角田 伸人
カクダ ノブト
生命医科学部医生命システム学科
助教
Last Updated :2021/10/23

研究者情報

研究キーワード

  • アミロイドβタンパク
  • γ-セクレターゼ
  • アルツハイマー病

研究分野

  • ライフサイエンス/病態神経科学

経歴

  • 同志社大学 生命医科学部 医生命システム学科 助教, 2015年04月 - 現在
  • KU Leuven Postdoctral fellow, 2013年09月 - 2015年03月
  • 同志社大学 研究開発推進機構 特定任用研究員(学術研究員), 2011年04月 - 2013年08月
  • 株式会社 免疫生物研究所, 2005年04月 - 2011年03月

学歴

  • 東京大学, 医学系研究科, 2005年
  • 東京大学, 2005年
  • 東京工業大学, 生命理工学研究科, 2001年
  • 東京工業大学, 2001年
  • 東京工業大学, 生命理工学部, 1999年
  • 東京工業大学, 1999年
  • 長岡工業高等専門学校
  • 長岡工業高等専門学校

学位

  • 博士(医学), 東京大学

所属学協会

  • 日本認知症学会

論文

  • Visualization of Amyloid beta Deposits in Human Brain with Matrix-assisted Laser Desorption/Ionization Imaging Mass Spectrometry
    Ikegawa M, Nirasawa T, Kakuda N, Miyasaka T, Kuzuhara Y, Murayama S, Ihara Y
    JoVE, 2018年09月
  • Distinct deposition of amyloid-β species in brains with Alzheimer's disease pathology visualized with MALDI imaging mass spectrometry.
    Kakuda N, Miyasaka T, Iwasaki N, Nirasawa T, Wada-Kakuda S, Takahashi-Fujigasaki J, Murayama S, Ihara Y, Ikegawa M
    Acta neuropathologica communications, 5(1)73 , 2017年10月, 英語, 研究論文(学術雑誌)
  • Suspected limited efficacy of γ-secretase modulators.
    Kakuda N, Akazawa K, Hatsuta H, Murayama S, Ihara Y, Japanese Alzheimer's, Disease Neuroimaging Initiative
    Neurobiology of aging, 34(4)1101 - 1104, 2013年04月, 英語, 研究論文(学術雑誌)
  • Substrate ectodomain is critical for substrate preference and inhibition of γ-secretase.
    Funamoto S, Sasaki T, Ishihara S, Nobuhara M, Nakano M, Watanabe-Takahashi M, Saito T, Kakuda N, Miyasaka T, Nishikawa K, Saido TC, Ihara Y
    Nature communications, 42529 , 2013年, 英語, 研究論文(学術雑誌)
  • Altered γ-secretase activity in mild cognitive impairment and Alzheimer's disease.
    Kakuda N, Shoji M, Arai H, Furukawa K, Ikeuchi T, Akazawa K, Takami M, Hatsuta H, Murayama S, Hashimoto Y, Miyajima M, Arai H, Nagashima Y, Yamaguchi H, Kuwano R, Nagaike K, Ihara Y, Japanese Alzheimer's, Disease Neuroimaging Initiative
    EMBO molecular medicine, 4(4)344 - 352, 2012年04月, 英語, 研究論文(学術雑誌)
  • Tannic acid is a natural β-secretase inhibitor that prevents cognitive impairment and mitigates Alzheimer-like pathology in transgenic mice.
    Mori T, Rezai-Zadeh K, Koyama N, Arendash GW, Yamaguchi H, Kakuda N, Horikoshi-Sakuraba Y, Tan J, Town T
    The Journal of biological chemistry, 287(9)6912 - 6927, 2012年02月, 英語, 研究論文(学術雑誌)
  • [Amyloid beta protein of CSF].
    Kakuda N, Ihara Y
    Nihon rinsho. Japanese journal of clinical medicine, 69 Suppl 8542 - 545, 2011年10月

