専門部会員, 2019年04月 - 現在, (奈良県)五條市史編集委員会, 自治体
専門調査員, 2017年09月 - 現在, (奈良県)十津川村史編さん委員会, 自治体
運営委員, 2016年12月 - 現在, 文化史学会, 学協会
専門部会員, 2011年10月 - 2023年09月, (大阪府)八尾市史編纂委員会, 自治体
編集委員(中世), 2018年10月 - 2020年10月, 日本史研究会, 学協会
実行委員(事務局長), 2018年01月 - 2019年10月, 地方史研究協議会第70回京都大会実行委員会, 学協会
編集委員(日本史), 2011年04月 - 2016年03月, 史学研究会, 学協会
調査・執筆委員, 2008年03月 - 2013年03月, (滋賀県)東近江市史 能登川の歴史編集委員会
会計監査, 2011年10月 - 2012年10月, 日本史研究会, 学協会
研究委員(中世), 2009年10月 - 2011年10月, 日本史研究会, 学協会
会計監査, 2007年10月 - 2009年10月, 日本史研究会, 学協会
総務委員(庶務), 2005年10月 - 2007年10月, 日本史研究会, 学協会
室町幕府と九州国人
山田 徹
七隈史学会編・山田貴司責任編集『戎光祥中世織豊期論叢7 室町九州の紛争・秩序・外交』(戎光祥出版), 戎光祥出版, 168 - 210, 2024年11月20日, 論文集(書籍)内論文
室町期丹後国における荘郷と領主
山田 徹
『人文学』, (213) 146 - 101, 2024年03月15日, 研究論文(大学,研究機関等紀要)
室町期丹後国荘郷・領主研究序説 ─「丹後国惣田数帳」の基礎的考察─
山田 徹
京都府立京都学・歴彩館京都学推進課編『令和4年度 京都府域の文化資源に関する共同研究会報告書(丹後編)』(京都府立京都学・歴彩館), 70 - 105, 2023年09月
「室町時代」の地域性
山田 徹
芳澤元編『室町文化の座標軸 遣明船時代の列島と文事』(勉誠出版), 51 - 78, 2021年10月20日, 論文集(書籍)内論文
社会史を経た室町期権力論・支配体制論(上)
山田 徹
『人文学』, (207) 23 - 62, 2021年03月15日, 研究論文(大学,研究機関等紀要)
初期室町幕府における足利一門
山田 徹
元木泰雄編『日本中世の政治と制度』(吉川弘文館), 吉川弘文館, 79 - 99, 2020年12月10日, 論文集(書籍)内論文
大名家の追善仏事と禅宗寺院
山田 徹
早島大祐編『中近世武家菩提寺の研究』(小さ子社), 39 - 80, 2019年05月31日, 論文集(書籍)内論文
南北朝後期における室町幕府政治史の再検討(下) ―足利義満と斯波義将─
山田 徹
『文化学年報』, (68) 243 - 263, 2019年03月15日, 研究論文(大学,研究機関等紀要)
南北朝末期備中国における石塔氏・細川氏
山田 徹
『日本歴史』, (843) 17 - 29, 2018年08月01日, 研究論文(学術雑誌)
南北朝後期における室町幕府政治史の再検討(中) ─康暦の政変以後の政治過程と細川氏・山名氏・土岐氏─
山田 徹
『文化学年報』, (67) 65 - 88, 2018年03月15日, 研究論文(大学,研究機関等紀要)
鎌倉後期~南北朝期研究の諸論点
山田 徹
『日本史研究』, 日本史研究会, (658) 50 - 65, 2017年06月20日, 研究論文(学術雑誌)
南北朝後期における室町幕府政治史の再検討(上) ─康暦の政変以前の「斯波派」・「細川派」をめぐって─
山田 徹
『文化学年報』, 同志社大学文化学会, 66(66) 67 - 88, 2017年03月15日, 研究論文(大学,研究機関等紀要)
室町大名のライフサイクル
山田 徹
細川涼一編『生活と文化の歴史学7 生・成長・老い・死』(竹林舎), 61 - 95, 2016年03月01日, 論文集(書籍)内論文
南北朝中後期における寺社本所領関係の室町幕府法
山田 徹
『日本史研究』, 日本史研究会, (635) 1 - 25, 2015年07月20日, 研究論文(学術雑誌)
室町時代の支配体制と列島諸地域
山田 徹
