鍛治 宏介
カジ コウスケ
文学部文化史学科
博士前期課程教授
Last Updated :2025/04/28

研究者情報

研究キーワード

  • 日本近世史
  • 天皇像
  • 陵墓
  • 書物文化
  • 近江八景
  • 七夕
  • 隠岐
  • 祇園
  • 延暦寺
  • 疱瘡神
  • 大日本史
  • 蚕ノ社

研究分野

  • 人文・社会 / 日本史

論文

  • 「幕末期祇園の遊女屋名簿からみる遊女と芸者」
    鍛治宏介
    フォーラム現代社会学, 23 96 - 106, 2024年05月, 研究論文(学術雑誌)
  • 「朝廷文化の広がり・再考」
    鍛治宏介
    『日本史研究』, (702) 55 - 61, 2021年02月, 研究論文(学術雑誌)
  • 「江戸時代後期の祇園と一生不通養子娘」
    鍛治宏介
    『史林』, 104(1) 37 - 77, 2021年01月, 研究論文(学術雑誌)
  • 「水戸藩による那須国造碑整備事業と地域社会」 (特集 発掘をめぐるポリティクス(2))
    鍛治/宏介
    『歴史学研究』, 績文堂出版, (998) 1 - 12, 2020年07月, 研究論文(学術雑誌)
  • 「隠岐の長者村上助九郎と長者番付」
    鍛治宏介
    『隠岐の文化財』, (34) 1 - 22, 2017年03月, 研究論文(学術雑誌)
  • 「京都の通り名歌と江戸時代の書物文化」
    鍛治 宏介
    『京都学園大学総合研究所所報』, 京都学園大学研究・連携支援センター, (17) 21 - 33, 2016年03月, 研究論文(大学,研究機関等紀要)
  • 「近江八景詩歌の伝播と受容」
    鍛治 宏介
    『史林』, 史学研究会 (京都大学大学院文学研究科内), 96(2) 251 - 287, 2013年03月, 研究論文(学術雑誌)
  • 「近江八景詩歌の誕生」
    鍛治 宏介
    『国語国文』, 中央図書出版社, 81(2) 1 - 15, 2012年02月, 研究論文(学術雑誌)
  • 「江戸時代教養文化のなかの天皇・公家像」
    鍛治 宏介
    『日本史研究』, 日本史研究会, (571) 58 - 82, 2010年03月, 研究論文(学術雑誌)
  • 「江戸時代中後期天皇追悼儀礼の展開 ―延暦寺における桓武天皇遠忌法会を事例に―」
    鍛治 宏介
    『仏教史学研究』, 仏教史学会, 50(2) 53 - 78, 2008年04月, 研究論文(学術雑誌)
  • 「江戸時代中期の陵墓と社会 ―享保期陵墓政策の展開―」
    鍛治 宏介
    『日本史研究』, 日本史研究会, (521) 55 - 79, 2006年01月, 研究論文(学術雑誌)
  • 「仁徳聖帝故事の展開 ー江戸時代天皇像の一側面ー」
    鍛治 宏介
    『新しい歴史学のために』, 京都民科歴史部会, 2003(1) 10 - 27, 2003年12月, 研究論文(学術雑誌)
  • 「わが国のインターネットOPACの現状」
    大城 善盛; 鍛治 宏介
    『図書館学会年報』, 日本図書館情報学会, 43(3) 103 - 116, 1997年, 研究論文(学術雑誌)

MISC

  • 「横田冬彦著『日本近世書物文化史の研究』」
    鍛治宏介
    史林(史学研究会), 105(6), 2022年11月, 書評論文,書評,文献紹介等
  • 京都祇園の芸者細見『祇園細見芸者銘鑑 全盛糸音色』
    鍛治 宏介; 酒井 光; 浦 あゆみ; 岡 颯馬; 唐沢 むつみ; 水田 健斗; 山田 実李; 吉田 茉友; 冨岡 尊羅
    人間文化研究, (41) 166(73) - 139(100), 2018年11月20日
  • 近世史部会 隠岐の長者村上助九郎と朝廷権威
    鍛治 宏介
    日本史研究 = Journal of Japanese history, 日本史研究会, (657) 83 - 85, 2017年05月
  • 岸泰子著『近世の禁裏と都市空間』
    鍛治 宏介
    建築史学, 建築史学会, 64 109 - 116, 2015年
  • 近世史部会 疱瘡神詫び証文と小浜の豪商組屋六郎左衛門
    鍛治 宏介
    日本史研究, 日本史研究会, (629) 91 - 93, 2015年01月
  • 共同研究報告 第二会場 近世史部会 「江戸時代教養文化のなかの天皇・公家像」にむけて ([二〇〇九年度日本史研究会大会]大会テーマ 権力と「神」への新視線)
    鍛治 宏介
    日本史研究, 日本史研究会, (565) 11 - 13, 2009年09月