MISC

  • 腎アミロイドーシスのホルマリン固定試料を対象としたイメージング質量分析法と液体クロマトグラフィータンデム型質量分析法を統合したプロテオミクス・ワークフローの確立
    武笠結天, 葛原由貴, 寺田恵, 韮澤崇, RABANT Marion, DUONG VAN, HUYEN Jean‐Paul, BRUNEVAL Patrick, 植田初江, 角田伸人, 池川雅哉
    JSBMS Letters, 44(3)51 , 2019年11月25日, 日本語
  • イメージング質量分析法を用いた拡張型心筋症ハムスターモデルのin depth組織プロテオーム解析
    新谷祈, 辻崇, 石田瑞希, 韮澤崇, 角田伸人, 植田初江, 升本英利, 湊谷謙司, 池川雅哉
    JSBMS Letters, 44(3)50‐51 , 2019年11月25日, 日本語
  • イメージング質量分析法を用いた薬理量リチウム(Li)の脳内分布の解析
    安井悠生, 山本康太, 亀山大樹, 角田伸人, 平田岳史, 池川雅哉
    JSBMS Letters, 44(Supplement)132 , 2019年08月25日, 日本語
  • MALDIイメージング質量分析法とショットガンプロテオミクス法を用いたパラフィン包埋腎生検組織の高深度プロテオーム解析
    武笠結天, 梶田遼, 韮澤崇, RABANT Marion, DUONG VAN, HUYEN Jean‐Paul, BRUNEVAL Patrick, 植田初江, 角田伸人, 池川雅哉
    JSBMS Letters, 44(Supplement)125 , 2019年08月25日, 日本語
  • 全身イメージング質量分析法を用いたマウス母乳成分の消化・吸収・代謝プロセスの可視化
    小関将人, 辻雄大, 山本卓志, 山口真一, 藤分秀司, 中邨智之, 角田伸人, 谷史人, 池川雅哉
    JSBMS Letters, 44(Supplement)130 , 2019年08月25日, 日本語
  • MALDI‐イメージング質量分析法を用いた多発性硬化症のプロテオミクスレベルのバイオマーカーと治療標的の特定
    田中那美, 山下浩輝, 韮澤崇, 梶田遼, 田口勝敏, 田中雅樹, 近藤誉之, 辻雄大, 角田伸人, 池川雅哉
    質量分析総合討論会講演要旨集, 67th149 , 2019年04月26日, 日本語
  • MALDI‐イメージング質量分析法を用いた実験的自己免疫性脳脊髄炎マウス中枢神経系組織プロテオーム解析による多発性硬化症のバイオマーカーと治療標的の特定
    田中那美, 山下浩輝, 韮澤崇, 梶田遼, 田口勝敏, 田中雅樹, 近藤誉之, 辻雄大, 角田伸人, 池川雅哉
    質量分析総合討論会講演要旨集, 67th133 , 2019年04月26日, 日本語
  • MALDI‐イメージング質量分析法とショットガンプロテオミクスを用いた拡張型心筋症モデルJ2N‐kハムスターの病態解析
    新谷祈, 辻崇, 石田瑞希, 韮澤崇, 角田伸人, 植田初江, 升本英利, 湊谷謙司, 池川雅哉
    質量分析総合討論会講演要旨集, 67th204 , 2019年04月26日, 日本語
  • W突然変異マウスのWhisker毛包における組織プロテオーム解析
    小杉茉由佳, 木下和生, 韮澤崇, 梶田遼, 角田伸人, 池川雅哉
    質量分析総合討論会講演要旨集, 67th62 , 2019年04月26日, 日本語
  • イメージングマススペクトロメトリーを用いたアルツハイマー病脳病理研究 (第64回学術集会) -- (シンポジウム マススペクトロメトリーの検査応用 : 現状と今後の課題)
    池川 雅哉, 角田 伸人, 宮坂 知宏, 韮澤 崇, 村山 繁雄, 井原 康夫
    臨床病理 = The official journal of Japanese Society of Laboratory Medicine : 日本臨床検査医学会誌, 日本臨床検査医学会 ; 1953-, 66(9)1004 - 1009, 2018年09月, 日本語
  • 薬剤性嗅覚障害モデルマウスにおけるメタボローム解析を用いた生体内代謝変動について
    友野卓哉, 亀山大樹, 山本卓志, 藤分秀司, 角田伸人, 中邨智之, 池川雅哉
    JSBMS Letters, 43(Supplement)85 , 2018年08月25日, 日本語
  • イメージングマススペクトロメトリー法を用いたホルマリン固定パラフィン包埋バイオプシー試料から腎アミロイドーシスの鑑別診断
    武笠結天, 葛原由貴, 寺田恵, 韮澤崇, RABANT Marion, VAN HUYEN Jean‐Paul Duong, BRUNEVAL Patrick, 植田初江, 角田伸人, 池川雅哉
    JSBMS Letters, 43(Supplement)131 , 2018年08月25日, 日本語
