阿部 範之
アベ ノリユキ
グローバル地域文化学部グローバル地域文化学科
教授
Last Updated :2025/05/22

研究者情報

研究キーワード

  • 21世紀の中国映画産業
  • 中華人民共和国映画史

研究分野

  • 人文・社会 / 美学、芸術論 / 中国映画
  • 人文・社会 / 文学一般 / 中国映画
  • 人文・社会 / 中国文学 / 中国映画

研究歴

  • 1997- 中国映画についての研究に従事

経歴

  • 同志社大学, グローバル地域文化学部 グローバル地域文化学科, 教授, 2022年04月 - 現在
  • 同志社大学, グローバル地域文化学部 グローバル地域文化学科, 准教授, 2013年04月 - 2022年03月
  • 同志社大学, 言語文化教育研究センター, 准教授, 2011年04月 - 2013年03月
  • 同志社大学, 言語文化教育研究センター, 専任講師, 2006年04月 - 2011年03月
  • 一橋大学, 非常勤講師, 2005年04月 - 2006年03月
  • 埼玉大学, 非常勤講師, 2002年04月 - 2006年03月

学歴

  • 一橋大学, 言語社会研究科, 言語社会専攻, - 2005年
  • 一橋大学, -, - 2005年
  • 一橋大学, 言語社会研究科, 言語社会専攻, - 1999年
  • 一橋大学, -, - 1999年
  • 一橋大学, 社会学部, - 1997年
  • 一橋大学, Faculty of Sociology, - 1997年

学位

  • 博士(学術), 一橋大学
  • 修士(学術), 一橋大学

所属学協会

  • 日本現代中国学会

論文

  • グローバル化する東アジア映画と鍾孟宏監督作の中の家族
    阿部範之
    中国21, (59) 116 - 136, 2023年12月, 研究論文(学術雑誌)
  • 主旋律/IP映画としての『タイガー・マウンテン』 ―2010年代の徐克監督作を巡って
    阿部範之
    GR―同志社大学グローバル地域文化学会 紀要―, (19) 1 - 33, 2022年10月, 研究論文(大学,研究機関等紀要)
  • 映画監督としての鈕承沢と2000年代以降の台湾商業映画の変遷
    阿部範之
    野草, (106/107) 207 - 231, 2021年09月, 研究論文(学術雑誌)
  • 2000年代以降の台湾映画における中台市場への眼差し―金馬奨、文創、新型コロナを巡って
    阿部範之
    ユリイカ, 53(9) 165 - 175, 2021年08月
  • 2000年代の台湾映画産業と魏徳聖―『ダブル・ビジョン』から『海角七号』までを中心に
    阿部範之
    GR―同志社大学グローバル地域文化学会 紀要―, (15・16) 31 - 59, 2021年03月, 研究論文(大学,研究機関等紀要)
  • 馮小剛が映し出す主旋律の外の記憶―『戦場のレクイエム』『唐山大地震』『一九四二』『芳華』をめぐって―
    阿部範之
    野草, (105) 190 - 215, 2020年10月, 研究論文(学術雑誌)
  • 監督の領分―中国映画産業の動向と陳凱歌作品の変遷を巡って―
    阿部 範之
    GR―同志社大学グローバル地域文化学会 紀要―, (13) 1 - 41, 2019年10月, 研究論文(大学,研究機関等紀要)
  • 韓寒の監督作品と2010年代の中国映画産業―ジャンル映画、ノスタルジー映画を巡って
    阿部 範之
    GR―同志社大学グローバル地域文化学会 紀要―, (12) 27 - 63, 2019年03月, 研究論文(大学,研究機関等紀要)
  • 九把刀、郭敬明の監督作品と2010年代の中国映画産業
    阿部 範之
    野草, (101) 124 - 144, 2018年10月, 研究論文(学術雑誌)
  • 中華人民共和国映画史における戯曲映画の系譜
    阿部 範之
    言語文化, 13(4) 415 - 442, 2011年08月, 研究論文(大学,研究機関等紀要)
  • 虚構の中の魯迅像-日中の映画作品及び脚本を手がかりに
    阿部 範之
    言語社会, 一橋大学大学院言語社会研究科, (4) 90 - 109, 2010年03月, 研究論文(学術雑誌)
  • 『舞台の姉妹』の反時代性-中国映画と舞台芸術を巡るアプローチから
    阿部 範之
    言語文化, 同志社大学, 12(1) 111 - 137, 2009年08月, 研究論文(大学,研究機関等紀要)
  • 中国映画『枯木逢春』についての一考察-民族化の実践としての角度から-
    阿部 範之
    野草, 中国文芸研究会, (81) 19 - 35, 2008年02月, 研究論文(学術雑誌)
  • 中華人民共和国映画史序説
    阿部 範之
    一橋大学, 2005年03月, 学位論文(博士)
  • 中国映画史における政治と映像-文革期を中心に-
    阿部 範之
    一橋論叢, 131(3) 56 - 71, 2004年03月, 研究論文(大学,研究機関等紀要)
  • 「新しさ」の変遷-新時期中国映画についての一考察-
    阿部 範之
    中国研究月報, 一般社団法人中国研究所, 54(634) 19 - 27, 2000年12月, 研究論文(学術雑誌)
  • 「現代化」批判としての映像-初期「第五世代」映画を巡って-
    阿部 範之
    現代中国, (74) 169 - 181, 2000年10月, 研究論文(学術雑誌)
  • 中国映画『第四世代』の現代化と『第五世代』の民族精神
    阿部 範之
    一橋大学, 1999年03月, 学位論文(修士)