書籍等出版物

  • 『日本近世史を見通す 第6巻 宗教・思想・文化』
    上野, 大輔; 小林, 准士
    吉川弘文館, 2023年10月, 共著, 「民間社会からみる書物文化と医療の実態」
  • 『京都を学ぶ ―文化資源を発掘する 洛西編―』
    京都学研究会
    ナカニシヤ出版, 2020年03月, 分担執筆, 「木島神社〈蚕の社〉の歴史」
  • 『京都府域の文化資源に関する共同研究会報告書(洛西編)』
    京都府立京都学; 歴彩館京都学推進課
    京都府立京都学・歴彩館, 2019年09月, 分担執筆, 「木嶋神社の歴史 ―木島神社・神服氏関係史料集成―」, 調査報告書
  • 『文化史のなかの光格天皇 ―朝儀復興を支えた文芸ネットワーク―』
    飯倉, 洋一; 盛田, 帝子
    勉誠出版, 2018年06月, 分担執筆, 「江戸時代手習所における七夕祭の広がりと書物文化」, 学術書
  • 『近世文学史研究 2 十八世紀の文学 ―学び・戯れ・繋がり―』
    飯倉洋一
    ぺりかん社, 2017年06月, 分担執筆, 「日用教養書と文運東漸」, 学術書
  • 『近江八幡の歴史 第7巻 通史Ⅱ 八幡山城から幕末まで』
    近江八幡市, 2017年03月, 分担執筆, 「書物の時代と文化の広がり」, 学術書
  • 『伊賀市史 第2巻 通史編 (近世)』
    伊賀市, 2016年09月, 分担執筆, 「村の暮らしと年中行事」「伊賀の文人と著作物」「伊賀の地誌」「文化の諸相」, 学術書
  • 『古代史研究の最前線 天皇陵』
    洋泉社編集部
    洋泉社, 2016年01月, 分担執筆, 「大きく姿を変えた江戸時代の天皇陵」
  • 『シリーズ〈本の文化史〉 1 読書と読者』
    横田, 冬彦
    平凡社, 2015年05月, 分担執筆, 「地域イメージの定着と日用教養書」
  • 『神河町文化財調査報告書 第5集 歴史史料総合調査の成果』
    神河町文化財活性化委員会, 2014年03月, 分担執筆, 「前島家文書(典籍)概要解説」, 調査報告書
  • 『海士町村上家文書調査報告書』
    鍛治, 宏介
    海士町役場, 2013年04月, 編者(編著者)
  • 『近江日野の歴史 第3巻 近世編』
    日野町史編さん委員会編
    滋賀県日野町, 2013年03月, 分担執筆, 「文字文化と文芸活動」
  • 『禁裏・公家文庫研究』第4輯
    田島公編
    思文閣出版, 2012年03月, 分担執筆, 「「大日本史編纂記録」の史料的特質」, 学術書
  • 『「大日本史編纂記録」目録』
    鍛治, 宏介; 田島, 公; 東京大学史料編纂所
    田島公 : 東京大学史料編纂所, 2011年03月, 単著
  • 『近江日野の歴史 第8巻 史料編』
    日野町史編さん委員会編
    滋賀県日野町, 2010年11月, 分担執筆, 「文字文化と文芸活動」
  • 『歴史のなかの天皇陵』
    高木博志; 山田邦和編
    思文閣出版, 2010年10月, 分担執筆, 「江戸時代の大仙陵(伝仁徳天皇陵)と周辺住民」, 一般書・啓蒙書
  • 『南都寺院文書の世界』
    勝山清次編
    思文閣出版, 2007年10月, 分担執筆, 「江戸時代における医師の僧位叙位手続き」, 学術書

