121.html
  • 「子の性被害 絵本で防ぐ」, 新聞・雑誌, 京都新聞, 2022年09月15日
  • 「政府が両親などによる子どもへの体罰禁止の規定を盛り込もうとしている方針について」, テレビ・ラジオ番組, 長崎国際テレビ, news every., 2019年03月01日

担当経験のある科目(授業)

  • 同志社の良心とダイバーシティ
    同志社大学
  • グローバル地域文化学の実践3
    同志社大学
  • 質的調査の方法
    同志社大学
  • グローバル地域文化論
    同志社大学
  • フランス語科目(現代地域事情・上級講読、インテンシヴ、入門、応用)
    同志社大学
  • フランス語で読む地域文化研究
    同志社大学グローバル地域文化学部
  • 教育社会学基礎
    長崎大学多文化社会学部
  • 異文化理解教育
    長崎大学多文化社会学部
  • 海外フィールドワーク
    長崎大学大学院多文化社会学研究科
  • 外国語文献購読
    長崎大学多文化社会学部
  • 日本を知り、世界を知るⅠ(多文化社会における子どもと教育)
    長崎大学
  • 移民政策と家族・地域・教育特講
    長崎大学大学院多文化社会学研究科
  • 社会と文化の多様性Ⅱ(世界の中のヨーロッパ、アジア、アフリカ)
    長崎大学
  • フィールドワーク基礎実習
    長崎大学多文化社会学部
  • ヨーロッパ諸言語からたどる文化
    長崎大学多文化社会学部
  • 他者と生きる技法
    長崎大学多文化社会学部
  • フィールドワーク入門
    長崎大学多文化社会学部
  • グローバルキャリアへの扉
    長崎大学多文化社会学部
  • オランダ―ヨーロッパ理解への扉
    長崎大学多文化社会学部