『日本史研究』, 日本史研究会, (631) 27 - 52, 2015年03月20日, 研究論文(学術雑誌)
足利将軍家の荘園制的基盤 ─「御料所」の再検討─
山田 徹
『史学雑誌』, 123(9) 32 - 57, 2014年09月20日, 研究論文(学術雑誌)
赤松春日部家の系譜
山田 徹
『十六世紀史論叢』, (3) 34 - 50, 2014年03月01日, 研究論文(学術雑誌)
摂津国中島と河内国十七ヶ所・八ヶ所
山田 徹
『ヒストリア』, 大阪歴史学会, (238) 23 - 48, 2013年06月10日, 研究論文(学術雑誌)
「分郡守護」論再考
山田 徹
『年報中世史研究』, (38) 273 - 300, 2013年05月23日, 研究論文(学術雑誌)
土岐頼康と応安の政変
山田 徹
『日本歴史』, (769) 51 - 67, 2012年06月01日, 研究論文(学術雑誌)
室町期越中国・備前国の荘郷と領主
山田 徹
東寺文書研究会編『東寺文書と中世の諸相』(思文閣出版), 455 - 483, 2011年05月30日, 論文集(書籍)内論文
室町領主社会の形成と武家勢力
山田 徹
『ヒストリア』, (223) 117 - 147, 2010年12月20日, 研究論文(学術雑誌)
南北朝期における所領配分と中央政治 ―室町期荘園制の前提―
山田 徹
『歴史評論』, 校倉書房, (700) 16 - 27, 2008年08月01日, 研究論文(学術雑誌)
室町幕府所務沙汰とその変質
山田 徹
『法制史研究』, (57) 41 - 84, 2008年03月30日, 研究論文(学術雑誌)
天竜寺領の形成
山田 徹
『ヒストリア』, 大阪歴史学会, (207) 107 - 132, 2007年11月10日
南北朝期の守護論をめぐって
山田 徹
中世後期研究会編『室町・戦国期研究を読みなおす』(思文閣出版), 60 - 84, 2007年10月17日, 論文集(書籍)内論文
南北朝期の守護在京
山田 徹
『日本史研究』, (534) 22 - 46, 2007年02月20日, 研究論文(学術雑誌)
土岐氏と濃尾地域
山田 徹
谷口雄太編『東海の中世史 第2巻 足利一門と動乱の東海』(吉川弘文館), 80 - 116, 2024年08月01日, その他
室町時代の丹後国
山田 徹
京都学研究会編『京都を学ぶ【丹後編】 ─文化資源を発掘する─』(ナカニシヤ出版), ナカニシヤ出版, 78 - 97, 2024年03月25日, その他
書評と紹介 川岡勉編『中世後期の守護と文書システム』
山田 徹
『古文書研究』, (96) 131 - 134, 2023年12月28日, 書評論文,書評,文献紹介等
2022年の歴史学界 ─回顧と展望─ 日本 中世 二 オンライン公開情報
山田 徹
『史学雑誌』, 132(5) 78 - 80, 2023年05月20日, 記事・総説・解説・論説等(学術雑誌)
新刊紹介 清水克行著『室町社会史論 中世的世界の自律性』
山田 徹
『日本歴史』, (899) 96 - 98, 2023年04月01日, 書評論文,書評,文献紹介等
室町期荘園制と「守護所」
山田 徹
『「武家拠点科研」大阪研究集会資料集 中世後期から近世初頭における武家拠点形成の研究』, 65 - 77, 2022年11月05日, 研究発表ペーパー・要旨(全国大会,その他学術会議)
京都からみた室町期の九州
山田 徹
『「武家拠点科研」熊本研究集会(資料集) 九州における武家拠点の形成と社会背景』, 69 - 87, 2022年09月23日, 研究発表ペーパー・要旨(全国大会,その他学術会議)
13 室町期の荘園制 室町時代は荘園制の時代だったのか
山田 徹
岩城卓二・上島享・河西秀哉・塩出浩之・谷川穣・告井幸男編著『論点・日本史学』(ミネルヴァ書房), 112 - 113, 2022年08月20日, 記事・総説・解説・論説等(その他)
史料紹介 正平二二年書写の河内国若江郡某荘名寄注進状写
山田 徹
『史林』, 105(3) 99 - 131, 2022年05月31日, その他
新刊紹介 『京都の中世史4 南北朝内乱と京都』
山田 徹
『同志社時報』, (153) 44 , 2022年04月01日, 書評論文,書評,文献紹介等
【室町殿と訴訟】室町殿は、訴訟・紛争にどのように対処したのか?