講演・口頭発表等

  • 隠岐の長者と朝廷権威 ―村上助九郎と後鳥羽院火葬所―
    鍛治宏介
    文化史学会, 2024年12月07日, 口頭発表(一般)
  • 幕末期祇園の芸者菊葉
    鍛治宏介
    文化学会懇話会, 2024年07月10日
  • 江戸時代観光・文化都市京都と天皇・朝廷イメージの拡散
    鍛治宏介
    人文学部研究会, 2023年10月04日
  • 幕末京都の遊所祇園の遊女名簿からみる遊女
    鍛治宏介
    関西社会学会第74回大会, 2023年05月14日, シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
  • 書物文化からみる近世後期の祇園遊所
    鍛治宏介
    第157回「書物・出版と社会変容」研究会京都例会報告(「書物・出版と社会変容」研究会および京都先端科学大学人文学部国際キョートロジー・センター共催), 2023年03月04日, 口頭発表(一般)
  • 江戸時代の識字率と江戸時代の書物文化の広がりの実態
    鍛治宏介
    京都先端科学大学人文学部研究会報告, 2022年11月, 口頭発表(一般)
  • 江戸時代における子供へのまなざし ―歴史・民俗・文学から心を読み解く―
    鍛治宏介
    京都先端科学大学人文学部研究会報告, 2021年11月, 口頭発表(一般)
  • 若松報告へのコメント
    鍛治宏介
    日本史研究会 2020年度大会全体会シンポジウム, 2020年10月, 口頭発表(招待・特別)
  • 木嶋神社と養蚕信仰
    鍛治宏介
    洛西の文化資源共同研究会 研究報告, 2019年01月
  • 2018年度大会報告批判 吉岡報告について
    鍛治宏介
    歴史学研究会 2018年度近世史部会報告, 2018年07月
  • 疱瘡神詫び証文と若狭小浜組屋家の疱瘡守り札
    鍛治宏介
    「書物・出版と社会変容」第115回研究会報告, 2017年09月, 口頭発表(一般)
  • 隠岐の長者村上助九郎と朝廷
    鍛治宏介
    日本史研究会 2016年度近世史部会報告, 2016年12月
  • 書評「岸泰子著『近世の禁裏と都市空間』
    鍛治宏介
    「近代天皇制と社会」研究班報告, 2015年01月
  • 「大日本史編纂記録」からみる柳枝軒一門
    鍛治宏介
    貝原益軒没後三百年記念「学ぶ楽しみを多くの人に―益軒と京書肆柳枝軒」記念シンポジウム報告, 2014年08月
  • 疱瘡神詫び証文と小浜の豪商組屋六郎左衛門
    鍛治宏介
    日本史研究会 2014年度近世史部会報告, 2014年07月
  • 疱瘡神誤り証文と小浜の豪商組屋六郎左衛門
    鍛治宏介
    京都学園大学人間文化学会 例会報告, 2013年07月
  • 隠岐の長者村上助九郎と朝廷権威
    鍛治宏介
    「近代天皇制と社会」研究班 例会報告, 2012年11月
  • 近江八景詩歌の伝播と受容
    鍛治宏介
    「書物・出版と社会変容」研究会 第71回大阪大会報告, 2012年01月
  • 近江八景詩歌の誕生・伝播・受容
    鍛治宏介
    日本史研究会 2011年度近世史部会部会報告, 2011年11月
  • 江戸時代教養文化のなかの天皇・公家像
    鍛治宏介
    日本史研究会 2009年度大会報告, 2009年10月
  • 2009年度大会報告にむけて
    鍛治宏介
    日本史研究会 2009年度近世史部会報告, 2009年04月
  • 江戸時代中期の陵墓と社会 ―深草桓武天皇陵・山国光厳院陵―
    鍛治宏介
    日本史研究会 2005年度近世史部会報告, 2005年07月
  • 仁徳聖帝故事の展開 ―江戸時代の天皇像―
    鍛治宏介
    京都民科歴史部会 2003年度例会報告, 2003年04月
  • 江戸時代の陵墓 ―享保期の幕府修陵事業と地域の対応―
    鍛治宏介
    読史会 2002年度大会報告, 2002年11月
  • 江戸時代の延暦寺と桓武天皇遠忌法会
    鍛治宏介
    佛教史学会 2001年度例会報告, 2001年10月
  • 江戸時代中後期の陵墓と寺社・公家 ―桓武天皇陵・延暦寺・有栖川宮―
    鍛治宏介
    日本史研究会 2001年度近世史部会報告, 2001年04月
  • 仁徳聖帝故事の展開 ―仁君像の受容―
    鍛治宏介
    日本史研究会 1997年度近世史部会報告, 1997年06月

