稲見 亨
イナミ トオル
商学部商学科
博士後期課程教授
Last Updated :2024/04/20

研究者情報

研究キーワード

  • 国際
  • ドイツ

研究分野

  • 人文・社会 / 会計学

経歴

  • 学校法人同志社評議員, 2023年 - 現在
  • 同志社大学大学院博士後期課程教授, 2011年 - 現在
  • ドイツ・ミュンスター大学客員研究員, 2014年 - 2016年
  • 同志社大学大学院博士前期課程教授, 2008年 - 2011年
  • 同志社大学商学部教授, Faculty of Commerce, 2007年 -
  • 西南学院大学商学部教授, Department of Commerce, 2002年 -
  • ドイツ・ミュンスター大学客員研究員, 1999年 - 2000年
  • 西南学院大学商学部助教授, Department of Commerce, 1996年 -
  • 西南学院大学商学部専任講師, Department of Commerce, 1994年 -

学歴

  • 立命館大学, 経営学研究科博士後期課程修了, - 1994年

学位

  • 博士(経営学), 立命館大学
  • 経営学修士, 立命館大学

所属学協会

  • 日本会計研究学会
  • 国際会計研究学会

論文

  • ドイツにおける会計エンフォースメントの重点事項
    稲見亨
    會計(森山書店), 第204巻(4号) 45 - 55, 2023年10月
  • 会計エンフォースメントにおける「誤謬」概念
    稲見亨
    會計(森山書店), 第202巻(4号) 45 - 57, 2022年10月
  • ドイツにおける会計エンフォースメントの改革
    稲見亨
    會計(森山書店), 第200巻(3号) 16 - 28, 2021年10月
  • 国際的会計基準のエンフォースメントの多様化
    稲見亨
    會計(森山書店), 第198巻(3号) 30 - 43, 2020年09月, 研究論文(学術雑誌)
  • ドイツにおける公正価値会計への対応
    稲見亨
    會計(森山書店), 第196巻(3号) 15 - 27, 2019年09月
  • ドイツ会計制度にみる非財務報告の特徴
    稲見亨
    産業経理(産業経理協会), 第78巻(4号) 47 - 55, 2019年01月
  • ドイツ会計制度にみるIFRSへの接近方法
    稲見亨
    會計(森山書店), 第192巻(4号) 14 - 27, 2017年10月
  • 欧州裁判所による先決的判決の展開とドイツの会計制度
    稲見亨
    會計(森山書店), 第190巻(4号) 40 - 54, 2016年
  • EUの「新会計指令」へのドイツの対応
    稲見亨
    會計(森山書店), 第188巻(2号) 42 - 55, 2015年08月
  • ドイツにおける非資本市場指向の会計制度改革
    稲見亨
    會計(森山書店), 第183巻(2号) 95 - 106, 2013年02月
  • ドイツの会計国際化対応と規制緩和
    稲見亨
    産業経理(産業経理協会), 第69巻(3号), 2009年
  • EUにおける国際的会計基準の法的根拠
    稲見亨
    會計(森山書店), 第174巻(4号), 2008年
  • 欧州裁判所の判例にみるドイツ会計の国際的側面
    稲見亨
    會計(森山書店), 第174巻(4号), 2003年
  • Die juengsten Reformen der Rechnungslegung in Japan
    稲見亨; Wilfried Bechtel
    IWR (nwb-Verlag), 2000年
  • IAS/US-GAAPへの調和に積極的に取り組み
    稲見亨
    旬刊経理情報(中央経済社), 2000年
  • EC会社法指令とドイツ会計基準の関係について
    稲見亨
    會計(森山書店), 第150巻(6号), 1996年

MISC

  • 書評:森美智代著『会計制度と実務の変容』(森山書店刊)
    稲見亨
    産業経理(産業経理協会), 第69巻(4号), 2010年01月
  • 書評:木下勝一著『会計規制と国家責任』(森山書店刊)
    稲見亨
    會計(森山書店), 第173巻(5号), 2008年05月
  • 書評:野村健太郎著『郵政民営化の論点』(税務経理協会刊)
    稲見亨
    産業経理(産業経理協会), 第66巻(3号), 2006年10月
  • 書評:木下勝一著『適用会計基準の選択行動』(森山書店刊)
    稲見亨
    會計(森山書店), 第167巻(4号), 2005年04月
  • 書評:佐藤誠二著『会計国際化と資本市場統合』(森山書店刊)
    稲見亨
    會計(森山書店), 第161巻(4号), 2002年05月

