髙木 繁光
タカギ シゲミツ
グローバル地域文化学部グローバル地域文化学科
教授
Last Updated :2025/04/28

研究者情報

研究キーワード

  • 思想
  • 映画

研究分野

  • 人文・社会 / 文学一般
  • 人文・社会 / ヨーロッパ文学

経歴

  • 同志社大学, グローバル地域文化学部, 教授, 2013年04月 - 現在
  • 同志社大学 言語文化教育研究センター 教授, Institute for Language and Culture, 2007年 -
  • 同志社大学 言語文化教育研究センター 助教授, Institute for Language and Culture, 2000年 -
  • 同志社大学 言語文化教育研究センター 専任講師, Institute for Language and Culture, 1996年 - 1999年

学歴

  • 東京大学, 総合文化研究科, 比較文学比較文化専攻, - 1995年

学位

  • 学術修士, 東京大学
  • 文学修士, 上智大学

所属学協会

  • 日本独文学会

受賞

  • 日本ゲーテ協会ゲーテ賞
    2007年, 日本
  • ドイツ文学振興会奨励賞
    1993年, 日本

MISC

  • 時の擁護者 ジャ・ジャンクーの『世界』と小津安二郎
    高木繁光
    RONDO 論堂II (同志社大学グローバル・スタディーズ研究科), 46 - 47, 2018年12月
  • 川に恋した者( ヴィルヘルム・ミュラーの『美しき水車小屋の娘』について)
    高木繁光
    コーラスめっせ2015(パンフレット), p.10 , 2015年
  • 植物学的世界文学試論 ―林達夫と花田清輝を例として―
    高木 繁光
    比較文学研究(東大比較文学会), すずさわ書店, 97(97) 6 - 32, 2012年10月
  • 絵葉書としての詩 ツェラーンとデリダをめぐる覚書
    高木繁光
    ツェラーン研究(日本ツェラーン協会), 日本ツェラーン協会, (第14号 終刊号) 53 - 59, 2012年
  • ファスビンダーとナボコフ ――<似ていない>分身を求めて――
    高木繁光
    言語文化(同志社大学言語文化学会), 同志社大学, 14(1) 43 - 68, 2011年
  • マキノ雅弘 ――「ノリ」の映画術――
    高木繁光
    『文学・映像における「分身」テーマの総合的研究』(科学研究費補助金・基盤研究(B)研究成果報告書), 84 - 99, 2009年
  • 書評『エルンスト・シュタードラーの抒情詩――ドイツ表現主義抒情詩の先駆け』(三浦安子著)
    高木繁光
    比較文学研究(東大比較文学会), すずさわ書店, (第88号) 133 - 136, 2006年
  • ニーチェと映画的思考
    高木繁光
    言語文化(同志社大学言語文化学会), 同志社大学, 第9巻(第2号) 189 - 212, 2006年
  • 差異化される映画 ――ブレヒト演劇と映画――
    高木繁光
    言語文化(同志社大学言語文化学会), 同志社大学, 第9巻(第1号) 71 - 95, 2006年
  • バロック的アレゴリー劇としての映画
    高木繁光
    平成15年度~平成17年度科学研究費補助金(基盤研究(B))研究成果報告書 両大戦間のドイツにおけるゲルマンとスラブの文化接触とその歴史的意義 研究代表者 松本賢一, 21 - 38, 2006年
  • Der Automat. Die Macht der Zweideutigkeit
    高木繁光
    ドイツ文学(日本独文学会), 日本独文学会, 第128巻(6) 52 - 69, 2005年
  • ベルリンと映画 ――二つの「零年」をめぐって――
    高木繁光
    言語文化(同志社大学言語文化学会), 同志社大学, 第8巻(第2号) 355 - 379, 2005年
  • 無のフレーム
    高木繁光
    言語文化(同志社大学言語文化学会), 第8巻(第1号) 169 - 192, 2005年
  • Der Automat. Die Macht der Zweideutigkeit
    第128巻 52 - 69, 2005年
  • The Film and Berlin in the Year Zero
    第8巻(第2号) 355 - 379, 2005年
  • 無のフレーム (阪口直樹先生追悼号)
    高木 繁光
    言語文化, 同志社大学, 第8巻(第1号) 169 - 192, 2005年
  • 唯物論的サイケデリックの系譜
    高木繁光
    言語文化(同志社大学言語文化学会), 第7巻(第2号) 225 - 240, 2004年
  • ノイズ/音楽/映像 ――「盲人シネマ」の世紀のために
    高木繁光
    言語文化(同志社大学言語文化学会), 同志社大学, 第4巻(第1号) 21 - 37, 2001年
  • ヌーヴエル・ヴァーグにおけるドキュメンタリズム
    高木繁光
    言語文化(同志社大学言語文化学会), 第2巻(第2号) 215 - 231, 1999年
  • 反復としての寓意劇 ――アッバス・キアロスタミ論
    高木繁光
    言語文化(同志社大学言語文化学会), 同志社大学, 第1巻(第1号) 105 - 119, 1998年
  • Gottfried Benn : Anti-Synthetiker?
    高木繁光
    同志社外国文学研究, (第七十五号) 99 - 114, 1997年
  • Gottfried Benn : Anti-Synthetiker?
    (第七十五号) 99 - 114, 1997年
  • ボーボラナンキンの歌 中原中也論
    高木繁光
    批評空間(太田出版), 太田出版, (第Ⅱ期第9号) 187 - 203, 1996年