山田 徹
久水俊和編・日本史史料研究会監修『「室町殿」の時代 安定期室町幕府研究の最前線』(山川出版社), 山川出版社, 44 - 62, 2021年12月25日, その他
室町期荘園制と「守護所」
山田 徹
『「武家拠点科研」福井集会(資料集) 越前における武家拠点の形成と変容 ~16-17世紀を中心に~』, 57 - 68, 2021年11月27日, 研究発表ペーパー・要旨(全国大会,その他学術会議)
十四世紀政治史と京都
山田 徹
『本郷』, (155) 5 - 7, 2021年09月01日
『京都という地域文化』をどうとらえるか ─京都大会を振り返って─
山田 徹
『地方史研究』, (409) 92 - 93, 2021年02月, 研究発表ペーパー・要旨(全国大会,その他学術会議)
十津川と護良親王・南朝
山田 徹
『十津川村置村130年記念誌』, 9 - 10, 2020年12月, その他
書評 『室町時代の祇園祭』 著・河内将芳
山田 徹
『週刊京都民報』, (9月27日号), 2020年09月, 記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア)
問題提起16 室町期京都と武士
山田 徹
『地方史研究』, (401) 9 - 12, 2019年10月
書評 亀田俊和著『観応の擾乱』
山田 徹
『ヒストリア』, (268) 69 - 79, 2018年06月
2017年の歴史学会 ─回顧と展望─ 日本 中世 五 南北朝期・室町期 政治・制度
山田 徹
『史学雑誌』, 127(5) 83 - 86, 2018年05月20日
書評 山本康司著「南北朝室町幕府の恩賞方と仁政方」(『日本史研究』六四五)
山田 徹
『法制史研究』, (67) 361 - 363, 2018年03月, 書評論文,書評,文献紹介等
第四代 足利義持 ─安定期室町殿の心配ごと─
山田 徹
榎原雅治・清水克行編『室町幕府将軍列伝』(戎光祥出版), 戎光祥出版, 113 - 137, 2017年09月, 記事・総説・解説・論説等(その他)
室町時代における大名層の生年・年齢
山田徹
日本史史料研究会編『日本史のまめまめしい知識 第2巻』 (岩田書院), 108 - 115, 2017年05月
求む、上洛許可 ─初期室町幕府における守護層の志向性─
山田徹
日本史史料研究会編『日本史のまめまめしい知識 第1巻』 (岩田書院), 89 - 94, 2016年05月
紹介 高橋秀樹編『生活と文化の歴史学4 婚姻と教育』
山田 徹
『史林』, 99(1) 208 , 2016年01月, 書評論文,書評,文献紹介等
書評 藤井崇著『室町期大名権力論』
山田 徹
『史学雑誌』, 124(4) 86 - 95, 2015年04月, 書評論文,書評,文献紹介等
書評 大薮海著『室町幕府と地域権力』
山田 徹
『歴史評論』, (779) 85 - 89, 2015年03月, 書評論文,書評,文献紹介等
2014年度日本史研究会大会に向けて 共同研究報告 中世史部会 室町時代の支配体制と列島諸地域
山田 徹
『日本史研究』, (625) 7 - 9, 2014年09月, 研究発表ペーパー・要旨(全国大会,その他学術会議)
書評と紹介 松永和浩著『室町期公武関係と南北朝内乱』
山田 徹
『日本歴史』, 吉川弘文館, (790) 111 - 113, 2014年03月, 書評論文,書評,文献紹介等
新刊紹介 原田正俊編『天竜寺文書の研究』
山田 徹
『ヒストリア』, (230) 159 - 160, 2012年02月, 書評論文,書評,文献紹介等
書評 吉田賢司著『室町幕府軍制の構造と展開』
山田 徹
『日本史研究』, 日本史研究会, (588) 67 - 76, 2011年08月, 書評論文,書評,文献紹介等
2010年度大会報告要旨 中世・部会報告 室町領主社会の形成と武家勢力
山田 徹
『ヒストリア』, (220) 123 - 124, 2010年06月, 研究発表ペーパー・要旨(全国大会,その他学術会議)
新刊紹介 岩元修一著『初期室町幕府訴訟制度の研究』
山田 徹
『日本史研究』, (551) 80 - 81, 2008年07月20日, 書評論文,書評,文献紹介等
北畑地区
山田 徹
『高島市文化財調査報告書第4集 清水山城館跡現況調査報告書』, Ⅰ 85 - 101, 2006年03月, 機関テクニカルレポート,技術報告書,プレプリント等
『十津川村史 歴史資料編(古代中世・文化財)』
十津川村史編さん委員会; 吉川聡; 山田徹; 徳永誓子; 大山和哉; 渡邊幸奈; 大向翔太; 大杉綾花; 小澤毅; 石田由紀子; 清野陽一; 神田雅章; 島田敏男; 大林潤; 米家泰作
(奈良県)十津川村, 2025年03月31日, 分担執筆, 第2章中世「一 平安末期~鎌倉初期の「遠津河」「十津河」」(61~64頁)、「二 高野山と吉野山の相論」(65~83頁)、「三 南北朝時代の十津川 ─護良親王から南朝へ─」(84~95頁)、「六 十津川の温泉」(122~124頁)、第4章文化財「一 村内文書①②」(185~192頁)
『新版八尾市史 通史編1 古代~中世』
