大愛 崇晴
オオアイ タカハル
文学部美学芸術学科
博士前期課程准教授
Last Updated :2021/09/18

研究者情報

基本項目

  • プロフィール

    古代からルネサンス期まで西洋音楽理論の中核をなしていた数学的音楽観の系譜、とりわけそれが16・17世紀において遂げた変容を歴史的に跡づける研究を行っている。数学の一学科としての音楽理論が、当時の数学や音響物理学、生理学といった諸科学の動向とどのように関わり、そのなかで音楽の感性的な側面がどのように理解されていたのかという問題の解明を通じて、初期近代の学問の全体状況における音楽の位置づけを明らかにすることを目指している。

研究分野

  • 人文・社会/美学、芸術論

学歴

  • 東京大学大学院, 人文社会系研究科, 2009年
  • 東京大学大学院, 人文社会系研究科, 2001年
  • 東京大学, 文学部, 1999年

学位

  • 博士(文学), 東京大学

所属学協会

  • 美学会
  • 日本音楽学会

委員歴

  • 西部会委員, 2016年10月 - 現在, 美学会, 学協会
  • 機関誌編集委員, 2019年04月 -2021年03月, 日本音楽学会, 学協会
  • 西日本支部委員(例会), 2017年04月 -2019年03月, 日本音楽学会, 学協会

受賞

  • 第31回 とやま賞 学術研究(人文・社会)部門
    2014年, JPN

論文

  • 理想としての古代ギリシャ・ローマの音楽-ペーリ、タルティーニ、カルリの古代音楽観-
    大愛崇晴
    『日本チェンバロ協会年報』, (5)26 - 38, 2021年05月, 日本語, 研究論文(学術雑誌)
  • ジュゼッペ・タルティーニ〈タッソのアリア〉の創作理念—『音楽論』第五章における「自然」概念を手がかりに—
    大愛崇晴
    『美学芸術学』(美学芸術学会), (36)1 - 26, 2021年03月, 日本語, 研究論文(学術雑誌)
  • 古楽のLPレコード/CDのジャケット・デザインにみる歴史性の強調と脱歴史化
    大愛崇晴
    『美学芸術学』(美学芸術学会), 第32号1 - 28, 2017年
  • 1960ー70年代の日米におけるイタリア・バロック音楽の受容―集中的聴取の退化とそれへの批判—
    大愛崇晴
    『社会科学』(同志社大学人文科学研究所), 第47巻(3)43 - 64, 2017年
  • トマス・サモンの純正律ヴィオル
    大愛崇晴
    『人文学』(同志社大学人文学会), 第194号1(392) - 29 (364), 2014年11月
  • トマス・ウィリスの「音楽的な耳」と音楽の快の知覚—科学革命期の英国における神経生理学と聴覚的感性—
    大愛崇晴
    『美学』(美学会), 第240号133 - 144, 2012年
  • デカルトの音楽論における協和音の「完全性」と快―音程に対する数学的規定と感覚的判断の相関性をめぐって—
    大愛崇晴
    『美学芸術学研究』(東京大学美学芸術学研究室), 第31号1 - 39, 2012年
  • Pietro Mengoli's Theory of Perception of Musical Intervals: A Mathematical Approach to the Sense of Hearing in the Scientific Revolution
    OAI Takaharu
    Aesthetics (Online Version), The Japanese Society for Aesthetics, (No.15)125 - 137, 2011年
  • ピエトロ・メンゴリの音程知覚論—科学革命期における聴覚への数学的アプローチ—
    大愛崇晴
    『音楽学』(日本音楽学会), 第56巻(1)1 - 13, 2010年
  • 16・17世紀のイタリアにおける数学的音楽理論の展開—協和音とその知覚の問題を中心に—
    大愛崇晴
    博士論文(東京大学), 2009年10月
  • 著作としての『第二の作法(さくほう)』はなぜ書かれなかったか—モンテヴェルディとその同時代における作曲上の規則と独創性—
    大愛崇晴
    『成城文藝』(成城大学文芸学部), 第209号138 (1) - 114 (25), 2009年
  • ケプラーにおける協和音の問題
    大愛崇晴
    『美学』(美学会), 第228号55 - 68, 2007年
  • ヴィンチェンツォ・ガリレーイのザルリーノ批判—ピュタゴラス主義の変容—
    大愛崇晴
    『音楽学』(日本音楽学会), 第50巻(1)1 - 12, 2004年
  • ザルリーノの音楽論における幾何学の位置
    大愛崇晴
    『美学芸術学研究』(東京大学美学芸術学研究室), 第22号141 - 161, 2003年
  • ジョゼッフォ・ザルリーノにおける数学的音楽観と情念の言語としての音楽—バロック音楽草創期における音楽思想の一側面—
    大愛崇晴
    『美学』(美学会), 第209号57 - 70, 2002年
  • The Concept of Music in Zarlino's Istitutioni Harmoniche
    OAI Takaharu
    The Great Book of Aesthetics (The 15th International Congress of Aesthetics Japan 2001 Proceedings, CD-R), 2001年