  • イメージング質量分析法を用いたアミロイドーシスの高深度プロテオミクス
    池川雅哉, 角田伸人, 韮澤崇, 植田初江
    JSBMS Letters, 43(Supplement)39 , 2018年08月25日, 日本語
  • レーザーアブレーションICP‐MSを用いた薬理量リチウムの脳内分布の可視化
    安井悠生, 亀山大樹, 塚本傭平, 黒木康夫, 本多和人, 角田伸人, 池川雅哉
    JSBMS Letters, 43(Supplement)116 , 2018年08月25日, 日本語
  • イメージング質量分析法を用いた実験的自己免疫性脳脊髄炎マウスモデルの脳・脊髄解析から多発性硬化症のバイオマーカーと治療標的の発見
    田中那美, 山下浩輝, 韮澤崇, 田口勝敏, 田中雅樹, 近藤誉之, 辻雄大, 角田伸人, 池川雅哉
    JSBMS Letters, 43(Supplement)133 , 2018年08月25日, 日本語
  • 糖尿病性腎症モデルラット腎臓のMALDIイメージング質量分析法を用いたIn Situプロテオーム解析法の確立
    葛原由貴, 武笠結天, 韮澤崇, 植田初江, 角田伸人, 池川雅哉, 池川雅哉
    JSBMS Letters, 43(Supplement)134 , 2018年08月25日, 日本語
  • イメージング質量分析法を用いたアルツハイマー病脳病理研究
    池川雅哉, 角田伸人, 宮坂知宏, 韮澤崇, 藤ヶ崎純子, 村山繁雄, 井原康夫
    臨床病理, 65073 , 2017年10月20日, 日本語
  • イメージング質量分析法を用いた実験的自己免疫性脳脊髄炎(EAE)マウス脳・脊髄の組織病理学的プロテオーム・プロファイリング
    山下浩輝, 韮澤崇, 工藤寿治, 田口勝敏, 田中雅樹, 近藤誉之, 角田伸人, 池川雅哉
    質量分析総合討論会講演要旨集, 65th131 , 2017年05月01日, 日本語
  • 心血管疾患病理解析のためのイメージング質量分析法
    韮澤崇, 難波寛子, 寺田恵, 工藤寿治, 宮坂知宏, 角田伸人, BRUNEVAL P, 植田初江, 池川雅哉
    質量分析総合討論会講演要旨集, 65th222 , 2017年05月01日, 日本語
  • イメージング質量分析法を用いた肝臓内ATP可視化におけるheat stabilizationの有用性に関する検討
    井口公太, 辻雄大, 中川祐輝, 杉浦悠毅, 中邨智之, 角田伸人, 池川雅哉, 上本伸二
    質量分析総合討論会講演要旨集, 65th55 , 2017年05月01日, 日本語
  • イメージング質量分析法を用いたアルツハイマー病脳タンパク質の解析
    池川雅哉, 宮坂知宏, 角田伸人, 岩崎了教, 韮澤崇, 藤ヶ崎純子, 村山繁雄, 井原康夫
    Dementia Japan, 30(4)562 , 2016年10月15日, 日本語
  • イメージングマススペクトロメトリー法を用いたアルツハイマー病脳研究
    池川 雅哉, 宮坂 知宏, 角田 伸人, 井原 康夫
    質量分析, 一般社団法人 日本質量分析学会, 64(1)17 - 20, 2016年, 日本語
  • イメージングマススペクトロメトリーを用いたアルツハイマー病脳の解析
    池川雅哉, 宮坂知宏, 角田伸人, 岩崎了教, 韮澤崇, 隅蔵大幸, 村山繁雄, 井原康夫, 井原康夫
    Dementia Japan, 29(3)376 , 2015年09月15日, 日本語
  • アルツハイマー病脳研究のための質量イメージング解析
    池川雅哉, 宮坂知宏, 角田伸人, 岩崎了教, 韮澤崇, 隅蔵大幸, 村山繁雄, 井原康夫
    JSBMS Letters, 40(Supplement)40 , 2015年08月20日, 日本語
  • げっ歯類精巣におけるヌクレオチドのイメージング質量分析
    中西勝之, 辻雄大, 中川祐輝, 井口公太, 角田伸人, 中邨智之, 松井喜之, 市岡健太郎, 小川修, 池川雅哉
    JSBMS Letters, 40(Supplement)107 , 2015年08月20日, 日本語
  • イメージング質量分析を用いたアルツハイマー病脳の解析
    池川雅哉, 宮坂知宏, 角田伸人, 岩崎了教, 韮澤崇, 隅蔵大幸, 村山繁雄, 井原康夫
    質量分析総合討論会講演要旨集, 63rd99 , 2015年06月08日, 日本語
  • MCIおよびAD脳ではγ-secretase活性は変化している?!
    角田 伸人, 東海林 幹夫, 荒井 啓行, 古川 勝敏, 桑野 良三, 池内 健, 赤澤 宏平, 山口 晴保, 村山 繁雄, 長島 優, 長池 一博, 井原 康夫
    Dementia Japan, (一社)日本認知症学会, 24(3)309 - 309, 2010年09月, 日本語