市史編纂委員会; 市史編集委員会; 寺澤薫; 安村俊史; 大野薫; 小倉徹也; 絹川一徳; 中条武司; 森井貞雄; 吉江崇; 黒羽亮太; 笹川尚紀; 仁木宏; 天野忠幸; 山田徹; 大澤研一; 橘悠太
(大阪府)八尾市, 2023年03月31日, 分担執筆, 第Ⅱ部第1章第2節「鎌倉時代の中河内」(331~349頁)、第2章第1節「南北朝の内乱」(364~379頁)、第2節「室町時代の中河内」(一部、379~386頁), その他
『元奈良町惣年寄清水家資料調査報告書』(平成30年度~令和4年度科学研究費補助金(基盤研究(B))「南都の未整理文書聖教にもとづく寺社とその周辺社会の調査研究」成果報告第1冊)
吉川聡; 水谷友紀; 山田徹; 清水敏男; 清水奈巳; 橘悠太; 児島大輔; 尾野善裕; 神野恵; 大林潤; 芝康次郎
独立行政法人国立文化財機構 奈良文化財研究所, 2023年03月31日, 分担執筆, 「第一章二節 清水家資料の戦国・織豊期文書」(12~25頁)、戦国・織豊期文書(PL.9-51)の釈文検討など(※役割についてはⅶ頁参照)
『鎌倉幕府と室町幕府 最新研究でわかった実像』
山田徹; 谷口雄太; 木下竜馬; 川口成人
光文社, 2022年03月30日, 共著, 第2章「【室町幕府と公家寺社】公・武の関係をどうとらえるか」(55~93頁)。「座談会 鎌倉幕府と室町幕府はどちらが強かったのか?」(225~250頁)は谷口雄太・木下竜馬・川口成人との座談会
『京都の中世史 4 南北朝内乱と京都』
山田 徹
吉川弘文館, 2021年08月10日, 単著, 一般書・啓蒙書
『新版八尾市史 古代・中世史料編』
市史編纂委員会; 市史編集委員会; 吉江崇; 仁木宏; 黒羽亮太; 天野忠幸; 山田徹; 三野拓也; 渡辺淳子; 橘悠太; 川元奈々
(大阪府)八尾市, 2019年03月31日, 分担執筆, 第2部「Ⅰ玉祖神社文書」(一部、115-119頁)、第3部「Ⅰ平安時代の荘園形成」(一部、336-340頁、356-358頁)・「Ⅱ鎌倉時代の荘園と寺院」(359-412頁)・「Ⅲ南北朝内乱から室町時代へ」(413-462頁)
『東近江市史 能登川の歴史 第二巻 中世・近世編』
東近江市史能登川の歴史編集委員会; 水野章二; 山田徹; 髙木叙子; 松下浩; 古関大樹; 亀井若菜; 木戸雅寿; 山本一博; 徳永誓子; 岡村喜史; 髙梨純次; 田井中洋介; 東幸代; 三宅正浩; 高田倫子; 飯田充; 梅田千尋; 日裏祥子
滋賀県東近江市, 2013年03月31日, 分担執筆, 第1章第1節「平安時代末期~鎌倉時代の佐々木氏」(6-40頁)、第1章第2節「六角氏と京極氏」(41-64頁), 学術書
南北朝内乱と公家 ─妙心寺ゆかりの人物を中心に─
山田 徹
第55回妙心寺微笑会総会・記念講演, 2024年10月25日, その他, 妙心寺微笑会, 大本山妙心寺
丹後の荘園と京都の寺院 ─平安院政期から室町期へ─
山田 徹
京都を学ぶセミナー【丹後編】, 2024年08月27日, 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等, 京都府立京都学・歴彩館 1階 大ホール
南北朝・室町時代の朝廷・足利氏と婚姻
山田 徹
アスニー特別講演会, 2024年08月23日, 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等, 京都市生涯学習総合センター(京都アスニー)4階ホール
室町幕府と九州国人
山田 徹
七隈史学会第25回大会, 2023年09月24日, シンポジウム・ワークショップパネル(指名), 福岡大学(福岡市早良区)
室町期荘園制と「守護所」
山田 徹
「武家拠点科研」大阪研究集会「中世後期から近世初期における武家拠点形成の研究」, 2022年11月06日, 2022年11月05日, 2022年11月06日, 口頭発表(一般), 大阪歴史博物館(大阪市中央区)
京都からみた室町期の九州
山田 徹
「武家拠点科研」熊本研究集会「九州における武家拠点の形成と社会背景」, 2022年09月23日, 2022年09月23日, 2022年09月25日, 口頭発表(一般), 熊本大学(熊本市中央区)
十津川郷の綸旨・令旨
山田 徹
第13回中世地下文書研究会, 2022年06月25日, 口頭発表(一般), ZOOMによる遠隔開催
室町期荘園制と「守護所」
山田 徹
「武家拠点科研」福井研究集会「越前における武家拠点の形成と変容 ~16-17世紀を中心に~」, 2021年11月27日, 口頭発表(一般), 福井市地域交流プラザ(福井市)
『京都という地域文化』をどうとらえるか ─京都大会を振り返って─
山田 徹
地方史研究協議会2019年度第3回研究例会 京都大会総括例会, 2020年09月27日, 口頭発表(一般), ZOOMによる遠隔開催
足利尊氏はなぜ京都に来たのか
山田 徹
大学コンソーシアム京都提供 京カレッジ 「京都学講座」 2020年度基本講座1, 2020年09月01日, 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
北朝拠点としての八尾地域
山田 徹