MISC

  • [事典項目]音楽理論(ルネサンスから近代へ)—科学と芸術はいかに袂を分かったのか
    大愛崇晴
    『美学の事典』,美学会編,丸善出版, 370 - 371, 2020年12月, 日本語, 記事・総説・解説・論説等(その他)
  • [書評]グイド・ダレッツォ著/中世ルネサンス研究会訳『ミクロログス(音楽小論)』(春秋社、2018)
    大愛 崇晴
    『日本チェンバロ協会年報』, (3)125 - 128, 2019年05月, 日本語, 書評論文,書評,文献紹介等
  • [解説]「ロッシの『システマ・ムジコ』(1666年)」
    大愛崇晴
    『国立音楽大学附属図書館所蔵 貴重書解題目録』(国立音楽大学), 12 - 13, 2007年
  • [事典項目]音楽と言語
    永井正勝, 大愛崇晴
    『音の百科事典』,丸善株式会社, 164 - 167, 2006年, 日本語, 記事・総説・解説・論説等(その他)
  • [書評]「ヨハンネス・デ・グロケイオ著(皆川達夫・金澤正剛・高野紀子監修、中世ルネサンス音楽史研究会訳)『音楽論』全訳と手引き」
    大愛崇晴
    『音楽学』(日本音楽学会), 第49巻(1)60 - 62, 2003年

書籍等出版物

  • 原典イタリア・ルネサンス芸術論【下巻】
    大愛崇晴
    名古屋大学出版会, 2021年06月, 共訳, ジョゼッフォ・ザルリーノ『ハルモニア教程』(抄)pp.917-944
  • 16・17世紀の数学的音楽理論:音楽の数量化と感性的判断をめぐって
    大愛崇晴
    晃洋書房, 2021年03月, 単著, 日本語, 学術書
  • ハーモニー探究の歴史
    大愛 崇晴
    音楽之友社, 2019年01月, 共著, 第1章 数と協和音
  • カルチャー・ミックスⅡ :「文化交換」の美学応用編
    大愛崇晴
    晃洋書房, 2018年03月, 共著, 第Ⅱ部第二章「一九六〇ー七〇年代の日米におけるイタリア・バロック音楽の受容ー集中的聴取の退化とそれへの批判ー

講演・口頭発表等

  • ジュゼッペ・タルティーニ〈タッソのアリア〉の創作理念—『音楽論』第五章における「自然」概念を手がかりに―
    大愛崇晴
    美学芸術学会第23回大会, 2020年10月24日, 日本語, 口頭発表(一般)
  • 「1960‐70年代の日本におけるヴィヴァルディ《四季》の受容 ―聴き手の主体性の喪失とその回復のゆくえ―」
    美学会西部会第314回研究発表会, 2017年07月, 日本語, 口頭発表(一般)
  • 「古楽レコード/CDのジャケット・デザインにみる歴史性の強調と脱歴史化」
    美学芸術学会第19回大会, 2016年
  • 「トマス・サモンの純正律ヴィオル」
    第43回ルネサンス研究会, 2014年
  • 「トマス・ウィリスの「音楽的な耳」と音楽の快の知覚—科学革命期の英国における神経生理学と聴覚的感性—」
    美学会第62回全国大会, 2011年
  • 「魂の計算による感覚的認識—ピエトロ・メンゴリの音程知覚論—」
    美学会第59回全国大会, 2008年
  • 「ヨハネス・ケプラーにおける協和音の問題」
    美学会東部会平成16年度第5回例会, 2005年
  • 「ハルモニアと言葉—ツァルリーノにおける数学的音楽観と言語的音楽観の問題—」
    日本音楽学会関東支部第290回定例研究会, 2001年
  • "The Concept of Music in Zarlino's Istitutioni Harmoniche"
    The 15th International Congress of Aesthetics Japan, 2001年
  • 「〈ハルモニア〉による語りの模倣—ジョゼッフォ・ザルリーノの「言語的音楽観」をめぐって—」
    美学会第52回全国大会, 2001年

競争的資金等の研究課題

  • ジュゼッペ・タルティーニの理論的著作における音楽の数学的基礎づけとその思想的背景
    日本学術振興会, 科学研究費助成事業 基盤研究(C), 2019年04月 -2022年03月, 大愛 崇晴
  • ロンドン王立協会の初期活動における音楽理論の研究
    日本学術振興会, 科学研究費助成事業 研究活動スタート支援, 2010年 -2011年, 大愛 崇晴
  • 17世紀後半のイタリアにおける協和音とその受容の理論の研究
    特別研究員奨励費, 2007年 -2009年