研究シーズ

  • アルツハイマー病の発症に至る脳内変化の解明
    キーワード:バイオマーカー、血液バイオマーカー、早期診断、アミロイドタンパク質、γ-secrtase、アルツハイマー病
    研究テーマの分野:ライフサイエンス, 医療・創薬
    概要:生物の頭部は、硬い頭蓋骨で覆われおり、その内部に存在する『脳』を知ることは科学の壮大なテーマである。ヒトの正常な『脳』機能について、まだ未解明な点も多くあるなか、その機能の破綻は疾患となることも明らかになってきた。そのひとつがアルツハイマー病である。初めての症例報告から1世紀以上経過しているが、アルツハイマー病か否かは、死後の剖検で確定診断されてきた。しかし近年は、存命中に脳内を画像化できる核磁気共鳴画像法(MRI)もあり、脳内の変化の様子を知ることができるようになった。しかし、コストや労力などの問題もあり、大規模な検体を簡便に測定し、脳内変化を知ることが求められている。それが本研究キーワードとする「早期診断血液バイオマーカー」である。

     アルツハイマー病脳のひとつの特徴は、発症の20年前から脳内にアミロイドタンパク質(Aβ)が蓄積し始める。このAβに関して、我々の研究では以下の点をこれまでに明らかにしてきた。
    ・神経細胞からAβを切り出すハサミの機能をもつ酵γ-secretaseの活性がAβ蓄積と同時期から変化していた。
    ・酵素活性変化の結果、脳周囲の脳脊髄液へ切り出されて分泌されるAβの種類の割合が変化していた。
    ・脳脊髄液へ分泌されず脳内にAβが蓄積する部位とその長さに規則性がある。

     脳脊髄液へ分泌されたAβは、排出の為に血液へ出てくる。そのため、健康診断などの採血で得られた血液検体でこの変化を捉えることができれば、毎年の脳内変化を経過観察できると考えており、現在その測定系を開発している。この測定より、対象者は早期からの対症療法など適切な治療を行うことで、発症の抑制もしくは遅延が期待される。また、γ-secretaseの活性変化の原因を明らかにできれば、アルツハイマー病の発症機序解明、さらに治療薬開発につながる。
    使用用途、応用例等:
    ・アルツハイマー病のバイオマーカーの開発
    ・アルツハイマー病の早期診断法の開発
    ・アルツハイマー病の治療薬開発
    特許情報:特開2018-87760