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 映画における土地の記憶
    高木 繁光
    本研究は、現実の断片化と再結合=モンタージュをキー概念として、映画における「土地の記憶」について、フロイト以降の思想状況との関連において探求した。主な分析対象としたジャン=クロード・ルソー、ドミニック・オーヴレイ、ペーター・ネストラー、ルドルフ・トーメ、クラウス・ウィボニー、ライナー・コメルスは、今なお映画の最前線で活躍しており、本研究によって彼らと出会い、その技法、映画的思考についてインタヴューを行えた価値は非常に大きい。特にドイツ出身の4人の作家は、未だ日本にはほとんど紹介されておらず、本研究がその先駆けとなった意義は大きい。戦後ドイツの映画史の読み直しが進むことが期待される。, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 2014年04月 -2017年03月, 基盤研究(C), 同志社大学
  • 音楽・演劇・映画の世界における「ロシア」イメージの形成に寄与した亡命者の研究
    MELNIKOVA Irina; 諫早 勇一; 高木 繁光; 楯岡 求美
    本では、1920. 50年代の日本、フランス、ドイツ、イギリス、チェコ、アメリカにおけるロシア人亡命者の「ロシア」イメージ形成についての研究を行い、以下の二つの主な傾向を明らかにした。1)芸術関係の職種を選んだ亡命ロシア人たちは、言語を用いない芸術に携わることで名声を得ることが多く、彼らの活動は、世界における「ロシア」を、音楽やバレエ、そして演技の国として位置づけることに貢献した。2) 20世紀初頭のロシアにおけるモダニズムは、オリエンタリズムの流行を生み出し、ディアギレフのバレエ団(バレエ・リュス)によって打ち出された東洋の国としてのロシアのイメージは、ヨーロッパを魅了し、亡命ロシア人の映画や演劇、音楽にも受け継がれた。, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 2008年 -2011年, 基盤研究(B), 同志社大学
  • 文学・映像における「分身」テーマの総合的研究
    高木 繁光; 諫早 勇一; 松本 賢一; メーリニコワ イリーナ; 銭 〓; 大平 陽一; 宮崎 克裕
    本研究は、文学作品ではナボコフの小説『絶望』、ドストエフスキイの小説『おかしな男の夢』、マラルメの『イジチュール』、中国の『紅楼夢』を、映像関係ではアレクセイ・ゲルマンなど50年代のソ連社会を舞台とした近年のロシア映画、エイゼンシュテインの映画理論、30年代から50年代のドイツ映画と親近性をもつ近いマキノ雅弘作品などを主たる分析対象として、各研究者がそれぞれの分野で、「二重世界」、「二重文化性」、「二重の知覚」といった二重性を生きる分身的主体のあり方について考察したものである。ここで分身的主体とは、ジギルとハイドのような<病的>現象としてではなく、あれでもありこれでもあるという複数的存在様態を肯定してゆく創造的エネルギーを備えたものとして捉えられている。あれかこれかという単一的世界像の見直しを促すこのような分身テーマは、複製技術時代における文学と思想と映像の相互関係を理解する上できわめて有効な手掛かりとなりうるものである。, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 2006年 -2008年, 基盤研究(B), 同志社大学
  • 両大戦間のドイツにおけるゲルマンとスラブの文化接触とその歴史的意義
    松本 賢一; 諫早 勇一; 山本 雅昭; 高木 繁光
    研究代表者を含め4人の共同研究者は、それぞれ1.ワイマール共和国時代のドストエフスキイ流行について、2.ベルリンにおける亡命ロシア人の活動と文学作品のかかわり、3.ワイマール時代のドイツにおけるユダヤ人問題について、4.映画製作の手法における独露の影響関係について、といったテーマを設定し、概ね次のような知見に達した。 1.ワイマール時代のドストエフスキイ流行は、既にロシア第一次革命の直後に種子が蒔かれており、その仲立ちを務めたのがメレジュコフスキイとメラー-ファン-デン-ブルックであった。後者はドストエフスキイの過激な民族主義とナチズムをつなぐ役目を果たしてもいる。 2.亡命ロシア人、ことにウラジーミル・ナボコフにとってベルリンは、サンクトペテルブルグを髣髴とさせる安住の地であったが、作品執筆に当たり、彼はロシア語版と英語版でベルリンを想起させる描写に相違を持たせ、作品に一層の普遍性を与えようとした。 3.)ワイマール時代とは、ユダヤ人にとって「同化」を目指す変貌の極点であったが、同時に反ユダヤ主義とシオニズムが一層激しさを増した時代でもあった。そのような中に身をおいたユダヤ人が自らのアイデンティティーの基盤としたのが虚構の精神的共同体としてのJudentumであった。 4.ワイマール期から第二次大戦に至る時期のドイツ映画に特徴的なディテールを分析していくとひとつの方向性を見出すことができる。それは、単に時代精神や社会的動向によってのみ説明される方向性ではなく、「バロック的アレゴリー劇」とでも名付け得る流れであり、その影響力は近年の映画製作にも及んでいる。, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 2003年 -2005年, 基盤研究(B), 同志社大学
  • 映像文化論
    競争的資金
  • 日独を中心とした比較詩学
    競争的資金