MISC

  • 《総説》「中国映画」について
    阿部範之
    アジア・マップ(アジア・日本研究Webマガジン), (2), 2024年05月, 記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア)
  • 中国ドキュメンタリー映画の源を探り、作り手たちの熱を写し取ろうとする試みー佐藤賢著『中国ドキュメンタリー映画論』ー
    阿部 範之
    東方, (465) 26 - 30, 2019年11月, 書評論文,書評,文献紹介等
  • 梶谷懐著『中国経済講義 統計の信頼性から成長のゆくえまで』(中公新書、2018年)
    阿部 範之
    中国文芸研究会会報, (448-449合併号) 7 - 9, 2019年03月, 書評論文,書評,文献紹介等
  • 映画『武訓伝』―フィルムの特徴、独自性を中心に―
    阿部 範之
    野草, 中国文芸研究会, (89) 92 - 105, 2012年02月, 書評論文,書評,文献紹介等
  • 小山三郎編著『台湾映画―台湾の歴史・社会を知る窓口』(晃洋書房)
    阿部 範之
    野草, 中国文芸研究会, (84) 47 - 57, 2009年08月, 書評論文,書評,文献紹介等
  • 一九八九年以後の芸術映画における栄光と転落(戴錦華著、翻訳)
    阿部 範之
    現代思想, (3) 116 - 123, 2001年03月

書籍等出版物

  • 地域研究への扉―グローバルな視点から考える
    晃洋書房, 2013年
  • 戦後の台湾映画史と日本映画(張昌彦著、翻訳)
    『観る人、作る人、掛ける人』(『日本映画は生きている』第三巻、岩波書店), 2010年
  • 日中映画論(四方田犬彦・倪震著、共訳)
    作品社, 2008年

講演・口頭発表等

  • 1990年代の中国映画における題材としての現代史―張芸謀『活きる』をめぐって―
    「中国文化大革命の記憶に関する映画史の構築」研究会2024年度報告会, 2024年12月21日, 口頭発表(招待・特別)
  • 台湾映画の中の日本家屋: 1980年代のニューシネマが見出した庶民の歴史
    阿部範之
    京都高齢者大学校講座「東アジア(日中韓)の文化芸術」, 2023年09月06日, 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
  • 楊徳昌(エドワード・ヤン)における家族の表象と『ヤンヤン 夏の想い出』
    阿部範之
    中国映像文化論研究会(於東京都立大学), 2022年11月11日
  • アダプテーションの時代性とテクストの可能性 ― 巴金原作の映画『家』(1956)をめぐって
    阿部範之
    国際シンポジウム「方法としての文学史―東アジアの経験/実験(エクスペリメントゥム)から」, 2022年06月25日, 口頭発表(招待・特別), 一橋大学言語社会研究科韓国学研究センター, 一橋大学
  • 2000年代の台湾映画産業と『海角七号』
    阿部範之
    日本映像学会 アジア映画研究会 第3期第4回, 2020年02月02日, 口頭発表(一般)
  • 新時代における映画と文学の往来:作家・メディア・資本
    阿部 範之
    現代中国文学研究者懇話会, 2017年11月, シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
  • 文化大革命時期のスクリーン ―「暗黒」を彩った映画表象―
    立命館孔子学院第103回理解講座, 2015年12月
  • 映画『武訓伝』再考
    阿部 範之
    中国文芸研究会, 2011年05月29日, 口頭発表(一般)
  • 中国の戦争映画史における『南京!南京!』
    阿部 範之
    一橋大学・平和と和解の研究センターレクチャーシリーズ「映像で見る南京事件」, 2010年01月, 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
  • 虚構裏的魯迅形象―以中日故事片及電影文学作品為線索
    阿部 範之
    日中国際シンポジウム「いま魯迅を読む/魯迅解読的当代意義」, 2008年11月, シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
  • 映画監督ジャ・ジャンクー:映像世界のローカル性/普遍性をめぐって
    阿部 範之
    中国文化フォーラム, 2008年02月, 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
  • 映画『枯木逢春』についての一考察
    阿部 範之
    中国文芸研究会, 2006年11月26日, 口頭発表(一般)
  • 文革期映画の再検討―映画言語の継承/断絶の角度から―
    阿部 範之
    日本現代中国学会 第51回全国学術大会, 2001年10月, 口頭発表(一般)