『新版八尾市史 古代・中世史料編』を読む会(3), 2019年12月01日, 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
14世紀八尾市域の村落 ─文献史の立場から─
山田 徹
第70回1617会 大阪八尾例会「中河内地域における中世集落の展開と集村化」, 2019年05月19日, 八尾市生涯学習センター(大阪府八尾市)
室町幕府と京都
山田 徹
2018年度同志社大学公開講座 第4回, 2018年09月20日
室町時代における大名家の追善仏事と禅宗寺院
山田 徹
国際日本文化研究センター共同研究「応永・永享期文化論 ─「北山文化」「東山文化」という大衆的歴史観のはざまで─」第1回研究会, 2018年09月09日, 口頭発表(一般), 国際日本文化研究センター(京都市西京区)
護良親王と元弘の乱
山田 徹
平成29年度吉野町歴史講演会, 2017年12月10日
南北朝時代史研究の現在 ─『太平記』と佐藤進一『南北朝の動乱』─
山田 徹
同志社大学文化学会教員懇話会, 2017年07月12日, 口頭発表(一般), 同志社大学(京都市上京区)
足利義持の寺社参籠
山田 徹
文化史学会大会, 2016年12月03日, 口頭発表(一般), 同志社大学(京都市上京区)
正平二十二年河内国若江郡某荘田畠注進状について
山田 徹
第5回中世地下文書研究会, 2016年06月19日, 口頭発表(一般), 立教大学(豊島区)
八尾の村々の誕生 ─13世紀、14世紀の荘園と村落─
山田 徹
平成27年度新版八尾市史編纂記念講演会「中世の八尾を知る」, 2015年10月25日
土岐頼康と応安の政変
山田 徹
美濃源氏フォーラム 名古屋駅前講座(土岐・道三・信長歴史講座) 2015年1月11日, 2015年01月11日, 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等, 美濃源氏フォーラム
室町時代の支配体制と列島諸地域
山田 徹
日本史研究会大会, 2014年10月12日, 口頭発表(一般), 仏教大学(京都市北区)
「室町時代の支配体制と列島諸地域(仮)」準備報告③
山田 徹
日本史研究会中世史部会, 2014年09月06日
「室町時代の支配体制と列島諸地域(仮)」準備報告② ─室町日本の政治地理と諸地域権力─
山田 徹
日本史研究会中世史部会, 2014年07月06日
「室町時代の支配体制(仮)」準備報告① ─室町時代における荘園制・権門体制的要素─
山田 徹
日本史研究会中世史部会, 2014年04月27日
荘園領主としての足利将軍家 ─「御料所」の再検討─
山田 徹
日本史研究会中世史部会, 2013年05月11日, 機関紙会館(京都市上京区)
「分郡守護」論再考
山田 徹
歴史学研究会中世史部会, 2012年09月29日, 口頭発表(一般), 学習院大学(豊島区)
北畠親房と南北朝の戦乱
山田 徹
ラボール京都 日本史講座, 2012年05月21日
河内国十七ヶ所・八ヶ所と摂津国中島 ─淀川下流域、南朝との最前線に形成された大規模所領─
山田 徹
大阪歴史学会中世史部会, 2012年03月30日, 口頭発表(一般), 大学コンソーシアム大阪(大阪市北区)
佐々木導誉 ―室町幕府草創期の実力者―
山田 徹
ラボール京都 日本史講座, 2011年06月06日, 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
室町政権下の地域区分 ―《室町日本の地域性》序説―
山田 徹
読史会, 2010年11月03日, 口頭発表(一般)
室町領主社会の形成と武家勢力
山田 徹
大阪歴史学会大会, 2010年06月27日, 口頭発表(一般)
上京武士の南北朝
山田 徹
ラボール京都 日本史講座, 2010年06月14日
室町領主社会の形成と武家勢力
山田 徹
大阪歴史学会中世史部会, 2010年05月14日, 口頭発表(一般), 弁天町市民学習センター(大阪市港区)
南北朝期の在京勢力と国人
山田 徹
大阪歴史学会中世史部会, 2010年03月19日, 口頭発表(一般), 弁天町市民学習センター(大阪市港区)
奉公衆の形成
山田 徹
大阪歴史学会中世史部会, 2010年01月29日, 口頭発表(一般)
南北朝内乱と寺社本所領
山田 徹
日本史研究会中世史部会, 2009年09月29日, 口頭発表(一般)
青年将軍足利義満の苦悩 ─花の御所と三つの事件─
山田 徹
ラボール京都 日本史講座, 2009年06月15日, 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
室町期越中国における所領と領主
山田 徹
第Ⅲ期第16回 東寺文書研究会, 2007年12月15日, 口頭発表(一般), 東京大学(東京都文京区)
南北朝期における在京有力者と「大庄」 ─室町期荘園制論の一前提─
山田 徹
日本史研究会中世史部会, 2007年04月10日, 口頭発表(一般)
天竜寺領の形成
山田 徹
大阪歴史学会中世史部会, 2007年02月, 口頭発表(一般), 東淀川勤労者センター(大阪市東淀川区)
高橋典幸「武家政権と本所一円地 ─初期室町幕府軍制の前提─」