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 江戸時代後期の祇園遊所に関する歴史史料・文芸史料の基礎的研究
    鍛治 宏介
    日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 2024年04月 -2027年03月, 基盤研究(C), 同志社大学
  • 水戸藩における史料収集活動の分析
    鍛治 宏介
    本年度は、本研究の目的のうち、③京都大学総合博物館所蔵「大日本史編纂記録」の翻刻についての作業を主に進めた。今年度は、第一九四、一九八、一九九、二〇〇、二〇一、二〇二、二一三、二一四、二一九、二二五、二二六、二二八、二二九、二三〇、二三一、二三二、二三三、二三四、二三五、二三七冊の計二〇冊の翻刻を終えることができた。これまでの作業実績をあわせると、研究計画において予定していた書状案四七冊分のうち、三六冊分の翻刻を終えることができたことになる。 ここまでの成果により、大串元善(平五郎)、井上玄桐、安積澹泊(角兵衛)、遣迎院、小野沢介之進・内記、安藤為章、安藤為実、板垣宗憺、鵜飼錬斎、佐々宗淳(介三郎)といった、彰考館で史館総裁として、また総裁ではなくとも、京都などでの史料収集に大きな役割を果たした史書編纂における重要人物たちについて、その人物ごとにまとめた書状案の翻刻作業をひとまず終えたことになり、当初の予定であった書状案四七冊の翻刻完了については、ほぼ目途がついたことになる。 「補助事業期間延長承認申請書」に記したように、平成30年度において、研究代表者の勤務先における授業負担が他教員の二倍以上になり、所属学部教務主事としての学務業務、更には大学名変更に伴う新カリキュラム作成等、業務負担過多のために、本研究を遂行するべく十分な時間をとることができなかったため、今年度の研究成果は以上のものとなる。 なお現在、「大日本史編纂記録」を所蔵する京都大学総合博物館では、公益財団法人住友財団「2018年度 文化財維持・修復事業助成」を得て、「大日本史編纂記録」の修補事業が進められているが、本研究における翻刻対象とは異なる冊子が修補の対象となっており、翻刻作業を進めるには支障はない。, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 基盤研究(C), 2016年04月 -2020年03月, 基盤研究(C), 京都学園大学
  • 南都における廃仏毀釈後の資料動態に関する調査研究
    吉川 聡; 渡辺 晃宏; 富田 正弘; 永村 眞; 綾村 宏; 遠藤 基郎; 馬場 基; 市 大樹; 山本 崇; 光谷 拓実; 窪寺 茂; 池田 寿; 横内 裕人; 梅澤 亜希子; 浅野 啓介; 古藤 真平; 坂東 俊彦; 佃 幹雄; 坂本 亮太; 海原 靖子; 鍛治 宏介; 藤本 仁文; 黒岩 康博; 中町 美香子; 島津 良子; 佐竹 朋子; 小原 嘉記; 徳永 誓子; 石田 俊; 竹貫 友佳子; 渡辺 洋子; 前久保 宏江; 水谷 友紀; 山田 徹; 萩原 大輔; 幸崎 千夏
    現在東大寺図書館に存在する中村準一寄贈文書について、調査研究をおこなった。その結果、中村家とは近世興福寺の唐院・新坊に仕えた家柄であり、その唐院・新坊に関する文書群であることが明確となった。時期は江戸時代中期~明治時代のものがほとんどである。特に明治維新時の詳細な日記が存在することが判明し、廃仏毀釈時の興福寺の動向が分かることは注目される。また、東大寺所蔵の「東大寺大勧進文書集」について検討を加え、この資料が、江戸時代後期の写本だが、近代に散逸した古写本を写したもので、鎌倉時代前期東大寺の基礎資料であることを指摘した。, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 基盤研究(B), 2006年 -2008年, 基盤研究(B), 独立行政法人国立文化財機構