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 中国文化大革命の記憶に関する映画史の構築
    好並 晶; 今泉 秀人; 阿部 範之
    日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 2024年04月 -2027年03月, 基盤研究(C), 近畿大学
  • 2000年代以降の中国映画産業と台湾および香港映画との関係性をめぐる研究
    阿部 範之
    本研究は三年間で、およそ2000年から2020年までの中国、台湾、香港の各映画産業の動向を整理し、考察を行った上で、最終的に相互の関係についてその全体像を提示する予定のものであり、現段階では、中国、台湾、香港の各映画産業の動向の整理を順次進めている。 中国については、中華人民共和国建国以降のプロパガンダ映画の系譜について考察を行ったほか、現在までに至る中国映画の特色に関して簡潔な考察を行った。これらについては今後順次発表していく予定である。 台湾については、現代の台湾映画界を代表する鍾孟宏監督に関して研究を行い、論文として発表した(「グローバル化する東アジア映画と鍾孟宏監督作の中の家族」『中国21』Vol.59)。鍾孟宏は2006年に長編映画監督デビューを果たして以降、台湾の家族を題材に多くのフィルムを送り出してきた人物で、台湾内では評価が高い。この論文では、彼のフィルムについて、韓国のポン・ジュノ監督作品などを比較対象にしながらその特徴を分析するとともに、21世紀における台湾映画の動向にも言及した。そのほか、台湾映画の歴史において重要な台湾ニューシネマについても分析を行い、鍾孟宏以上に世界的に知られる侯孝賢監督のフィルムに関する講演を行った(「台湾映画の中の日本家屋―1980年代のニューシネマが見出した庶民の歴史」、京都高齢者大学校講座「東アジア(日中韓)の文化芸術」)。 香港については特に2010年代以降の動向に注目し、資料の閲覧や整理を進めた。, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 2023年04月 -2026年03月, 基盤研究(C), 同志社大学
  • 文化大革命の記憶に関する映画史構築
    今泉 秀人; 好並 晶; 阿部 範之
    2021年度の研究実績として、研究分担者の阿部範之には、20世紀から21世紀の台湾映画を考察の対象とした「映画監督としての鈕承沢と2000年代以降の台湾商業映画の変遷」『野草』中国文芸研究会、106+107合併号(207-231頁)2021年9月および、21世紀の中国語圏映画をめぐる比較文化的な論考「2000年代以降の台湾映画における中台市場への眼差しーー金馬奨、文創、新型コロナを巡って」『ユリイカ』53(9)(165-175頁)2021年8月がある。 また、もうひとりの研究分担者の好並晶には、映像メディアと教学実践を結びつけた実践記録「いま、改めて〝生の感覚〟を取り戻すためにーーアニメーションを用いた教学実践ーー」『渾沌』近畿大学大学院総合文化研究科紀要、18号(199-216頁)2021年8月および、本研究のメンバー相互の対話的な書評、「論評:阿部範之「馮小剛が映し出す主旋律の外の記憶」『野草』中国文芸研究会、106+107合併号(255-258頁)2021年9月がある。 さらに研究代表である今泉秀人「教授作家ーー西南連合大学の沈従文」『野草』中国文芸研究会、106+107合併号(91-118頁)2021年9月、および「植民地の記憶ーー鍾理和「原郷人」の広がり」『二つの時代を生きた台湾 言語・文化の相克と日本の残照』三元社(175-204頁)2022年1月が挙げられる。 いずれも中国における文化大革命と映画を直接結びつける内容を持つものではないが、中華民国期から21世紀の同時代中国社会(中華人民共和国および台湾)と文化表象、そして文学テクストや映画などのメディアをめぐる基礎的かつ発展的な内容をもつものであり、本研究の基礎研究期間に必要な研究実績として今後の本研究の発展に大いに裨益するものである。, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 2021年04月 -2024年03月, 基盤研究(C), 大阪大学
  • 中華人民共和国建国以降の映画作品と伝統演劇との関係性についての研究
    阿部 範之
    本研究の主要な目的は、中華人民共和国の映画史と伝統演劇の関係性のあり方や変遷を明らかにすることであった。研究成果としては1.1950年代以降の戯曲映画の特徴としては、当時の劇映画では題材として取り上げられることはなかった俗文学を原作とする内容が扱われた点、政治的な動機をもたない恋愛感情を描くことも容認された点、特撮などを駆使して非リアリズム的な演出を積極的に導入していた点などが指摘できること2.文化大革命時期の戯曲映画は政治至上の特異な時期の産物として位置づけられているが、実際にはそれ以前の映画作品と密接な継承関係をもっていること、などが明らかとなった。, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 2008年 -2010年, 若手研究(B), 同志社大学

コメント可能テーマ

  • 中国映画