山田 徹
日本史研究会中世史部会, 2006年05月, 口頭発表(一般), 機関紙会館(京都市上京区)
南北朝期の守護在京
山田 徹
中世史サマーセミナー, 2005年08月, 口頭発表(一般)
室町幕府所務沙汰とその変質
山田 徹
日本史研究会中世史部会, 2005年06月, 機関紙会館(京都市上京区)
足利義満・義持の政務決裁
山田 徹
日本史研究会中世史部会, 2003年07月, 口頭発表(一般), 機関紙会館(京都市上京区)
九州の地域権力の特質からみた中世後期の日本像
伊藤 幸司; 小川 弘和; 山田 貴司; 荒木 和憲; 山田 徹; 堀川 康史
日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 2024年04月 -2028年03月, 研究分担者, 基盤研究(B), 九州大学
令和4年度 丹後の文化資源共同研究会
河原 典史; 高橋 克寿; 高野 陽子; 町田 香; 菱田 哲郎; 山田 徹; 吉岡 直人; 松浦 智博
京都府立京都学・歴彩館, 京都学 共同研究会, 2022年04月 -2025年03月
室町期荘園制下における武家領主の歴史的位置
山田 徹
初年度である2021年度は、当初の予定通り、荘園・武家領主に関連する史料や文献を幅広く収集するという基礎作業を実施した。研究成果としては、本研究の前提となる諸問題を整理するものが中心となった。
まず、論文としては、「「室町時代」の地域性」(芳澤元編『室町文化の座標軸』勉誠出版、2021年)を公表できた。これは、「室町期荘園制論」で強調される「京都からの集団的な支配体制」という視角から列島内の地域差の問題を論じた「室町時代の支配体制と列島諸地域」(『日本史研究』635号、2015年)の論点をもう少し広い視野から整理したものである。本論文では、ある程度求心力を持った権力・支配体制が存在した地域(京都・畿内近国を中心とする諸国や、関東)と、身分秩序などの政治文化的なコードの問題でしか「室町時代」を説明できない遠国地域では「室町時代」のイメージがそもそも異なることを指摘しつつ、このような論点が時代区分という重要な問題にも関わってくることなどを示している。
また、口頭報告として、「室町期荘園制論と「守護所」」という発表もおこなった。従来、守護の一国支配の拠点である「守護所」については、守護公権論的な理解を前提にしつつ、都市論の観点から検討が進められてきたが、「室町期荘園制論」で強調される荘園・郷などの枠組という問題が、「守護所」を考えるうえで極めて重要であることを示すことができた。
このほか、いくつかの検討が進みつつあるところで、今後順次、何らかのかたちで公表することができると考えている。, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 基盤研究(C), 2021年04月 -2025年03月, 研究代表者, 基盤研究(C), 同志社大学
大阪青山大学所蔵武家受発給文書に関する基礎的研究-室町幕府文書を中心に-
小倉 嘉夫; 村井 祐樹; 飛鳥井 拓; 田中 誠; 山田 徹; 山家 浩樹; 末柄 豊
東京大学史料編纂所, 一般共同研究, 2023年04月 -2024年03月
中世後期から近世初頭における武家拠点形成の研究
仁木 宏; 七海 雅人; 谷 徹也; 山田 邦和; 村井 良介; 高橋 修; 山田 徹; 天野 忠幸
15世紀から17世紀初頭にかけて、武家の地域支配の拠点として発達した守護所、戦国期城下町、織豊期(織田・豊臣期)城下町は、史上はじめて武家が本格的かつ全国的に都市形成を行ったもので、近代・現代都市の出発点でもあった。守護所・城下町研究は、1980年代以降、都市史のなかでもっとも研究が進んだ分野の一つで、現在も発掘調査などによって各地で新しい事例が加えられつつあるが、研究は個別化・分散化が進み、全体像が見えづらくなっている。本研究では、これら守護所・城下町についての最新の研究状況を全国的に収集して共同研究を実施し、権力論、都市空間、経済・流通などの観点から拠点形成の意義を明らかにする。その成果を研究集会の開催などによって公開してゆくことを目的としている。
そうした観点から計画した研究集会は、令和2年度は、令和3年1月30~31日に徳島市で、対面とオンラインのハイブリッドで実施した。「中近世移行期における城・寺・まち・ムラ -都市要素の変化で考える勝瑞・阿波九城・徳島-」をテーマに、報告12本をおこない、討論した。令和3年度は対面で開催した。令和3年11月27日~28日、福井市において、研究集会「越前における武家拠点の形成と変容 ~16-17世紀を中心に~」を開催し、12本の報告を得た。
2回の研究集会では、いずれも地元自治体の研究者による、それぞれの地域の実態を解明する報告と、全国的な視点から当該地域の特徴を位置づける報告を組み合わせることができた。またそれぞれの集会には、研究分担者、研究協力者をふくめ、地元・全国から多数の研究者に参加いただけた。, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 基盤研究(B), 2019年04月 -2022年03月, 研究分担者, 基盤研究(B), 大阪市立大学
