大分県国東半島宇佐地域における里山植生の維持管理に関する研究
佐野 八重; 有井 健; VAFADARI Kazem
世界農業遺産に認定されたが里山の担い手不足が課題である大分県国東半島において、社会的変化と土地利用の変容を検証した。同地域では2030年に人口の57.9%が65歳以上となり、2035年には農業集落702か所の23.4%で人口の80%が65歳上になると見込まれる。国東市安岐町諸田地区を対象に、1947年~2016年の空中写真から土地利用変化を解析し、土地利用図を作成して変化を分析した結果、農地面積減少と林地増加が見られた。林地増加には、植林など管理された増加分と耕作放棄地が山林化した自然増加的なものが含まれる。農地は1947年以降減少してきたが、2006~2016年は特に減少速度が加速している。, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 2015年04月 -2018年03月, 基盤研究(C), 名古屋経済大学