書籍等出版物

  • 国際的会計基準論
    稲見亨
    森山書店, 2020年, 単著
  • ドイツ会計論
    稲見亨
    森山書店, 2018年, 編訳
  • ドイツ会計現代化論
    稲見 亨
    森山書店, 2014年, 分担執筆, 学術書
  • グローバル社会の会計学
    稲見 亨
    森山書店, 2009年, 分担執筆, 学術書
  • EU・ドイツの会計制度改革
    稲見 亨
    森山書店, 2007年, 分担執筆, 学術書
  • 現代会計の認識拡大
    稲見 亨
    森山書店, 2005年, 分担執筆, 学術書
  • 会計基準の国際的統一
    稲見 亨
    中央経済社, 2005年, 分担執筆, 学術書
  • 会計制度の統合戦略
    稲見 亨
    森山書店, 2005年, 分担執筆, 学術書
  • ドイツ会計国際化論
    稲見 亨
    森山書店, 2004年, 単著, 学術書
  • ドイツ連結会計論
    稲見 亨
    森山書店, 2002年, 共訳, 学術書
  • ドイツ会計の新展開
    稲見 亨
    森山書店, 1999年, 分担執筆, 学術書
  • 現代会計の理論
    稲見 亨
    法律文化社, 1995年, 分担執筆, 学術書

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • EU・ドイツの会計制度改革
    独立行政法人日本学術振興会, 2007年, 研究分担者, 科学研究費補助金(研究成果公開促進費)
  • 会計制度の統合戦略
    独立行政法人日本学術振興会, 科学研究費補助金(研究成果公開促進費), 2005年, 研究分担者
  • 会計基準の国際的統一
    独立行政法人日本学術振興会, 科学研究費補助金(研究成果公開促進費), 2004年, 研究分担者, 科学研究費補助金(研究成果公開促進費)
  • 国際会計基準の導入に関する総合的研究
    われわれの研究は、諸外国の経験に学びながら、また財務諸表の作成者(企業の担当者)および利用者(アナリスト、投資家等)を対象としたわが国企業会計の実態調査を踏まえながら、国際会計基準(IAS)ないしは国際財務報告基準(IFRS)をわが国に導入する場合のさまざまな論点について総合的に研究しようとするものである。 平成14年度の研究では、会計の国際的類型化についての理解を整理した。世界の会計は多様であり、それは文化的要因を含む様々な理由によるものである。そのような中、最近の国際動向に照らして注目すべきいくつかの国や地域について、国際会計基準をめぐる対応を調査した。また、わが国へのIASの導入を所与とした場合に、理論的、制度的、実務的にどのような問題が生じ、これにどう対応すべきかを明らかにするために、わが国企業会計制度の現状、国際会計基準の導入、導入が会計実務に及ぼす影響に関する財務諸表の作成者(企業の担当者)および利用者(アナリスト、投資家等)の意識をアンケート調査した。 平成15年度の研究では、平成14年度における研究をベースに、諸外国の会計文化や国際会計基準の導入状況、あるいはわが国会計基準と国際会計基準との差異についての研究を深めるとともに、アンケート調査の回答を集計し、単純集計結果から得られたインプリケーションを逐次公表し、かつ回答集計結果のクロス集計分析および統計処理に基づく分析を進めた。さらに、これら国際比較とアンケート調査に基づく実態分析の研究成果を出版するための研究会を開催し、平成16年度中の出版を予定している。また、平成15年9月には、日本会計研究学会第62回大会(開催校:近畿大学)において研究成果を報告し、研究成果をまとめた冊子を配布した。, 独立行政法人日本学術振興会, 科学研究費補助金, 2002年 -2003年, 研究分担者, 基盤研究(B)
  • 会計基準の国際的調和化への各国の対応について―ドイツの対応を中心に―
    稲見 亨
    近年、国際会計基準委員会(IASC:1973年設立)の活動を中心とする全世界レベルでの「会計基準の国際的調和化」への取り組みが、会計領域における緊急の課題として、重要なテーマになっている。 これに関して留意すべき点は、「会計基準の国際的調和化」の試みは、IASCの活動によるもののみではないということであり、IASCの活動に先だって、EC(現EU)域内において、すでに「調和化」がすすめられてきたということである。 このような動向の認識のもとに、今年度の研究は、ECという地域レベルでの「調和化」を経たこんにち、新たな段階としてのIASCを中心とする全世界レベルの「調和化」にドイツはどのように対応するのか、その対応の特徴を明確にすることを目的としていた。 本研究の目的を達成するためには、まず、IASCによる「調和化」に対するドイツの側の議論の状況を明確に把握することが重要になる。そこで、とくにドイツ経営経済学説(会計学説)としての対応の特徴の一端を、「会計の調和化-ドイツの会計規定にまだチャンスはあるか-」と題するミュンスター大学ベトゲ(J.Baetge)教授の所説を中心に検討した。そこでは、IASCの問題提起に対して、ドイツ商法会計上の年度決算書目的論に関連づけた論述が展開されているということが明確になった。すなわち、ドイツの会計規定を国際的に承認された規定として認めさせようとするスタンスをとることによって、ドイツ会計の特徴を保持する形での国際的調和のあり方の指針を提供する学説がドイツにおいてみられることが明らかになったのである。この成果を、「国際会計基準(IAS)を背景としたドイツ会計学説に関する一考察」『西南学院大学商学論集』第42巻第1・2合併号,1995年12月,267〜286ページとして公表した。, 独立行政法人日本学術振興会, 科学研究費補助金, 1995年 -1996年, 研究代表者, 奨励研究(A), 西南学院大学