応永・永享期文化論 ―「北山文化」「東山文化」という大衆的歴史観のはざまで―
大橋 直義; 呉座 勇一; 榎本 渉; ほか
国際日本文化研究センター, 共同研究, 2018年04月 -2022年03月
室町期荘園制下における地域性の構造的把握
山田 徹
本研究は、地域の領主構成を問う視角から室町時代における列島の地域性を解明し、それが生じた理由や経緯について、室町時代的な支配体制が形成される過程と関連づけながら構造的・総合的に検討するものである。
本研究の遂行に際しては、研究代表者の異動の影響によって研究計画の変更が必要となったため、第二年度である2016年度の末に見直しをおこない、①既存の自治体史のみでは情報収集が不十分な地域に関する検討、②史料が多い東寺領に関する検討、③①②と密接に関連しうる政治史に関する検討、という三点に絞って、研究を進めていくこととした。最終年度たる今年度も、この方針に沿うかたちで研究を進めるようにつとめた。
今年度の成果は以下の通り。
③の政治史関連の検討が引き続き進展し、前年度に引き続いて執筆した康暦の政変前後の政治過程に関する論考1件を公表することができた。②に関しては、本格的な論考の公表は遅れているものの、東寺領備中国新見荘に関する検討を含む論考1件を公表している。①に関しては、前年度に公表した論考のなかで取り上げていた摂津河内和泉の三ヶ国のうち、河内国に関する研究を継続しており、早いうちに関連する論考を公表したいと考えている。このほか、早島大祐氏編の『中近世武家菩提寺の研究』(小さ子社、2019年)にも「大名家の追善仏事と禅宗寺院」というタイトルで論考が近日発表されるが、これは基本的には早島氏を代表とする科研(基盤研究B「中世後期守護創建禅院の基礎的研究─国菩提寺と京菩提寺」)の成果であるものの、一部に本科研の成果を含んでいる。, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 若手研究(B), 2015年04月 -2019年03月, 研究代表者, 若手研究(B)
中世後期守護創建禅院の基礎的研究―国菩提寺と京菩提寺
早島 大祐; 大田 壮一郎; 衣川 仁; 谷 徹也; 坪井 剛; 小原 嘉記; 山田 徹
中世後期の都鄙関係の実態を分析するにあたり、この時期に台頭した守護の動向を押さえる作業は重要である。しかし近年進められた守護所研究などにおいて、守護所の国支配の中心としての機能は低いと指摘されている。
本研究ではこれまで全く注目されていなかった、守護が分国に創建した菩提寺(国菩提寺)の 役割に注目することで、守護の分国支配の実態、ひいては分国と京のあいだの都鄙交通の実態を解明する。以上の検討を経た上で、『中近世武家菩提寺の研究』(小さ子社)が2019年5月に刊行される。, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 基盤研究(B), 2014年04月 -2019年03月, 研究分担者, 基盤研究(B), 京都女子大学
日本中世「地下文書」論の構築-伝来・様式・機能の分析を軸に-
春田 直紀; 佐藤 雄基; 薗部 寿樹; 小川 弘和; 榎原 雅治; 湯浅 治久; 高橋 一樹; 青柳 周一; 鶴島 博和; 橋本 道範; 水野 章二; 山田 徹; 朝比奈 新; 熱田 順; 池松 直樹; 大河内 勇介; 大村 拓生; 窪田 涼子; 呉座 勇一; 坂田 聡; 坂本 亮太; 佐藤 泰弘; 似鳥 雄一; 長谷川 賢二; 菱沼 一憲; 松本 尚之; 村石 正行; 村上 絢一; 山本 倫弘; 渡邊 浩貴
公権力の発給文書を基準にした古文書学の様式論では、荘園・公領の現地(地下)に残された文書の多くがイレギュラーな文書とみなされ、正当に評価されてこなかった。そこで、本研究では地域社会の多様な社会集団が作成・管理した文書のあり様をトータルに把握する分析概念として「地下文書」という研究用語を定立し、日本中世の「地下文書」の全体像を浮き彫りにすることを目指した。成果としては、①史料用語としての「地下文書」の意味と成立を確定した上で、②地下文書独自の様式展開、③地下での文書作成の作法と執筆者、④地下における文書の機能・役割、⑤地下文書の保管形態、⑥地下文書の二次的機能による伝来といった諸点が解明された。, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 基盤研究(B), 2014年04月 -2018年03月, 連携研究者, 基盤研究(B), 熊本大学
前近代日本朝廷文書の研究―文書体系と文書作法―
吉川 真司; 藤井 讓治; 横田 冬彦; 勝山 清次; 上島 享; 谷川 穣; 早島 大祐; 山田 徹; 岩崎 奈緒子
日本の朝廷では、古代に起源をもつ文書制度が前近代を通じて用いられ、諸集団の文書体系に影響を与えた。本研究ではこれを「朝廷文書」と呼び、その体系と歴史的変遷、文書を扱う作法を明らかにした。日本朝廷文書の体系は中国から継受されたが、平安時代には国家の変質とともに縮小的に再編され、「勘申体制」へと移行した。宣旨・勘文・定文などがこうして浮上し、かつて中心的な役割を果たした伝達文書や実務文書は、公家・寺家などの権門的領域へと拡散していった。, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 基盤研究(B), 2010年04月 -2014年03月, 研究分担者, 基盤研究(B), 京都大学
南都における廃仏毀釈後の資料動態に関する調査研究
吉川 聡; 渡辺 晃宏; 綾村 宏; 永村 眞; 遠藤 基郎; 山本 崇; 馬場 基; 光谷 拓実; 島田 敏男; 坂東 俊彦; 浅野 啓介; 石田 俊; 宇佐美 倫太郎; 海原 靖子; 大田 壮一郎; 葛本 隆将; 黒岩 康博; 桑田 訓也; 古藤 真平; 小原 嘉記; 坂本 亮太; 島津 良子; 高田 祐一; 高橋 大樹; 竹貫 友佳子; 谷本 啓; 徳永 誓子; 富田 正弘; 中町 美香子; 長村 祥知; 根ヶ 山 泰史; 林 晃弘; 藤本 仁文; 水谷 友紀; 山田 淳平; 山田 徹; 山本 倫弘; 横内 裕人; 栗山 雅夫; 佃 幹雄
東大寺図書館が所蔵する未整理文書のうち、中村純一寄贈文書と、新修東大寺文書聖教第46函~第77函を調査検討し、それぞれについて報告書を公刊した。中村文書は内容的には興福寺の承仕のもとに集積された資料群であり、その中には明治維新期の詳細な日記があったので、その一部を翻刻・公表した。また中村文書以外の新修東大寺文書からは、年預所など複数の寺内組織の近世資料群が、元来の整理形態を保って保存されている様相がうかがえた。また、新出の中世東大寺文書を把握することができた。, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 2009年04月 -2014年03月, 基盤研究(B), 独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所
室町期荘園制形成史の研究
山田 徹
本研究では、室町期に「在京領主に比重のかかった所領体制」をみいだす近年の室町期荘園制論を具体的に展開するため、そうした体制の形成過程を検討することを目的としていた。具体的には、(1)在京する勢力がどのようにして、どの程度の所領を維持、ないしは形成したか、(2)どういった勢力がどのような過程で在京化の道を選んだか、の二点を実証的に明らかにし、そのうえで、室町期の荘園制の特質を踏まえ、日本列島諸地域の状況を構造的にみる視野から、中世後期の政治・経済・社会像を示すことを目的としていた。
前年度は、(1)に対応する部分の研究を大きく進めたが、本年度は、(2)について、南北朝期における在京武士たちの推移を検討し、在京武士集団と「国人」に分層するかたちで室町期の支配体制の構図が形成されたことなどを明らかにすることができた。(「室町領主社会の形成と武家勢力」という題目で、2010年5月14日に大阪歴史学会中世史部会で、2010年6月29日に大阪歴史学会大会で報告し、そののち同会会誌『ヒストリア』223号に収載された)。中世史部会で、2010年1月29日に「奉公衆の形成」、2010年3月19日に「南北朝期の在京勢力と国人」という二度の報告をおこなった)。また、こうした支配体制のもつ地域偏差についても、検討をおこない、2010年11月3日には「室町政権下の地域区分-《室町日本の地域性》序説-」という題目で報告をおこなった。以上により、今後室町期の支配体制、荘園制を考えるための手がかりとなる重要な成果を挙げることができたと考えている。, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 特別研究員奨励費, 2009年 -2010年, 研究代表者, 特別研究員奨励費, 京都大学
南都における廃仏毀釈後の資料動態に関する調査研究
吉川 聡; 渡辺 晃宏; 富田 正弘; 永村 眞; 綾村 宏; 遠藤 基郎; 馬場 基; 市 大樹; 山本 崇; 光谷 拓実; 窪寺 茂; 池田 寿; 横内 裕人; 梅澤 亜希子; 浅野 啓介; 古藤 真平; 坂東 俊彦; 佃 幹雄; 坂本 亮太; 海原 靖子; 鍛治 宏介; 藤本 仁文; 黒岩 康博; 中町 美香子; 島津 良子; 佐竹 朋子; 小原 嘉記; 徳永 誓子; 石田 俊; 竹貫 友佳子; 渡辺 洋子; 前久保 宏江; 水谷 友紀; 山田 徹; 萩原 大輔; 幸崎 千夏
現在東大寺図書館に存在する中村準一寄贈文書について、調査研究をおこなった。その結果、中村家とは近世興福寺の唐院・新坊に仕えた家柄であり、その唐院・新坊に関する文書群であることが明確となった。時期は江戸時代中期~明治時代のものがほとんどである。特に明治維新時の詳細な日記が存在することが判明し、廃仏毀釈時の興福寺の動向が分かることは注目される。また、東大寺所蔵の「東大寺大勧進文書集」について検討を加え、この資料が、江戸時代後期の写本だが、近代に散逸した古写本を写したもので、鎌倉時代前期東大寺の基礎資料であることを指摘した。, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 基盤研究(B), 2006年 -2008年, その他, 基盤研究(B), 独立行政法人国立文化財機構